フリーランスエンジニアとしての活動を考えている中で、案件の獲得方法に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
業種に関係なく、フリーランスとして生活していくのであれば案件がなければどうしようもありません。
もし案件の獲得方法に悩んでいるのであれば、フリーランスエンジニアサイトを利用してみましょう。
この記事ではフリーランスエンジニアサイトのおすすめと併せて、利用するメリットやデメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアサイトは利用すべきなのか?
結論として、フリーランスエンジニアとして活動するのであればフリーランスエンジニアサイトを利用するのがおすすめです。
フリーランスとして活動する中で、案件の獲得は一番の課題となります。会社員のころから付き合いのあるクライアントとの取引が継続できるに越したことはありませんが、そううまくはいかないでしょう。
新規案件を開拓するにしても、企業にいきなり営業をかけて成功するケースはほとんどありません。実績や信頼がないフリーランスエンジニアに依頼しようとする企業は少ないためです。
フリーランスエンジニアサイトを利用すれば、フリーランスに依頼を考えている企業とのマッチングができるほか、案件獲得におけるサポートや獲得後のアフターフォローをを受けられます。
フリーランスエンジニアにおすすめの求人・案件紹介サイト5選
フリーランスエンジニアとしての案件を探しているのであれば、以下の5つのサイト利用がおすすめです。
- レバテックフリーランス
- フォスターフリーランス
- ポテパンフリーランス
- ギークスジョブ
- BTCエージェント
5つのサイトの特徴について詳しくみていきましょう。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニアの求人・案件紹介サイトの中でもかなり有名なサイトの一つです。
案件数の多さはもちろんですが、なんといっても高単価案件が多いのが大きな特徴といえます。
全体の案件数から見ると、約1/5が80万円以上の高単価案件となっており、高収入を目指すエンジニアにうってつけといえるでしょう。
レバテックフリーランスの利用者には必ず「コーディネーター」と呼ばれる担当者が付きます。案件紹介はもちろん、アフターサポートを含むさまざまなサポートをしてくれるため安心です。
案件とのミスマッチも少なく、総合的に見ても必ず登録しておきたい求人・案件紹介サイトといえるでしょう。
フォスターフリーランス
フォスターフリーランス最大の特徴は、案件の選択肢が豊富な点です。中でも品質・テストや要件定義・設計、データベース構築の案件を探しているのであれば、フォスターフリーランスの利用が向いています。
新たな技術に触れたい場合や大規模なチーム運営を希望する場合の案件も用意されており、さまざまなエンジニアにニーズがあるサイトです。
コーディネーターの質も良いと言われており、ITエンジニア経験のあるコーディネーターが豊富に在籍しています。
コーディネーターにエンジニア経験がない場合は、自身に合った案件ではないケースが紹介されることも珍しくありません。
エンジニア経験があるコーディネーターから案件を紹介されることで、ミスマッチの確率が下がるのはフォスターフリーランスの大きなメリットといえるでしょう。
ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスは、企業からの直請け案件が豊富なサイトです。特に首都圏での案件が豊富なため、東京周辺在住のフリーランスエンジニアにはうってつけといえます。
ただしフルリモートの案件が少なく、週に何日かは常駐しなければならない案件が多い印象でした。
その分実務経験が少なくても受注できる案件が多いことに加え、税金や保険のサポートをしてくれるのはポテパンフリーランスならではの特徴といえるでしょう。
ギークスジョブ
ギークスジョブは、他のサイトと比較してサポートが手厚いのが特徴です。
1人のエンジニアに対して3人の担当者が付き、それぞれ営業・カウンセリング・フォロー担当が付くため、さまざまな面からのサポートを受けられます。
雑務の代行もしてくれるため、請求書の作成や契約書の確認、営業活動などを自身で行う必要がありません。
また、ギークスジョブが運営する福利厚生サービスも利用でき、フリーランスとして活動する上でありがちな不満を解消できるのもポイントです。
BTCエージェント
専門性の高い案件を受注したいのであれば、BTCエージェントの利用がおすすめです。案件数自体はそこまで多くありませんですが、一つ一つの単価が高いため、報酬面で不満を抱くことはありません。
また、ハイクラスな案件を多く取り扱っているため、スキルアップや報酬アップを目指すエンジニアにうってつけのサイトです。
長期的な案件も多く取り扱っているため、安定性を求める方にもおすすめのサイトといえるでしょう。
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フリーランスエンジニアサイトの利用がおすすめの理由
利用をおすすめする理由として、主に以下の4つがあげられます。
- 営業や交渉の手間が省ける
- 高額案件の獲得につながる
- 案件紹介以外のサポートが受けられる
- 安定・継続的な仕事が見込める
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
営業や交渉の手間が省ける
フリーランスエンジニアサイトには、フリーランスとマッチングしたい企業が多く案件を募集しています。
そのため、一から企業に営業をかける必要はありません。
また、案件の内容に合わせて「どのような人材を募集しているか」が明確に記載されていることが大半です。無駄な応募が避けられるのは大きなメリットとなるでしょう。
サイトによっては担当者が代わりに案件を紹介してくれる場合もあるため、作業に集中できる環境を整えたいのであればフリーランスエンジニアサイトは利用すべきです。
高額案件の獲得につながる
フリーランスエンジニアサイトで募集している案件は、比較的高単価の案件が多いです。
案件探しにはクラウドソーシングの選択肢もありますが、比較するとどうしても報酬は安くなってしまいます。
高い収益性を目指すのであれば、フリーランスエンジニアサイトを使わない手はないでしょう。
案件紹介以外のサポートが受けられる
フリーランスエンジニアサイトでは、案件紹介以外にもさまざまなサポートを提供しています。
請求書や発注書の処理、税金関係の処理などをサポートしてくれることもあるため、事務的な作業を苦手とする場合におすすめです。
雑務のみを外注するにもコストがかかることを考えると、さまざまなサポートを受けられるのは大きなメリットではないでしょうか。
安定・継続的な仕事が見込める
フリーランスエンジニアサイトを経由して仕事を受けることで、サイト内の受注実績がどんどん増えていきます。
そのため、仕事をすればするほど安定して仕事を得られる可能性は高くなっていくでしょう。
加えて、紹介される案件は継続的なものも多いです。とにかく安定して仕事を受注したい場合にも、フリーランスエンジニアサイトは利用すべきといえます。
フリーランスエンジニアサイト選びのポイント
サイト選びの際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。
- 得意分野はどうか
- 上流工程の案件が多いか
- 案件の紹介実績はどうか
- 在宅・常駐案件のどちらが多いか
- サポートの質はどうか
ここからはそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
得意分野はどうか
どのような分野を得意としているかは、サイトを選ぶうえで最も重要です。
案件の内容確認はもちろん、在宅案件と常駐案件のどちらが多いかを確認しておかなければ、登録後にミスマッチとなる可能性が考えられます。
フリーランスとしてどのような活動を目指すかを明確にしておけば、サイト選びの一つの目安となるでしょう。
上流工程の案件が多いか
上流工程の案件は報酬が高く設定されていることが多く、年収を上げたいのであれば必ず獲得すべき案件です。
そのため、どれだけ上流工程の案件の多さについて一つの指標となるでしょう。
エンジニア経験が長いのであれば、今までの業務知識も活用できるためおすすめです。
案件の紹介実績はどうか
案件の紹介実績が豊富かどうかも、サイト選びのうえで重要です。
いくら案件数が多くても、紹介実績が少なければ実際の業務には繋がりません。反対に案件数がそこまで多くなくても、紹介実績が多ければ稼働には繋がります。
報酬面とあわせながら、案件に繋がりそうなサイトかを見極めていきましょう。
在宅・常駐案件のどちらが多いか
在宅と常駐のどちらが多いかについても、必ず確認しておくべき項目です。
自分自身が希望する勤務形態の案件が少ないサイトを利用した場合、案件の獲得には繋がりません。無理に勤務形態を変えたとしても、ストレスや不満を抱えてしまうでしょう。
勤務形態の希望を明確にし、目的に合ったサイトの利用がおすすめです。
サポートの質はどうか
サイトによって、それぞれ活動に関するさまざまなサポートを用意しています。
サポートに関しての内容はもちろんのこと、どれだけ質が良いかを確認しましょう。
サポート内容が充実していても、質が悪ければ満足なサポートを得られません。また、サポート内容が少なくても困る場面が出てきます。
どのようなサポートを重視するかにもよりますが、バランスの取れたサイトを利用するのがおすすめです。
フリーランスエンジニアサイトを利用するメリット・デメリット
フリーランスエンジニアサイトを利用すると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ここからはメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
メリット
フリーランスエンジニアサイトを利用する最大のメリットは、不利な条件の仕事を請け負うリスクが少なくなることです。フリーランスとして活動したての場合、報酬相場や案件とのバランスがわからずに失敗してしまいがちです。
さらに、フリーランスとして活動をするのであれば営業活動が必要になりますが、フリーランスエンジニアサイトを利用することで自身での営業がほぼ必要ありません。
実際、フリーランスのエンジニアはサイトを利用して案件を獲得することが多く、自身での営業をしない人が多いです。
また、収入を安定して確保できるのも大きなメリットといえます。自身の営業のほかにも案件紹介や非公開求人の紹介が受けられるため、倍率の低い仕事を請け負えるのはフリーランスエンジニアサイトならではのポイントでしょう。
デメリット
フリーランスエンジニアサイトを利用する場合、柔軟な交渉ができないことがデメリットになる可能性があります。
勤務形態や報酬面など、すべてが自身の希望通りに進まない可能性は十分に考えられるため、条件の確認は必須です。
ただし、サイトを正しく選ぶことである程度のリスクは回避できます。フリーランスエンジニアサイトにはそれぞれ特色がありますので、得意とする案件の種類や勤務形態をしっかりと確認して利用しましょう。
フリーランスエンジニアサイト以外の案件獲得方法
サイトを経由しない場合の案件獲得方法は、主に以下の3つがあげられます。
- 友人・知人経由の紹介
- フリーランス同士の交流による紹介
- ブログやSNS経由での案件獲得
それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
友人・知人経由の紹介
友人や知人からの紹介を受けるのは、フリーランスとしてかなり重要な案件獲得方法です。
相手がフリーランスである必要はなく、会社員として勤務している場合でも、案件に対する人手が足りずに悩んでいるかもしれません。
知り合いにIT関係の知り合いが多いのであれば、ぜひ声をかけてみましょう。
フリーランス同士の交流による紹介
フリーランスによる交流会は全国各地で開催されており、交流会から案件の獲得に繋がるケースは珍しくありません。
交流会では案件探しをしている人がいるように、仕事を任せられる人を探している参加者も多いです。
参加することで大きなチャンスにつながるかもしれませんので、身近なところで開催されているのであればぜひ足を運んでみましょう。
ブログやSNS経由での案件獲得
インターネットが普及してきた現代では、ブログやSNSを経由して案件が獲得できることも増えてきています。
自身のブログを構えておけば問い合わせフォームから連絡が来るかもしれませんし、TwitterをはじめとするSNSの場合には、プロフィールやポートフォリオを見て連絡が来るかもしれません。
フリーランスとして活動するのであれば利用しない手はないので、ぜひ2つとも開設しておきましょう。
フリーランスエンジニアの平均年収は?
フリーランスエンジニアの年収は、クリエイティブ系の職種の中では非常に高くなっています。
ただし、請け負う案件や業種によって年収が大きく変わることを覚えておきましょう。
システムエンジニア | 600万円~ |
プログラマー | 700万円~ |
Webデザイナー | 600万円~ |
コーダー | 500万円~ |
上記はあくまで目安で、実務経験や年齢によって年収は大きく変動します。
まとめ
今回やフリーランスエンジニアの求人・案件紹介サイトについて解説してきました。
結論として、フリーランスエンジニアとして活動するのであれば求人・案件紹介サイトは利用すべきです。
案件の獲得のしやすさはもちろん、サポートの面でも恩恵を受けられるため、これからの活動を考えている方はもちろん、今まで利用したことのなかったフリーランスにもおすすめできます。
この記事で紹介した内容をもとに、ぜひフリーランスエンジニア向けの求人・案件紹介サイトの利用を検討してみてください。