フリーランス向けRuby案件 未経験者でも高単価?年収と在宅について徹底調査!

Rubyは構文が分かり易く日本語情報が豊富であることから、サーバサイド言語として活躍しています。そしてフレームワークである”Ruby on Rails”によって、RubyによるWEBアプリケーションの開発が容易になっています。経験が浅いRubyエンジニアでも、短期間でWEBアプリを提供できるのです。

ではRubyはフリーランスの肩書で続けられるだけの月額単価なのでしょうか。年収はどれ程見込めるのでしょうか。また、例え今が良くても将来が気になるところです。年収と将来性について、出所が確かなデータで確認しています。

また、フリーランスならば、開発効率が上がる在宅案件を選ぶと思います。在宅可否の可能性についても確認しました。

Rubyエンジニアは様々な面で非常に恵まれています。今回は、その確認ができました。以下を読み進めると、間違いなく独立したくなる筈です。

フリーランス向けRuby案件の月額単価と年収の相場

フリーランスのRubyエンジニアの年収の相場は、実務経験1年未満でさえ年収が500万円を超え、実務経験5年以上にもなると1000万円近くに上ります。経験が浅くても年収は高く、僅か5年で大台に達する勢いです。

実務経験年数 月額単価年収
1年未満45万円/月540万円/年
3年75万円/月900万円/年
5年80万円/月960万円/年

Ruby案件は稼ぎやすい事が分かりますが、Rubyと比較されるPHPの月額単価と比べても高くなっています。

RubyとPHPの月額単価を経験年数毎に比較

どの実務経験年数においても、Rubyの月額単価が上回っていることが分かります。

実務経験年数RubyPHP
1年未満45万円/月43万円/月
3年75万円/月70万円/月
5年80万円/月75万円/月

 Ruby案件の月額単価の高さの原因は、需給バランスが崩れているからです。Rubyの案件数はPHPと比較すると変わりありません。

ギークスジョブスによると、PHPの案件数が446件なのに対してRuby291件です。両者の案件数は近くなっています。

しかしtiobe.comで人気言語の順位を確認すると、PHPは8位、Rubyは15位となり、Rubyエンジニアの少なさを表しています。Rubyは案件数が多いにも関わらずエンジニアが少ないために、月額単価が上がりやすいのです。

高単価Ruby案件を狙えるスキルとは

Rubyを採用している企業の多くはスタートアップ企業です。スタートアップ企業において、プロジェクト内の一人一人の役割は多岐に渡ります。

プロジェクトに参加し、Rubyでサーバサイドを構築して終わりとは限りません。フロントエンド開発も求められます。

またWEB系開発ですので、上流工程と下流工程の明確な区分がありません。従ってRuby案件で高単価を狙うなら、SIerのように上流工程に特化するのではなく、指導的役割を担いながら製造工程を担当する方法が取られます。

また、これとは別にもっと簡単に月額単価を数十万円も上げられる方法があります。先端技術の知見があれば、高単価案件に応募できます。

それぞれについてお伝えします。

人材価値が上がるスキル

Ruby案件では特にフルスタックエンジニア、つまりバックエンドとフロントエンドの両方を一人で開発できるエンジニアが求められます。

バックエンドでは下記のようなスキルが、高単価を目指すのに必要です。
・Ruby on Rails
・AWS / Google Cloud Platform
・DB(RDB / NoSQL)
・Node.js
・API開発

一見すると多くないように感じられます。Rubyは大規模な案件が多くないため、小規模向きのアーキテクチャに向く傾向があるからです。その分求められるスキルは少なくなります。

フロントエンドでは、HTML5/CSS3に加えて下記のスキルが高単価案件で求められます。
・JavaScript / TypeScript
・React / Vue.js
・UI/UX

Rubyでは各人の役割が多方面に渡るため、WEBディレクタが担当するUI/UXのデザイン力も必要とされます。

更にスマートフォンによってサービスを提供している場合、スマホの実務経験が求められます。
・Swift / Kotlin
・React Native / Flutter

先端技術で月額単価80万円超えは確実

先端技術が要求されるRuby案件の数は多くはありませんが、存在します。
しかも実務経験は必ずしも必要とされていません。知識と意欲のみを応募要件に挙げている案件もあるのです。

通常数多くの経験を経てスキルを認められて、始めて月額単価が上がります。しかし、先端技術は知識と意欲のみです。

下記の先端技術を要求する案件が、高単価になります。
・深層学習
・ブロックチェーン
両者とも一筋縄ではいきませんが、数十万円の単価の割に難しくありません。それぞれ数冊の本で学べ開発できます。

フリーランス向けRuby案件の特徴

Rubyは日本語情報が充実しコミュニティでの交流も盛んなため、Rubyのサードパーティライブラリも充実しています。そのため車輪の再発明が起こり難く、開発はスムーズに運びます。

この開発しやすいRubyが使えるWEBアプリのフレームワークが「Ruby on Rails」です。開発の難易度は高いと評価を受ける事がありますが、フレームワークであるため一度覚えてしまえば開発期間は短期で済みます。

言語習得が容易で短期間で開発ができます。しかし、その反面Rubyには実行速度が遅いというデメリットがあるのです。

そのためRuby案件には以下の特徴があります。

Ruby案件の発注元はスタートアップ企業が多い

資金が十分とは言えないスタートアップ企業にとって、短期間でサービス提供できるRuby(on Rails)は適しています。数多くのサービスを短期間で提供できるため、投じた資金の回収も早くなるからです。

スタートアップ企業が多いのは、渋谷近辺です。そのため、エージェントを利用してRuby案件を受注するのであれば、渋谷近辺のエージェントをあたると良いでしょう。

Ruby(on Rails)案件は多くのプロジェクトに触れられる

Rubyは実行速度が遅いため、大規模案件には向きません。サービス規模が大きくなると、当初Rubyをベースに環境構築したサービスでも他に置き換えられる事があります。

そのためRuby案件として募集を掛けていたとしても、企業は他の言語による活躍も期待します。こうした背景があるため、Rubyで募集を掛けていながらPHPやJavaの経験も求められるのです。

また同時にフロントエンドの開発も求められます。スタートアップ企業の案件は、各人に多くの役割が期待されているのです。

Ruby案件は他の言語での開発やフロントエンド開発もあり、大変と思えるかもしれません。しかし同時にRuby1つで、複数の技術に触れられる機会があります。実務経験があれば、他の案件で採用される確率もあがるのです。WEB業界に潜り込むには、Rubyは適切な選択と言えるでしょう。

Ruby(on Rails)の需要とエンジニアの将来性

「Ruby人気に陰り」と揶揄されることがありますが、ひと頃と比べると落ち着いた状態になっただけです。

人気言語ランキングの定番”tiobe.com”によると、Ruby人気は2008年の12月をピークに下がり続けています。GitHubが提供している”PYPL index”でも同様です。世界的な指標では人気が落ちているのは事実です。

しかし、前後の言語を見ると気にする程でないことが分かります。tiobe.comの2021年8月のデータによるとRubyは人気が15位ですが、14位は統計解析に特化したRであり、16位はiOSアプリの開発で主流となったSwiftとなっています。RとSwiftの価値を知っている者なら「Rubyに将来性がない」とは言わないでしょう。

コミュニティが盛んであり、衰える兆しがありません。事実、国内の案件数はPHPの案件数と比較しても遜色がないのです。

Rubyは人気が落ち着き一定の案件数を保っている、寿命が長い言語と見るのが適切です。

フリーランス向けRuby案件に占める在宅可・リモート可の割合

在宅可・リモート可の割合は、25%(1271/5164件)です。PHPは17% Javaは15%(出典 レバテック)ですので、サーバサイドで在宅案件を探すのであればRubyの一択と言えます。

Rubyの在宅案件の割合は他の言語と比較して高くなっていますが、スタートアップ企業の案件が多いためです。

スタートアップ企業は事務所を構えていてもスペースが十分でなく、打ち合わせスペースとしての役割に留まるところも少なくありません。そのため、在宅勤務が多くなります。

また在宅案件を求めるのであれば、非公開案件を多数抱えているエージェントに相談する事をお勧めします。スタートアップ企業は経費を抑えたいために、非公開募集によってフリーランサーを募っているからです。

未経験者でもフリーランス向けRuby案件を受注できる方法とは

未経験者は案件受注が困難であるため、未経験でも入社できるSESでWEB系の開発経験を積み、その後実績を重ねて独立する方が現実的です。

しかしRubyエンジニアは不足しています。そのため未経験者でも受注可能な案件が極めて少ないながら存在し、そして受注している者がいます。

但し、Ruby(on Rails)以外のスキルが求められます。
・WEBアプリケーションの開発経験
・スクリプト言語でのサーバサイド開発経験

未経験者にとっては案件受注は狭き門です。そこで、ここでは受注確率が上がる方法を紹介します。

Ruby案件の受注に必要なスキル

現在のWEB系、特にRubyでサービスを提供する企業では、バックエンドとフロントエンドの垣根はありません。そのためサーバサイドのWEBアプリのフレームワークであるRuby on Railsに加えて、フロントエンドのスキルも求められます。

下記は最低限必要なスキルです。
・Ruby
・Ruby on Rails
・HTML5/CSS3
・JavaScript
・MySQL

WEB系ではリリース後に試行錯誤するため、仕様変更が度々起こります。
それに合わせてデータベースも変更が余儀なくされます。
そのためMySQLは設計変更し難いリレーショナルデータベースとしてではなく、変更に臨機応変に対応できるNoSQLのように使われます。
RubyでMySQLを制御できただけの経験では不十分なのです。

このように求められるスキルレベルは「実装経験があればよし」ではありません。
「どれだけ多くの経験を積んだか」です。
具体的には、挑戦や取り組んだ問題のレベルと回数です。

また上記のスキル以外に、下記の知見があると受注しやすくなります。
・バックエンド PHP / Java
・フロントエンド React
・インフラ AWS

何れもRuby案件で歓迎されるスキルとして、挙げられているものです。
多ければ採用確率が上がります。

案件を受注できるポートフォリオとは

未経験者であればポートフォリオは必須です。無ければ面談にたどり着けません。
最後までやり遂げられる力量や人格(意欲 モラル)は、ポートフォリオがあって始めて見えるからです。

採用される製作物

採用されるポートフォリオは、募集企業が求めそうな技術が盛り込まれたものです。どのような技術が好まれるかは、企業の要望を把握しているエージェントに尋ねるのが良いでしょう。

エージェント登録をせずに作りたいのであれば「インスタグラムのようなSNS」「勤怠管理やスケジュール共有等の業務システム」が無難です。他の物を作るとしても、ECやゲームについてはRuby案件が少ないため避けたいところです。

またRuby on Railsのチュートリアルのコピーをしてポートフォリオに加えると、返ってマイナスになります。以前の応募者と同じ外観のモノを見るだけで、採用担当者は選考対象から外すでしょう。

採用されるポートフォリオに加えるひと手間

ポートフォリオには動作を確認できる成果物の他に、ひと手間加えると採択される確率が上がります。

・取り入れた技術 / 労力を注いだ機能等の要点の列挙
・GitHubでソースを公開
・ソースにテストコードを入れる

ソースコードの見方は人によって様々です。ソースをオープンにしている姿勢の確認に留まることもあれば、コードレビューのように細かく見ることもあります。詳細を確認するのは、応募者の技量や人となりの参考にするためです。そして、もしテストコードが一切見当たらない場合、悪い印象を抱くでしょう。そのため誰が見てもテストと分かるコードを入れる事をお勧めします。

Ruby案件を入手する経路は2つ以上がオススメ

未経験者でも案件を獲得できる方法は、早い段階でのエージェントの利用です。2社以上のエージェントに登録すると、より早く案件が獲得できるでしょう。

案件獲得が早くなるのは、応募できる案件数が増えるためではありません。担当エージェントの数が多ければ、より適切なアドバイスを受けられるためです。

応募し不採用になった場合でも、エージェントがその原因を把握している事があります。原因が分かれば「スキルの積み上げ」「ポートフォリオを充実」等で対処でき、次の案件獲得の確率が上げられます。適度な数のエージェント登録が、案件獲得の出発点になるのです。

WEB系が得意なエージェントで案件獲得が可能

Ruby案件を受託したければ、渋谷周辺のエージェントに登録する事をお勧めします。

Ruby案件の多くはスタートアップ企業のもので、オフィスが渋谷に集中しています。そのため渋谷周辺に事務所を構えるエージェントに、Ruby案件が集まり易くなっているのです。

高単価を狙うならギークスジョブとDYMテック

ギークスジョブは渋谷に本社を構え、案件数は業界でトップクラスです。そのため年収1000万円を超える可能性が高い案件は、公開案件だけでも70件を超えています。Rubyエンジニアが不足しているですから、競争率は決して高くありません。

また非公開案件も含めれば、更に高単価案件が増えることが期待できます。エージェント登録しさえすれば、将来の年収1000万円越えは約束されたようなものです。

更にもう1社は、DYMテックです。WEB系に特化しているのが強みです。5000社以上の企業と取引があるため、非公開案件が豊富にあることは確実です。

高額案件を受注したいのであるならば、両エージェントへの登録は外せません。

まとめ

Rubyは月額単価が高く、経験年数を経る毎に上がりやすい傾向にあることを紹介しました。実務経験1年に満たなくても、年収は500万円を超えます。そして5年の経験を積めば、1000万円は確実です。Rubyは習得が容易であり、高単価案件を獲得するためのスキルも多くは求められていません。

しかもフリーランスにとって嬉しい、在宅案件の割合は25%にも上ります。

またRubyについて「人気に陰り」と否定的な意見がありますが、データを見ると「人気が落ち着いただけ」である事をお伝えしました。事実、案件数は豊富でPHPと比較して遜色がありません。

高単価案件を獲得する条件は少なく、在宅もできて将来性の心配がありません。Rubyはネガティブな要素がないのです。

多少のスキルがあれば未経験であっても、エージェントに登録することで道が開けます。今行動に移せば、先には高収入が待っています。