フリーランスSEの年収の実態と将来性は?安定的に受注する方法を徹底解説!

フリーランスSEの年収を直接本人に尋ねた経験はないでしょうか。正社員をはるかに上回っている事を知り、うらやましく思ったことでしょう。しかし同時に「生活の不安定さと引き換え」と感じたかもしれません。

身近な人で知っても、一般的なフリーランスSEの実態とは限りません。ここではフリーランスに二の足を踏んでいる方を対象に、実際のデータを元に年収の実態をお伝えします。また併せて将来に渡り安定的に収入を得るためのコツを紹介します。社員の身分では不可能な方法で実現できるのです。

また、在宅で作業できれば作業効率も年収も上がることでしょう。在宅案件の割合も確認したいところです。実際のデータを元に現実的な割合を調べました。

フリーランスSEの月額単価と年収の実態

独立後のSEの月額単価は、経験・スキルと相手企業との同意によって決まりますが、おおよその相場もあります。実際の契約金額は、ほとんどが相場の±20%程に収まっています。

年収は相場の12倍と考えて差し支えありません。相場よりも少ない月額単価の場合は増える可能性が高く、また案件が途切れる可能性がないからです。

月額単価が相場より低い額で提示されている案件でも、受け取る金額は相場に近づきます。契約した月額単価に加えて、残業代のようなものが加算されます。契約時に想定していた時間を超過して働いた場合、上乗せされるのです。

進捗が思わしくないプロジェクトに参加すると、想定していた金額を大幅に超えた額を受け取ることになります。このようなケースを想定し、低い単価を提示しているのです。

では、受け取れる金額はどの位なのでしょうか。経験年数が上がる程、月額単価は上昇しますので、実務経験3年と5年に分けて相場をみます。業務系Javaを新規に請け負ったと想定すると、月額単価の相場は以下のようになります。データ元はレバテックです。

実務経験3年の相場

月額単価は65万円です。案件を請け負うと、通常1年間は同じ月額単価で受け取れますので、年収は780万円になります。実務経験が3年の場合、詳細設計以降の製造工程が中心になるでしょう。下流工程がメインであっても、フリーランサーならば800万円近くを受け取れるのです。

実務経験5年の相場

月額単価は73万円、年収は876万円になります。経験3年と比較すると、僅か2年にも関わらず月8万円も上がるのです。また実務経験5年以上にもなると、契約金額は相場を大きく超える可能性がでてきます。

顧客とのやり取りを無難に行えるうえに、案件を成功する上で必要な技術を身に着け他者に指導もできます。そしてフリーランサーであっても、責任あるポジションを任せられる事が多くなります。代わりの者を見つけることは困難です。そのため発注主は出て行かれる事を恐れ、契約更新時に言い値を受け入れるのです。

正社員と年収を比較

2019年の正社員のSEの平均年収は、569万円(出典 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2020年)です。全SEの平均ですので、様々な勤続年数の年収が含まれています。

これに対して、実務経験3年のフリーランサーは780万円、5年では876万円にも上がります。正社員と比較すると、フリーランサーの年収の方が圧倒的に多いのです。

フリーランスSEの在宅案件の割合は?

リモートワークを取り入れている案件が増えています。社内情報の流出の恐れと顧客と接触を要する機会が多いことから、これまでリモート作業の実現は難しいとされていました。

しかし、現在は変わっています。在宅可能なフリーランス向けSE案件は、現在どれ位の割合なのでしょうか。レバテックのフリーランス向け案件から調べました。

SE案件の25%は、一部リモートワークが可能

SE案件の約25%が一部リモート可となっています。

ご存じの通りインターネット回線さえ確保できれば、どこでも作業が可能なツールが揃っています。各種オンライン会議ツールがあり、ファイル管理についてはGitが使えます。

ツールに慣れていない外部関係者には、ファイル共有サービスやファイル転送サービスも利用可能です。そして、情報漏洩を恐れるのならば、ファイルのコピーや印刷を防ぐツールもあるのです。

リモートワークを否定する要素は、既に少なくなっています。しかし、一部リモートワークが可能な案件は25%に過ぎません。これは、発注主の意向を反映させているためです。このような理由から発注主の理解が進むにつれ、在宅案件が多くなることが予想されます。

では、現在どのような案件が在宅可能なのでしょうか。

在宅案件ができる案件とは

在宅可能な案件で多いものは、WEB系のフロントエンド中心の開発、スマートフォンアプリの開発、社内システムです。

フロントエンドとスマートフォンアプリの多さは、サーバサイドの環境さえ整えば開発できるのですから、当然多くなります。しかし社内システムの多さについては、予想外ではないでしょうか。

これは案件の一つ一つを見ていくとわかります。社内システムをオンプレミスからクラウド環境に移行を済ませた企業の案件です。クラウド環境ならば、設定次第でどこでも開発が可能です。フロントエンドもサーバサイドを問わず行えます。開発をクラウド上で行え、サービス・アプリをクラウドで提供でき、システムインフラもクラウド上で提供されます。社内システムのほとんどの案件が、既に技術的に在宅作業を可能にしているのです。

クラウド化の障害が取り除くことができれば、社内システム案件の絶対数が多いことから、在宅SEが可能な案件はますます増えるでしょう。

フリーランスSEになるためには

多くの案件で実務経験3年を求めていますので、まずは社員として3年間の実務経験を積む必要があります。3年も勤めると、各人の給与額に大きな差が生じます。

この事から分かる通り、出来る人と出来ない人を見分けるのに丁度いい期間が3年間なのです。そのため、ただ3年間の実績を積むだけではなく、出来る人と伝わる3年間にしなければなりません。

失敗しないために独立前に準備しておくこと

フリーランスになって失敗するケースの多くは、案件獲得が出来ない事と案件獲得後の多忙にあります。どちらも大元の理由は同じで、「スキル不足」「スキルを証明する実績の不足」です。

発注主が求めているのは業務の完遂能力です。第三者からみて、能力があると証明するものがなければ案件が獲得できません。

実績が分かり易いですが、他にも方法があります。出来ると伝え、面談時の質疑応答で証明するのです。上流工程案件で面談するのであれば、プロジェクト管理・開発手法・対人関係等の知見を書籍によって深める事をお勧めします。

下流工程を含むような案件では、ポートフォリオの作成によって視覚的に訴えることで、容易に案件が獲得できるでしょう。特に「特定業界に特化」「ディープラーニングのような技術の習得」等の得意分野を作っておくと、初回の案件獲得の心配はありません。

案件獲得後の多忙は、スキルミスマッチでの受注が原因です。スキルを確認しない発注主、不足を認識せず受注する受け手、双方によって不幸が起こります。社員と違い一人称での行動を求められます。自己解決しなければなりません。そして多忙になるのです。

独立前に準備することは、「スキル磨き」「誰にでも伝わる実績作り」の2つです。

フリーランスSEの限界年齢と将来性

限界年齢はありません。実際50代後半であっても、業務系の案件の上流工程SEとして活躍しています。また、研究開発系の現場に赴くと、50代後半のエンジニアが実装しています。

しかし、募集案件を見ると「若手歓迎」「20~40代が活躍中」というアイコンがあり、50代が請けられる案件がないように感じられるでしょう。現実と異なります。理由は若い時に案件に携わり、フリーランスの身分のまま継続受注できているからです。

新規に案件を獲得するにあたり、年齢が関係するのは事実です。しかし、絶対ではありません。一度受注した案件を数年も継続できれば、人材価値はあがります。手が掛からない人材と見られ、容易に受注できます。それ程、継続受注は価値が高いのです。

また継続受注に至るためには、最新技術の知見はもちろんの事、他の要素も求められます。

「顧客との折衝」「プロジェクトの立て直し」等の運営手腕がある事や、特異な技術のスペシャリストであることです。こうなると代わりの人材を他に見つけるのが難しくなります。

切磋琢磨し実績を残せば、継続受注できるでしょう。

フリーランスSEの将来性

フリーランスとして働き始めた後の将来について、心配があるかもしれません。心配は無用です。

一般的に一度案件を受注すると、同じ会社から別の案件を依頼されます。断ろうとしても、良い実績を残したものを手放すことはありません。条件を変えて提案を受けます。そして継続期間が長くなるほど、互いの理解が深まるため、更に継続しやすくなるでしょう。

例え、同じ会社からの受注が途切れたとしても、問題ありません。何故かというと、過去10年以上も案件が豊富な状態が続いているからです。次々と革新的な技術が登場し、その度に人材が求められています。進歩し続けるテクノロジーを追っている限り、仕事はなくならないのです。

但し、技術をキャッチアップするだけではなく、実績が必要になることも心に留めておかなければなりません。他者に伝わる実績があって、案件獲得に効果があるのです。

技術を追い実績を残すことを守れば、将来は限りなく明るいでしょう。

フリーランスSEが安全かつ継続的に案件を獲得する方法

良好な案件を継続して受注するためには、紹介業者を頼るのがベストです。業者からの紹介以外の方法を取ると、日本ではコストカットの意識が強いため市場価値を下回る案件にあたる可能性が高く、その後も不利な条件の案件が続くからです。

SEが独立した後、知人の縁で企業を紹介されることがありますが避けた方が無難です。知人の顔を立てるため、悪い条件でも受け入れなければなりません。

それまでの実績が、次の案件を受注する要件の1つになります。初期の段階で次に続かない案件を受けてしまうと、暫く同じような案件になってしまうのです。

ポジションも作業内容も金額も発注元も含め、全て次へ影響します。悪い条件は極力避けたいところです。数年先を見据えると、知人からの紹介に安易に乗るのは良くないのです。

市場価値通りの案件を受注するために必要なのは、エージェントの活用です。複数のエージェントに登録すれば、あなたの適正な価値を見出し、適切な案件を紹介してくれるでしょう。

高単価案件を狙うために必要なこと

モダンなアーキテクチャの知見とそれを利用した実績を積み重ねれば、容易に高単価案件を獲得できます。最新技術の知見があるだけで、限られた案件を奪い合うという過当競争から逃れられるためです。

もちろん上流工程も請け負う立場ですので、最新の「プロジェクト管理」「開発手法」の知見も必要になってきます。そんな時間はないと考えるかもしれませんが、時間はあります。

フリーランスは社員と違い、自由な時間を増やせるからです。
1) 上から学ぶべき課題を強制されて、休日をその勉強に費やす事はない
2) 営業・対外折衝といった作業を外部に任せられるため、余暇をスキルアップにあてる時間ができる

2の「外部に任せる」とは、エージェントの事です。
高単価案件を狙う以上スキルアップは欠かせず、そのためにもエージェントが必要になるのです。

フリーランスSEにとってエージェント活用が必要な4つの理由

フリーランスにとって、エージェント活用は必須になっています。企業がエージェントに支払うのは、あなたが受け取る月額単価の5~15%増しの金額です。その分企業の負担が増え単価の面で不利になりますが、それでも活用をお勧めします。少なくとも初回の案件受注だけでも、活用したいところです。その理由をお伝えします。

希望通りの案件が豊富

エージェントに登録して案件を紹介してもらうと、その多さに驚かされるでしょう。抱えている案件はネット上に公開されている案件だけではなく、未登録の案件もあるからです。総数が多くなるため、その分希望が通る可能性が増すのです。

エージェントはあなたの適正な単価を知っている

エージェントは多数の企業から案件を受け取っています。市場を熟知しているからこそ、良くも悪くもあなたの適正単価が分かります。

そして相場より大幅に低い単価で請け負うことは起こりません。低い単価で契約すると、エージェント会社の担当者のマージンも下がるからです。しかし、希望にかなう案件が少ない事もあるでしょう。そうした時は勉学に努め、高単価市場を目指せます。

正社員では適正価格をはかる機会はなく、エージェント登録し相談して初めて市場価値が分かるのです。

エージェントが面倒な単価交渉と契約を代行

企業と単価交渉をして契約代行までしてくれるため、気苦労がなくなるでしょう。

初めての単価交渉は、想像以上の苦労を伴います。相場以上の単価で契約を結ぶと、作業量が膨大に増やされる事があるのです。企業の不満のあらわれでしょう。逆に相場より少なく締結しても、問題があります。初期の月額単価が基準になるため、その後も単価が低いままです。エージェントを間に挟むだけで、適切な単価で交渉し契約してくれるのです。

市場にマッチするスキルを相談できる

新たに案件を求める際に、どのようなスキルが求められているかを知りたい事があります。このような時、企業と直接接触する機会の多いエージェントに相談するのがベストです。

自分自身で企業に営業を掛けると行く先々で影響されてしまい、市場から求められてないスキルに執着してしまうことがあります。現実の市場に適したスキルを身に着けたいところです。数多く企業と接している組織に相談すれば、客観的な市場観を伝えてくれるでしょう。
将来を見誤らないために、エージェントが必要なのです。

フリーランスSEなら登録必須のエージェントとは

登録先エージェントを選ぶ際に重視したいのは「希望通りの案件が豊富」「適正単価で契約できる事」の二つです。案件が豊富であればキャリアパスの形成が容易になります。また、月額単価は次の案件の単価の判断材料にされます。おろそかにできません。

この条件に見合うエージェントは、ギークスジョブとDYMテックです。

ギークスジョブは年間契約が1万件以上の実績があり、豊富な案件数と適正単価で契約を結んでいることを裏付けています。

また、契約相手が大手であることも見逃せません。次の案件獲得に役立つのは、知名度の高い企業の実績です。高単価を狙うのであれば、ギークスジョブへの登録が近道でしょう。

但し、取引先が大手企業であるため、在宅案件数は少なくなっています。

DYMテックも同様に豊富な案件数を抱えています。5000社以上の中小企業と取引しているため、案件に困ることはありません。

特にWEB系高単価案件を豊富に抱えている事が知られており、サーバサイド案件SE向きと言えるでしょう。また、在宅可能な案件数が比較的多いことでも知られています。しかし、参入して間もないことから地方の拠点が少なく、案件は都内に集中しています。

将来にわたり安定的に稼ぐのであるならば、以上2社のエージェントの登録は必須です。

まとめ

フリーランスSEは実績年数を重ねると年収が伸び続け、その金額は正社員SEの全体の平均年収を大幅に上回ることを確認しました。

加えて将来が明るいことをお伝えしました。年齢を重ねても継続的に受注でき、例え途切れたとしても継続できた実績が次の案件獲得を容易にしてくれます。生涯フリーランスで十分な賃金を受け取り、快適な生活ができるのです。

しかし、条件があります。最新技術を追い続けることです。そのために時間を少しでも確保しなければなりません。そのために必要なのは、エージェントの活用です。

誇れる実績がないSEの新規案件の獲得は、40代までです。若いうちからフリーランスに転向できれば、最新技術を追い続けられるポジションを得られます。新しいテクノロジーを追い続けることで、安定的に受注できるのです。

今後安定した生活を送りたいのであれば、今直ぐエージェント登録することをお勧めします。