Unityのフリーランス案件は高単価!? 未経験でも受注は可能か?


フリーランス向けのUnity案件の単価相場が、歴史的な高さを維持しています。Unityのフリーランスエンジニアとして活動を続ければ、20代であっても40代男性の平均年収である581万円を軽く超えることが確実です。

ここでは高年収を目指している方を対象に、Unityの月額単価の実態とフリーランスエンジニアの年収についてお伝えします。

また高年収を期待しているUnity未経験者の人もいるではないでしょうか。未経験者が受注できる可能性についても、実際の案件を元に解説します。

更にフリーランスとなると継続的な案件受注の可能性について、懸念もあると思います。Unityエンジニアの将来性についても、グローバルな視点でお伝えします。

Unityのフリーランスエンジニアの月額単価と年収の相場

Unityの月額単価の中央値は80万円/月で、年収に換算すると960万円と非常に高額です。そして月額単価の幅を見ると35万円~100万円/月と、Unityは高単価になる傾向が強いと同時に、単価幅が広いのが特徴となっています。

これはUnityが対象とするプロダクトの範囲が、広いためです。Unityの強みは、極わずかなプログラミングで3Dの多彩な表現を実現できる事にあります。その手軽さ故にゲーム業界以外にも求められ、単価の高い自動車業界、医療業界等でも利用されているのです。

ゲーム業界の実務経験が1年に満たないフリーランスの月額単価は、他の業界よりも1~2割低く抑えられています。一方で単価の高い業界の案件が多く存在します。これが月額単価の幅の広さの原因なのです。

しかし一概に「単価の高い業界の案件だから、月額単価が高い」とは断言できません。単価が高くなれば、フリーランスと募集企業の間を取り持つ会社の数が増えるからです。

また単価の低い業界であっても求めらるスキルによって、単価がダイナミックに変化します。そして、実務経験の年数という表現を借りて月額単価が急上昇していきます。商流とフリーランスエンジニアのスキルに大きく依存するのです。

商流を原因とする単価の変化は周知の事実ですので、ここでは実務の経験年数による月額単価の相場と、案件内容によって変化する相場観についてお伝えします。

Unity経験5年以上のフリーランスは、年収1000万円超え

Unityのフリーランス案件の月額単価は、実務経験と共に急上昇します。そして5年も経験すると、年収は1000万円を軽く超えるでしょう。

実務経験年数 月額単価 年収
・1年未満 35万円 420万円
・3年 65万円 780万円
・5年以上 90万円 1080万円
(データ元 Geechs Job等)

上記1年未満の案件は、子供向けゲームや3Dの表示のみに留まるような難易度が低いものです。一方、5年以上の経験を求められる案件では、それ相応の知見が求められます。

例えば、対応スマホが多岐にわたる経験、サーバサイドの開発経験、ソーシャルゲームの経験です。そして時には、リードエンジニアとして技術的な指導にあたる立場も期待されるのです。つまり実務経験の年数は文字通りの意味ではなく、応募者に期待するスキルのボリュームを指しています。5年以上経験を積めば自動的に年収が1000万円を超えるのはありません。しかし言い換えれば、スキルが高いと見なされれば、5年以上の経験を積んでいなくても、直ぐにでも年収1000万円を超える状況にあるのです。

Unityのフリーランス案件の相場は、案件内容で大きく変化する

Unityの大まかな相場は前述のとおりですが、細かく見ると案件内容によって単価が大きく変わります。

ゲーム業界は同じ労力でも他の業界よりも1~2割低い傾向にありますが、逆に求めるスキルが高いために高単価になる案件もあります。特にスマートフォン対応のゲームは、以下の条件に当てはまると高単価になります。
・ソーシャルゲームにおいて、サーバサイド開発が求められる案件
・リアルタイム通信が求められる案件
・要件定義から参画を要する案件
・Unityではないプラットフォームでのツール作成を要する案件

その他に既存のビッグタイトルの案件は、高くなる傾向にあります。フリーランスにとってゲーム業界は、実力と収入が直結しやすい傾向にあるのです。

またxRと呼ばれるVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)を開発対象とした案件も、高単価になる傾向にあります。開発するのは、仮想現実上にエンターテイメント性の高いサービスを提供する案件の他、実際の映像に必要な情報を追加する事でユーザーの利便性を高める案件もあります。具体的に挙げると、建築予定地の映像に建物をリアルタイムに表示する案件、CTスキャンやMRI画像からVR仮想空間を生成し治療のシミュレーショを実現する案件等です。

またxRとは違いますが、自動車業界において地図の3D表示や選択画面のUI/UXを3Dにするため、Unityが使われる案件もあります。

動く金額が大きな業界は、フリーランスに渡る金額も大きくなる傾向にあるのです。

Unityのフリーランス案件は、未経験でも獲得が可能か

Unityの実務経験がなくても受注可能な、フリーランス案件は存在します。但し年齢制限が設定されているところが多く、ゲーム業界なら多くが20~30代までです。またゲーム業界以外では40代以降もありますが、他のIT/WEB系の開発経験が求められるます。

なぜ実務未経験でも受注可能かというと、Unityはポテンシャルが高ければ、前提知識なしにエディットが可能だからです。もちろんスクリプトを入力しなければ、求められる作業は完了しません。しかしスクリプトの編集する時間が短い、比較的難易度の低い案件も少なからず存在します。このような案件を確実に拾うことで、将来の高単価へとつながります。

では、何をすれば実務未経験でも受注できるのでしょうか。

Unity未経験者がフリーランス案件獲得するために、必要なスキル

必要なスキルは、C#とUnity開発経験のみです。しかし、この2つのみで採用されることは残念ながら困難です。採用担当者の目に止まるような、手間をかける必要があります。

開発経験は、実際に作って誰でも見られるような状態にして始めて経験とみなされます。
公開するのはスマートフォンアプリではなく、ブラウザで触れるようにするのが一般的です。採用担当者にインストールの手間を取らせてしまっては、採用の可能性が低くなるからです。

そしてWebGLを用いた実行形式ファイルが作成できたら、WEBサーバもしくはUnity Roomで公開になります。更に公開する際に技術的な説明を加える事で、採用担当者の理解の助けになるでしょう。

以上でスキルの証明はできますが、制作物を以下のようにすれば採用されやすくなります。
・3Dを選択し、物理シミュレーションする
・アセットを利用して、ビジュアルを追及する

上記はUnityの機能によって、誰でも比較的容易に実現できます。どこにでもある制作物です。これらに加えて、得意分野で採用担当者の目に留まるような仕組みを表現すれば、採用確率があがるでしょう。目に留まるとは、Unityの公式サイトに掲載されているマニュアルの範囲を超えた機能です。

マニュアル外で求められている要素は、フリーランス向け案件にあります。しばしば目にするのは、Unityの高負荷が課題になったアプリケーションです。高負荷は消費電力が多くなるだけでなく、操作が困難になり、サービス利用上の不便をきたします。高負荷を改善しその工夫した跡が見える、動作パフォーマンスが表示できると目に留まりやすいでしょう。

フリーランス向けの案件を見て、必要とされる技術を盛り込むと目に留まります。そして注目が得られると初期の段階から単価が上がり、その次の案件はもっと単価が上がります。実務未経験者は、誰もができる事をしている限り採用されることがないのが現実です。

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Unityのフリーランス向け在宅案件の割合とは

フリーランス案件の内、約半数がリモート案件になっています。

レバテックで公開されている案件で、Unityのエンジニア向けの現在も募集している案件の総数は27件です。そのうち14件が「リモートOK」と、52%が在宅が可能になっています。

在宅が可能な案件の多くは、スマートフォン向けのゲーム開発です。サーバサイド開発の有無に関わらず、スマホ向け案件の多くが在宅可能です。

一方、在宅が許容されない案件の多くは、別途機材を要するものになります。代表的なものは、コンシューマゲーム機器(Nintendo Switch / PS4 / Xbox等)のゲーム開発案件です。その他には、ヘッドマウントディスプレイを用いたxR案件も、リモートが難しくなっています。

Unityに限らず開発機材を要する案件は、在宅が難しくなっています。在宅が難しいもので代表的な案件は、組み込み系です。レバテックに公開されている組み込み案件の在宅割合は3.6%(8/221)と、4%を切っているのです。Unityは在宅が非常にしやすい分野と言えるでしょう。

Unityのフリーランスエンジニアの将来性

Unityエンジニアの将来性について疑う人は、少数派です。その理由は、市場規模が大きく尚も成長し続けている事、そしてUnityに変わる開発プラットフォームがない事の2点です。

一つ目の市場規模について、それを裏付ける事実を挙げます。
・Unityが稼働可能なプラットフォームが多く、市場規模が大きい
・Unityが使われているスマートフォンアプリ市場が、世界的に毎年10%以上増加し続けている
・ゲーム以外でも需要があり、医療VR・建築業界のアプリ等のtoBでも採用されている

特にスマートフォンのアプリ市場の世界的な伸びが、顕著になっています。総務省「令和2年 情報通信白書のポイント」によると、2019年まで売上ベースで毎年10%以上も伸び続け、それ以降も成長すると予測されています。
スマートフォンアプリの市場規模は、2019年時点で742億ドルとビックマーケットです。その規模の上で、更に毎年の成長になります。加えてUnityはスマートフォン以外でも動作する事から、今後ハードウェアの性能アップに伴い、加速度的に市場が拡大することが期待されているのです。

また、Unityは他に追随を許さない程に開発環境が整っています。
・アセット(3Dモデル アニメーション 演出スクリプト アプリケーション一式)によって、簡単にビジュアル的に優れた製品を作れる
・アセットストアというアセットを販売できる場を提供している
・使い勝手の良い優れたコンポーネント(グラフィックス 物理演算)に加え、xRを始めとした新しい技術が利用できるライブラリを順次提供している

Unityを一度でも触れた者なら開発環境の素晴らしさに、類似するプラットフォームは今後現れないと断言するでしょう。

他者の作ったアプリケーションをアセットストアを通じて購入し、自社で作成したものとして販売できます。極短期間で市場に製品を流せるため、低コストで利益を得られるメリットがあるのです。逆に制作物をアセットストアを通じて販売できます。マーケティングが不得意な開発者にとって、Unityは福音そのものです。

Unityは開発環境の提供だけではなく、リスクの少ない市場を提供しています。これだけの背景に支えられているのですから、Unityエンジニアの将来は安定が約束されたようなものです。

Unityのフリーランスエンジニアとして案件を獲得するには

僅かでも実務経験があれば、ポートフォリオの公開で案件が獲得しやすい状況になっています。Unityエンジニアが不足しているためです。フリーランスエンジニアが提供する経歴の中に「Unity」がありさえすれば、募集企業の目に留まり、その実力を確認できるポートフォリオがあれば、面談の確率が高まります。

ポートフォリオは、企業が求めるスキルが組み込まれたものの限ります。難易度の高いものは、逆に評価を下げてしまいます。そして月額単価の決定にスキルが関与するため、事実に関わらず年収面で不利に働くでしょう。

では、どの様なスキルが求められているのでしょうか。

Unityの高額案件を受注するために必要なスキル

実際に公開されているUnity案件を元に、必要なスキルを列挙します。尚、3D表示・アニメーション・オーディオの様な、実現が難しくないスキルは外しています。
・3Dにおけるクォータニオン(四元数)による演算
・機械学習(ML-Agents)
・リアルタイム通信 / サーバサイド(含 WEB API) / フロントエンド
・xR(VR AR MR)
・UnityのEditor拡張 / Plugin開発

クォータニオンは三次元物体の姿勢制御に用いられますが、理解が不十分であれば3Dを多用する開発現場で不利になる恐れがあります。

リアルタイム通信について補足します。リアルタイム通信というのは、主にチャットのようなコミュニケーション機能の通信制御の事です。サーバとの通信を伴うため、Unity側の開発だけに留まりません。サーバサイドをPHPで作成し、併せてブラウザを用いたフロントエンド開発も必要になり、Laravelの実務経験を問われます。

またxRが一通りできると、案件が獲得できる幅が広がります。エンターテイメント産業だけではなく、医療業界や建設業界を始めとするBtoBサービスに、xRが導入され始めているからです。

何故Unityのフリーランスエンジニアは、エージェント登録しているのか

フリーランスのUnityエンジニアがエージェントを利用しているのは、高単価案件が見込めるためです。高単価案件は上記スキル要件を満たしたうえで、直請案件を選択することで実現しやすくなります。エージェントを利用することで営業幅が広がるため、直請案件が得られるる確率が上がるのです。

エージェントは渋谷近辺の会社をあたると良いでしょう。モダンな技術を採用している企業は渋谷周辺に集中し、Unityを採用している企業も例外ではないからです。

もし登録するエージェントを迷うようでしたら、Geechs Jobを選ぶことをお勧めします。Geechs Jobは非公開案件も豊富ですので、期待に応えられてくれるでしょう。

まとめ

Unityは実務経験を積み重ねれば高単価は確実であり、未経験でも努力次第で案件獲得の可能性があることをお伝えしました。年収が期待でき、しかも高単価案件を獲得するための必要スキルは多くはありません。そしてスキル習得は、Unityの基本的な機能をフル活用することで実現できるため、習得難易度は決して高くないのです。現在、恵まれた状況にあります。

またUnityエンジニアの需要は、将来も申し分ありません。総務省が2020年に公開したデータで、Unityの市場規模は衰える気配がない事が明白です。

そしてアセットストアの存在も強みです。既に半ば完成されているアセットを複数購入し、組み合わせるだけでアプリケーションが完成します。そのためサービスリリースのリスクは極めて低く、参入障壁は無いに等しいのです。

また手軽に3D表現を実現できるプラットフォームは他になく、Unity一強と言えます。手軽に3Dアプリケーションを開発できる完成された場をUnityは提供しているのです。Unityに死角はありません。

このようにUnity市場の伸びしろがあり脅かす存在もないことから、Unityエンジニアが需要が減る要素は皆無と考えられます。Unityのフリーランスエンジニアの将来性について、疑問を挟む余地はないでしょう。

フリーランスとして生計を立てたいのであるならば、案件に必須に挙がっているような知見を学び続けることです。競争相手が少なくなり、高単価の案件の獲得が容易になるでしょう。将来は、間違いなく安泰です。

そしてフリーランスとして方向を決めたら、後は学びを継続し続けながら並行してエージェントに登録するだけです。

お伝えしたように、Unityを利用を始めている業種は広がりつつあります。今からフリーランスとして行動を始めれば、将来優位なポジションに着け確実に安泰を得られます。

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