インスタグラムのビジネス活用についていろいろ書いてきましたが、この記事でシリーズ終了となります。
インスタ・ビジネス活用記事一覧
ネットにごろごろ転がっている抽象的な内容ではなく、できるだけ具体的な内容になるように努めてきました。
今回の記事は、インスタが流行っているけどインスタだけやってても商売は成功しないよ、という内容です。
インスタは重要な要素の1つに過ぎない
インスタグラムは特に若い女性のユーザーが多く、それらをターゲットにする商売をしている人は必須のSNSになります。
インスタグラムのプロフィールを綺麗にして、毎日投稿して、ターゲットになりそうなユーザーにイイネやフォローでアプローチする。これらは当たり前に必要なマーケティング施策になりますが、これだけやっていてもうまくはいきません。
総合的なマーケティング戦略が必須
インスタグラムをホームページ替わりや、集客ツールの1つとして利用するのは良いですが、それだけで事足りることはありません。
自分のお店や商品をSNSとどう組み合わせれば相乗効果が起こるか、総合的に見てマーケティング戦略を考える必要があります。
お店や商品の属性によっては、インスタグラムよりもTwitterやYoutubeの方が相性がいいかもしれません。SNSの選定に関しては、ターゲット層や商品の属性によって適切に判断しないといけません。
戦略としてインスタグラムの映えに特化するなら、お店の外観や商品のデザインも見直す必要があるかもしれません。
場合によっては、アナタ自身の見た目やキャラも作っていく必要があるかもしれません。
このように、ただインスタグラムを活用するのではなく、ビジネスに関するすべてのことを総合的に見て戦略を考えていきましょう。
アナログ施策との組み合わせ
例えば割引キャンペーンを実施する際に、インスタで告知するのは当たり前ですが、来店してくれた人に「インスタグラムにUPしてくれたら+5%OFF」をするとか。チラシを作ってビラ配りやポスティングと組み合わせた方が伸びる可能性もあります。
新規を獲得するために、リピーターに口コミアンケートを書いてもらい、それをインスタの固定ストーリーズにUPしていくなど。インスタグラムとアナログの施策を組み合わせれば、さまざまなアイディアが出てきます。
このようにリピーターに協力してもらい生の声を発信していくことや、オーナーやスタッフとの2ショット写真をインスタグラムにUPして安心感を演出するなど、アナログ施策との組み合わせで何倍もの効果を発揮します。
Twitterも活用しよう
インスタグラムとTwitterは性質が異なりますし、利用しているユーザーの傾向も異なります。
Twitterは文字がメインのSNSで、140文字以内で言いたいことを表現しないといけません。写真も載せられますが、タイムラインが流れてしまうため、インスタグラムのように写真を綺麗に見てもらうということが少し難しくなります。
一方で、Twitterの方が圧倒的に拡散しやすいため、一発バズらせて話題になりたいという人はTwitterに是非取り組んでみてください。販売している商品やサービスが特徴的で、拡散が狙えるビジネスの場合はTwitterも使うべきです。キャンペーンを打って拡散させたい、という場合もインスタグラムよりもTwitterの方が有利です。
LINEも活用しよう
SNSの中でLINEがユーザー数が1位なのは周知の事実です。
LINEは他のSNSと違い、実際に会ったことがある人とのつながりが強い特徴を持っています。そのため、インスタグラム、Twitterとはまた違う戦略をもって活用する必要があります。
LINEはプッシュ型の集客ツールとして使うことが一般的です。予算があれば広告やキャンペーンを走らせても良いですが、基本的には1度来店したことがある人にお店のLINE公式アカウントとお友達登録してもらい、定期的にお得な情報を配信します。
インスタグラムもTwitterも同じことができますが、LINEはほとんどの人がプッシュ通知をオンにしていますし、来たメッセージを開かない人は少ないです。インスタグラムやTwitterはフォローしている人が多いと、お得な情報を流しても見てもらえないことが多いです。LINEは高確率でこちらが配信する情報を見てもらえるため、リピーター向けに再来店を促すお得情報の発信に向いています。
まとめ
長々と書いてきましたが、SNSを使ったマーケティング戦略を完璧にやりこなすのは簡単ではありません。
自分のビジネスにあったSNSを選び、それに集中してまずはやってみる。いろいろ試してみて、うまくいかなかったら都度修正する。シンプルにこの繰り返しで、少しずつ良くなって効果も出だします。
予算に余裕があればマーケティングコンサルをしてくれる企業に戦略設計をお願いしても良いでしょう。企業に依頼する場合は、最低でも数十万円はかかります。