SEO対策において、外部サイトからの質の高い被リンク獲得は重要ですが、その難易度は年々高まっています。
こうした背景から、強力なドメインパワーを持つメディアプラットフォーム『note』を活用した被リンク施策に関心が寄せられています。
note内のリンクは仕様上「nofollow」が付与されるため、直接的なランキングシグナルとしての効果は限定的との見方もありますが、実際には流入増加による行動データの蓄積やサイテーション効果、さらには二次的なナチュラルリンクの誘発において重要な役割を果たします。
本記事では、noteの特性を正しく理解した上で、Webサイトの評価を底上げするための具体的な運用手順や、効果的な記事執筆のコツを体系的に解説します。
- noteのリンク仕様(nofollow)とSEOへの実際の影響範囲
- 自社サイトへの流入と評価を高めるnote記事の作成手順
- note以外の媒体も組み合わせた被リンク獲得の全体戦略
noteの被リンクとは?仕組みと特徴をわかりやすく解説
noteからの被リンクは、直接的なSEO効果(順位向上)よりも、間接的な流入増加や認知拡大に大きな役割を果たします。
noteは誰でも手軽に発信できるプラットフォームであり、そのリンクには検索エンジンの評価を直接渡さない処理が施されていることが一般的です。
しかし、Googleはこれらのリンクを完全に無視するわけではなく、サイトの発見や信頼性の評価における「ヒント」として活用しています。ここでは、noteのリンク仕様やドメインの強さがもたらすメリットについて、以下の3つの観点から解説します。
- noteに掲載したURLはnofollowになることが多い
- noteのドメインパワーは非常に高い
- 無料プランでも外部リンクを貼れる
noteに掲載したURLはnofollowになることが多い
noteの記事内やプロフィールに設置された外部リンクには、原則として「rel=”nofollow”」や「rel=”ugc”」という属性が付与されます。
検索エンジンに対して「このリンク先を自身のサイト評価と関連付けないでほしい」と伝えるためのタグです。
noteのようなユーザー生成コンテンツ(UGC)プラットフォームでは、スパムリンクや質の低いサイトへの誘導を防ぐために、この設定が標準化されています。
そのため、noteからリンクを貼られたとしても、従来のSEO理論における「被リンクによる直接的なドメイン評価の譲渡(リンクジュースの受け渡し)」は期待しにくいのが現状です。
しかし、これは「SEO効果がゼロである」ことを意味しません。
Googleは2019年に方針を変更し、nofollow属性を「命令」ではなく「ヒント」として扱うと発表しました。
つまり、リンク先のサイト品質が高いと判断されれば、インデックスの促進やクロールの手助けとして機能する可能性があります。
また、SEOの本質は検索順位だけでなく、ターゲットとなるユーザーからのアクセス(参照トラフィック)を増やすことにあります。
noteの記事を経由して質の高いユーザーが自社サイトを訪れ、滞在時間が伸びたり、SNSで拡散されたりすれば、それは間接的にSEOへ良い影響を与えます。
さらに、サイテーション(言及)としての効果も無視できません。
リンクに評価が乗らなくとも、信頼性の高いプラットフォームであるnote上で「サービス名」や「企業名」が好意的な文脈で語られることは、Googleに対してブランドの信頼性を示すシグナルとなります。
したがって、nofollow属性がついているからといってnote活用を軽視するのは得策ではありません。直接的な順位上昇だけを目的にするのではなく、認知獲得やブランディング、そしてそこから生まれる二次的な「ナチュラルリンク(自然発生的な被リンク)」の獲得を目指す戦略が求められます。
noteのドメインパワーは非常に高い
noteというドメイン(note.com)自体が持つ「ドメインパワー」は極めて強力です。
ドメインパワーとは、Webサイトが検索エンジンからどれだけ信頼されているかを示す指標のことで、この数値が高いほど、公開した記事が検索結果の上位に表示されやすくなります。
noteは膨大な数のユーザーによる良質なコンテンツが日々蓄積されており、Googleから高い評価を受けています。
この「強いドメイン」の上で記事を書くということは、自社サイトのドメインパワーがまだ低い段階であっても、特定のキーワードで検索上位を狙えるチャンスがあることを意味します。
自社サイトで記事を書いてもなかなかインデックスされない、あるいは順位がつかない場合でも、noteであれば公開直後から検索結果に表示されるケースは珍しくありません。
自社サイトでは上位表示が難しい「ビッグワード」や「ミドルワード」をnote記事で狙う戦略が有効です。
note記事が検索上位に入れば、多くのユーザーの目に留まることになります。
そこで興味を持った読者が、記事内に設置されたリンクを通じて自社サイトへ流入する導線を作ることができれば、強力な集客チャネルとして機能します。
また、note記事が拡散されることで、他のブロガーやWebメディアの運営者に発見される確率も高まります。
彼らがnote記事を引用元として紹介する際、もし自社サイトへのリンクも併記してくれれば、それは「dofollow(通常の被リンク)」として獲得できる可能性があります。
つまり、noteの高いドメインパワーを利用して露出を最大化し、そこから自社サイトへの本質的な被リンク獲得につなげるという「踏み台」としての活用法です。
自社ドメインの育成と並行してnoteを活用することで、SEOの成果が出るまでの期間を短縮し、機会損失を防ぐことができます。
無料プランでも外部リンクを貼れる
noteの大きな利点は、無料プランであっても記事本文やプロフィール欄に自由に外部リンクを設置できることです。
多くのブログサービスやメディアプラットフォームでは、無料版ではリンク設置に制限があったり、広告が強制表示されたりすることがありますが、noteはクリエイターの自由度を尊重した設計になっています。
コストをかけずに自社サイトへのバックリンク(被リンク)施策をスタートさせることが可能です。
特に、創業初期のスタートアップや個人のポートフォリオサイトなど、予算が限られているフェーズにおいて、この仕様は強力な武器となります。
具体的には、記事の文脈に合わせて自然な形で自社サイトの関連ページへ誘導したり、プロフィール欄に「公式サイトはこちら」としてリンクを固定表示したりできます。
ただし、むやみにリンクを貼り付ける行為は推奨されません。読者にとって有益な情報への誘導であることが大前提であり、文脈を無視した宣伝リンクはスパムとみなされ、アカウント停止のリスクもあります。読者が「もっと詳しく知りたい」と感じたタイミングで、解決策となるページへ案内する設計が重要です。
また、noteには「ストア」機能や「RSS連携」機能(※一部有料または条件あり)なども存在しますが、基本的なテキストリンクであれば無料の範囲内で十分に機能します。
まずは質の高い記事を投稿し、読者の信頼を獲得した上で、適切な位置にリンクを配置する。この基本的なサイクルを回すだけでも、外部からの流入経路を確保し、サイトの評価を高めるための基盤を作ることができます。
無料であるからこそ、複数の切り口で記事を作成し、どのような導線が最もクリックされるかをテストマーケティング的に検証することも容易です。
noteで被リンクを獲得する具体的な方法
noteを活用して自社サイトへの流入経路(被リンク)を構築するためには、単に記事を投稿するだけでは不十分です。
プラットフォームの特性である「ストーリー性」や「ドメインの強さ」を戦略的に利用し、読者が自然に自社サイトへ遷移したくなる動線を設計する必要があります。
ここでは、実際に効果が出やすい5つの具体的なアプローチを紹介します。
- 方法①|自社ブログやサービスについての紹介記事を書く
- 方法②|お役立ち情報をまとめたコラム記事を投稿する
- 方法③|noteで特定のキーワードを意識して執筆する
- 方法④|noteプロフィール欄にもリンクを設定する
- 方法⑤|note内でシリーズ化して継続的に記事を投稿する
方法①|自社ブログやサービスについての紹介記事を書く
noteのユーザー層は、完成された宣伝文句よりも、その背景にある「物語」や「想い」に共感する傾向があります。
そのため、自社サービスやブログを紹介する際は、単なる機能説明や更新通知に終始してはいけません。「なぜそのサービスを開発したのか」「ブログ運営でどのような課題を解決したいのか」といった、開発秘話や運営の裏側にあるストーリーを執筆します。
共感を生むコンテンツは、読者の感情を動かし、より詳しい情報を求めて公式サイトへ遷移する動機を強くします。
記事の構成としては、前半でターゲットとなる読者が抱える悩みや市場の課題を提示し、それに対する自社のアプローチを「ストーリー」として語ります。
そして、解決策の具体的な詳細や、機能のスペック、実際の申し込み手順については「公式サイトで詳しく見る」という形でリンクを設置します。
このように役割を分担させることで、note記事自体は読み物として完結させつつ、コンバージョンに近い情報は自社サイトで提供するというスムーズな連携が可能になります。
また、既存のブログ記事をnoteに転載して露出を増やす手法もありますが、その際は「重複コンテンツ」とみなされないよう注意が必要です。
noteには「canonicalタグ」を設定する機能がないため、全く同じ文章をコピー&ペーストすることはSEO上のリスクとなります。
転載する場合は、導入文をnote読者向けに書き換えたり、要約版としてリライトしたりして、オリジナル性を持たせることが重要です。筆者の個人的な見解や、執筆時のエピソードを追記するだけでも、noteらしい独自の価値が生まれます。
方法②|お役立ち情報をまとめたコラム記事を投稿する
特定のテーマに関する情報を網羅的にまとめた「まとめ記事」や「コラム記事」は、note内で非常に人気があり、保存(スキ)されやすいコンテンツ形式です。
自社サイトに専門的なノウハウ記事が複数ある場合、それらをダイジェスト形式で紹介する「ハブ(中継)記事」をnoteで作成します。
例えば、「2025年版マーケティングツール10選」や「新入社員が覚えるべきビジネス用語集」といったテーマを設定し、各項目の概要を解説した上で、「詳細な設定方法はこちらの記事へ」と自社ブログの該当ページへリンクを貼ります。
この手法のメリットは、一つのnote記事から複数の自社サイトページへ送客できる点にあります。
読者は、自分に必要な情報だけを選んで深く学ぶことができるため、ユーザビリティが高く、満足度も向上します。また、有益なまとめ情報はSNSでのシェア率が高く、拡散されることでnoteのドメインパワーを借りた集客効果が最大化されます。
拡散されたnote記事が多くの人の目に触れれば、結果としてそのリンク先である自社サイトの認知度も向上します。
執筆時のポイントは、note記事単体でも十分に役立つ内容にすることです。単なるリンク集(リンクファーム)のような構成では、読者にとって価値が薄く、プラットフォーム側からスパム判定されるリスクもあります。
各項目の解説には、独自の視点や最新のトレンド情報を盛り込み、読み応えのあるコンテンツに仕上げましょう。その上で、より深い知識や実践的なテンプレートを求める層に対してのみ、自社サイトへの遷移を促すという「ギブ・アンド・テイク」のバランスが重要です。
方法③|noteで特定のキーワードを意識して執筆する
noteの強力なドメインパワーを利用して、自社サイトでは上位表示が難しいキーワードでの検索流入を狙う戦略です。
特に、「〇〇とは」「〇〇 評判」「〇〇 使い方」といった、検索ボリュームが大きく競合が激しいキーワード(ビッグワード・ミドルワード)において効果を発揮します。
立ち上げたばかりの自社サイトがこれらのキーワードで上位を取るには時間がかかりますが、noteであれば公開から短期間で検索結果の1ページ目に表示される可能性があります。
手順としては、まずターゲットとなるユーザーが検索しそうなキーワードを選定します。
次に、そのキーワードの検索意図(ユーザーが知りたいこと)を満たす網羅的な記事をnoteで執筆します。記事の中で信頼性を高めるための根拠データや、より専門的な図解、応用テクニックなどを紹介する際に、自社サイトの関連記事を引用元としてリンクします。
検索エンジン経由でnoteに訪れたユーザーの一部を、自社サイトへと誘導する「検索流入のバイパス」を作ることができます。
ただし、キーワードを詰め込みすぎて不自然な文章になったり、内容が薄い記事を量産したりすることは逆効果です。
あくまでユーザーにとって有益な情報を提供することが前提であり、SEOはそのための手段に過ぎません。
また、note記事が上位表示されたとしても、そこからの遷移率が低ければ意味がありません。リンクの設置位置や誘導文言(マイクロコピー)を工夫し、「続きを読みたい」「公式サイトを確認したい」と思わせるような自然な導線設計を心がける必要があります。
方法④|noteプロフィール欄にもリンクを設定する
記事本文だけでなく、アカウントのプロフィール欄も貴重なリンク設置場所です。
プロフィール欄は、どの記事を読んだユーザーからもアクセスされる可能性があり、スマートフォンのアプリでも目立つ位置に表示されます。
ここには、自社サイトのトップページや、最も見てほしいランディングページ(LP)、ポートフォリオサイトなどのURLを設定します。
noteの仕様上、プロフィール欄のリンクもnofollow属性となりますが、固定の流入経路として機能し、興味を持った濃いユーザーを誘導する入口となります。
プロフィール文の書き方にも工夫が必要です。
単に自己紹介をするだけでなく、「誰に」「どのような価値」を提供するアカウントなのかを明確にします。例えば、「Webマーケティングの支援会社です」と書くよりも、「Web集客に悩む中小企業向けに、月間10万PVを達成するためのノウハウを発信中。無料相談は公式サイトへ」と書く方が、クリックされる確率は格段に上がります。限られた文字数の中で、リンク先を訪れるメリットを端的に伝えるコピーライティング力が求められます。
さらに、noteには「クリエイターページ」というトップページのような機能があり、ここに「固定記事」を設定できます。
最も自信のある記事や、自社サイトへの誘導を目的とした代表的な記事を固定表示にしておくことで、プロフィールを訪れたユーザーを逃さずキャッチできます。
ヘッダー画像(カバー画像)も自社のブランディングに合わせて作成し、視覚的に公式サイトとの統一感を持たせることで、遷移時の違和感を減らし、信頼感を醸成することができます。
方法⑤|note内でシリーズ化して継続的に記事を投稿する
単発の記事で終わらせず、特定のテーマでシリーズ化して継続的に投稿することで、固定ファン(フォロワー)を獲得し、安定的な流入経路を育てることができます。
「週刊〇〇」や「〇〇入門講座 全10回」といった連載形式にすることで、読者に「次も読みたい」という動機を与え、再訪を促します。シリーズ化されたコンテンツは、情報の体系化がしやすいため、各記事から自社サイトの異なるページへリンクを貼り分けたり、最終的に自社のメインサービスへ誘導したりする設計が容易になります。
noteには「マガジン」という機能があり、これを使ってシリーズ記事を一つにまとめることができます。
マガジン自体をフォローしてもらうことで、新しい記事を投稿した際に通知が届き、見逃しを防ぐことができます。マガジンの説明文にもリンクを設置できるため、ここからも自社サイトへの誘導が可能です。
また、シリーズ全体をまとめた「目次記事」を作成し、そこから各回の記事へリンクを貼ることで、サイト内回遊率を高め、note内でのSEO評価(滞在時間など)を向上させる効果も期待できます。
継続的な投稿は、note内での露出を増やすだけでなく、Googleのクローラー頻度を高める効果もあります。
更新頻度が高いメディアは、情報が新しいと判断されやすく、検索エンジンからの評価が安定する傾向にあります。無理のない範囲で更新スケジュールを決め、質の高い記事を積み上げていくことが、結果として強力な被リンク効果を生み出します。読者とのコメント欄での交流も積極的に行い、エンゲージメントを高めることも忘れてはいけません。
noteから質の高い被リンクを得るためのコツ
noteを活用して成果を上げるためには、単にリンクを設置するだけでなく、記事そのものの「品質」とリンクの「必然性」を高めることが不可欠です。
読者が価値を感じないコンテンツに置かれたリンクはクリックされず、検索エンジンからも評価の対象外(ノイズ)とみなされる可能性があります。
noteというプラットフォームの特性を理解し、読者が納得して自社サイトへ遷移したくなるような、自然かつ強力な導線を設計するためのポイントを解説します。
- コツ①|専門性の高い内容を分かりやすく解説する
- コツ②|検索ニーズのあるキーワードで記事を書く
- コツ③|外部リンクは自然な文脈で挿入する
- コツ④|画像や図解を活用して読者の理解を助ける
コツ①|専門性の高い内容を分かりやすく解説する
noteで信頼を獲得し、リンクのクリック率を高めるための最重要要素は、コンテンツの「専門性」と「分かりやすさ」の両立です。
Googleの評価基準であるE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)は、noteの記事においても適用されます。業界の専門家しか知らない深い知識や独自の考察は、読者に強い「納得感」を与え、その発信元である自社サイトへの興味を喚起します。
しかし、専門用語を羅列しただけの難解な文章では、一般の読者は理解できず、ページから離脱してしまいます。
専門的なトピックを扱う際こそ、中学生でも理解できるような平易な言葉を選び、噛み砕いて解説するスキルが求められます
。例えば、抽象的な概念には身近な例え話を用い、複雑なロジックは段階的なステップに分解して説明します。
読者が「なるほど、そういうことだったのか」と膝を打つような体験を提供できたとき、その記事への信頼度は飛躍的に向上します。
信頼関係が構築された状態で提示される「さらに詳しい情報はこちら」というリンクは、宣伝ではなく「親切な案内」として受け入れられ、高い確率でクリックされます。
また、一次情報(自分たちだけが持っているデータや実体験)を盛り込むことも効果的です。
どこかのサイトの受け売りではなく、自社の検証結果や失敗談に基づく知見は、唯一無二の価値を持ちます。こうしたオリジナリティのある記事は、他のクリエイターやメディア運営者にとっても引用する価値が高いため、note内での「スキ」やSNSでのシェアだけでなく、外部サイトからのナチュラルリンク獲得にも繋がりやすくなります。
コツ②|検索ニーズのあるキーワードで記事を書く
note記事からの流入を安定させるためには、日記のような散文的なタイトルではなく、ユーザーが実際に検索している「キーワード」を意識したライティングが必要です。
どれほど良質な記事を書いても、誰にも検索されないテーマでは、時間の経過とともに埋もれてしまいます。
Googleなどの検索エンジンからの流入(オーガニックトラフィック)を確保することで、記事は長期的な資産となり、継続的に自社サイトへユーザーを送り込む集客装置として機能します。
記事作成の前には、ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどのツールを使用し、ターゲット層が抱えている悩みや疑問をリサーチします。
例えば「リモートワーク 集中できない」という検索クエリには、「集中する方法を知りたい」「便利グッズを探している」といったニーズが含まれています。
これらのニーズに対する明確な回答(アンサー)をnote記事として用意し、タイトルの左側にキーワードを含めることで、検索結果でのクリック率を高めます。
さらに、検索意図の「深掘り」を行うことで、自社サイトへの誘導率を高めることができます。
note記事では基本的な解決策や概要を提示し、「より専門的な技術資料」や「実践的なテンプレート」といった、検索意図のさらに先にあるニーズを満たすコンテンツを自社サイトに用意します。
「この記事で基礎はわかったけれど、もっと実践したい」と感じた読者に対し、最適な受け皿としてリンクを提示することで、SEOの評価を高めつつ、質の高い見込み顧客の獲得を実現します。
コツ③|外部リンクは自然な文脈で挿入する
記事内に設置する外部リンク(自社サイトへのURL)は、読者の読書体験を妨げない「自然な文脈」で挿入することが鉄則です。
唐突に「公式サイトはこちら」というリンクが現れると、読者は強い広告臭を感じ、警戒心を抱いてしまいます。理想的なのは、文章の流れの中で「その情報を知る必要性」が高まった瞬間にリンクが存在することです。
例えば、ツールの使い方を解説している途中で、「詳しい設定マニュアル(PDF)はこちら」とあれば、読者は喜んでクリックします。
アンカーテキスト(リンクが設定されている文字部分)の文言も工夫が必要です。「こちら」や「URL」といった抽象的な言葉ではなく、リンク先のページ内容が具体的にわかる記述にします。
「3つの成功事例を見る」や「無料診断を試す」といった、クリック後のメリットやアクションを明示する言葉を選ぶことで、ユーザーは安心して遷移できます。
適切なアンカーテキストは、検索エンジンに対してもリンク先のテーマを伝える重要なシグナルとなり、SEO効果を間接的に高めます。
コツ④|画像や図解を活用して読者の理解を助ける
テキスト中心のメディアであるnoteにおいて、画像や図解の活用は読者の滞在時間を延ばし、理解度を深めるための強力な武器となります。
文字ばかりが続く画面は圧迫感があり、特にスマートフォンでの閲覧時には離脱の原因となります。見出しの下や話題の転換点に、内容を要約した図解やイメージ画像を配置することで、視覚的なリズムが生まれ、最後まで読み進めてもらえる確率が高まります。
特に、複雑な仕組みや数値を扱う記事では、インフォグラフィック(情報を視覚的に表現した図)が効果的です。
自社で作成したオリジナルの図解をnoteに掲載し、「この図解の高画質版や詳細データは公式サイトで配布しています」と案内することで、自然な形でリンクへの誘導が可能です。
また、優れた図解はSNSで拡散されやすく、「わかりやすい図だったので引用しました」という形で、外部のブログやメディアから被リンク(画像出典リンク)を獲得できるチャンスも広がります。
画像のSEO対策として、alt属性(代替テキスト)の設定も意識しましょう。noteの画像設定機能でキャプションや説明文を追加することで、画像検索からの流入も期待できるようになります。
また、Canvaなどのツールを使えば、デザイナーでなくても見栄えの良い図解を簡単に作成できます。視覚情報はテキストの数倍の速さで脳に処理されると言われています。読者の負担を減らし、直感的に価値を伝えるための投資として、画像のクリエイティブにもこだわるべきです。
note以外の被リンク獲得方法
Webサイトのドメイン評価を高めるためには、noteからのリンクだけに依存するのではなく、多様なチャネルからバランスよく被リンク(バックリンク)を獲得することが理想的です。
検索エンジンは、特定のサイトからの大量リンクよりも、様々な種類の信頼できるサイトから自然にリンクが集まっている状態(ナチュラルリンクプロファイル)を高く評価します。
ここでは、noteと並行して取り組むべき、代表的かつ効果的な5つの被リンク獲得手法を紹介します。
- 方法①|プレスリリース配信サービスを活用する
- 方法②|ブログランキングサイトに登録する
- 方法③|企業・団体の公式サイトと相互リンクする
- 方法④|口コミサイトやQ&Aサイトに情報を投稿する
- 方法⑤|SNSやYouTubeで紹介し間接的にリンクを得る
方法①|プレスリリース配信サービスを活用する
プレスリリース配信サービスは、企業の最新情報や新商品の発表を、多数のメディアに向けて一斉に届けることができるプラットフォームです。
「PR TIMES」や「@Press」などが代表的です。これらのサービスを利用して情報を発信すると、提携している大手ニュースサイトやWebメディアに記事が転載されることがあります。
転載された記事内に自社サイトへのリンクが含まれていれば、ドメインパワーの強いメディアからの被リンクを獲得できることになります。
特に効果的なのが、自社で実施したアンケート調査や市場分析の結果をまとめた「調査リリース」です。
独自性のあるデータや興味深い統計情報は、メディアの記者や編集者にとってニュース記事の素材として非常に魅力的です。
「〇〇に関する意識調査」といったデータは、社会的なトレンドを示す根拠として引用されやすく、その出典元として自社サイトへのリンクが貼られる可能性が高まります。
この手法で獲得できるリンクは、単なる転載だけでなく、記者が書き下ろしたオリジナル記事からの引用リンク(dofollow)につながることもあり、極めて高いSEO効果が期待できます。
ただし、配信サービスの多くは有料であり、単に配信すれば必ずリンクが得られるわけではありません。メディアに取り上げられるためには、情報の「新規性」「社会性」「意外性」が求められます。
また、一部の転載サイトではリンクにnofollow属性が付与されることもありますが、それでも「サイテーション(企業名やサービス名の言及)」としての効果は大きく、認知拡大を通じて間接的にSEOへ貢献します。定期的な情報発信の一環としてプレスリリースを組み込むことは、ブランドの権威性を高める上でも有効な戦略です。
方法②|ブログランキングサイトに登録する
ブログランキングサイトとは、登録されたブログをカテゴリ別にランキング形式で紹介するポータルサイトのことです。「にほんブログ村」や「人気ブログランキング」などが有名です。
これらのサイトに自社のブログやオウンドメディアを登録するだけで、ランキングサイトからの被リンクを即座に獲得することができます。手続きが簡単で、審査などのハードルも比較的低いため、Webサイトを開設したばかりでドメインパワーが弱い時期には、特に貴重なリンク元となります。
ランキングサイトからのリンクは、検索エンジンに対して「このサイトはWeb上に確かに存在し、特定のジャンルで活動している」という信号を送る役割を果たします。
クローラー(検索エンジンの巡回ロボット)が自社サイトを発見しやすくなり、インデックス登録の速度が向上する効果が期待できます。また、ランキングの上位に入ることができれば、そのカテゴリに関心を持つ熱心な読者がランキングサイト経由で流入してくる可能性もあります。
利用する際のポイントは、自社のコンテンツと関連性の高い「カテゴリ」を適切に選ぶことです。
全く関係のないジャンルに登録しても、訪れるユーザーの属性が合わず、すぐに離脱されてしまうため、SEO上のメリットは薄くなります。
また、近年ではランキングサイトからのリンク効果は以前ほど絶大ではなくなっているとも言われますが、被リンクの「数」と「分散性」を確保する意味では、依然として有効な施策の一つです。登録後は、記事の更新に合わせてランキングサイトへPing送信(更新通知)を行う設定を忘れずに行いましょう。
方法③|企業・団体の公式サイトと相互リンクする
ビジネス上のつながりがある企業や団体との間でリンクを貼り合う「相互リンク」は、信頼性の高い被リンクを獲得する堅実な方法です。
取引先のWebサイトにある「パートナー企業紹介」や「導入事例」のページに、自社のロゴとリンクを掲載してもらうよう依頼します。
実在する企業同士の繋がりに基づくリンクは、検索エンジンから見て非常に自然であり、スパム判定されるリスクもほとんどありません。
特に、同業種や関連業界からのリンクは、テーマの関連性が高いため、SEO評価への貢献度が大きくなります。
また、自社が所属している商工会議所、業界団体、学会などの公式サイトも確認すべきです。
会員一覧ページなどに自社サイトへのリンクを設置できる場合があります。これらの団体は「go.jp(政府機関)」や「or.jp(特定の法人)」といった信頼度の高いドメインを使用していることが多く、そこからのリンクは強力なドメインパワーを受け渡してくれます。
もし掲載されていない場合は、事務局に問い合わせて掲載を依頼してみる価値は十分にあります。
さらに、自社サービスを利用している顧客に対してインタビューを行い、その内容を「導入事例記事」として公開する際に、顧客のサイトからも「事例として紹介されました」という形でリンクを貼ってもらうアプローチも有効です。
相手企業にとっても「メディア掲載実績」としてメリットがあるため、Win-Winの関係でリンクを構築できます。
大切なのは、Web上だけの関係ではなく、リアルなビジネスの信頼関係をWeb上の評価(リンク)に変換するという視点を持つことです。
方法④|口コミサイトやQ&Aサイトに情報を投稿する
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)や、業界特化型の口コミサイト、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトも、広義の被リンク獲得チャネルとして機能します。
これらのサイトに登録し、正確な企業情報やWebサイトのURLを掲載することで、サイテーション(言及)と被リンクを同時に獲得できます。
特に地域密着型のビジネス(店舗ビジネスなど)の場合、Googleマップなどのローカル検索における順位向上(MEO対策)にも直結するため、必須の施策と言えます。
Q&Aサイトにおいては、ユーザーの質問に対して専門家の立場から回答し、その参考情報として自社サイトの関連記事を紹介するという方法があります。
ただし、これは非常に慎重に行う必要があります。自社の宣伝ばかりを目的とした投稿や、自作自演の疑いがある行為は、コミュニティのガイドライン違反となるだけでなく、ユーザーからの信頼を損なう「ステルスマーケティング(ステマ)」として炎上するリスクがあります。
あくまで「ユーザーの課題解決」を最優先し、本当に役立つ場合にのみリンクを添えるという姿勢を貫くことが重要です。
口コミサイトでは、ユーザーから寄せられたレビューに対して丁寧に返信することも大切です。
誠実な対応は他の閲覧者に好印象を与え、結果として指名検索(企業名やサービス名での検索)の増加につながります。検索エンジンは、指名検索の多さを「ブランドの認知度と信頼性の証」として評価するため、直接的なリンク効果(nofollowであることが多い)を超えたSEO効果をもたらします。
第三者のプラットフォーム上で、自社の情報がどのように語られ、リンクされているかを管理・最適化することは、現代のSEOにおいて無視できない要素です。
方法⑤|SNSやYouTubeで紹介し間接的にリンクを得る
SNS(X/Twitter、Facebook、Instagramなど)やYouTubeからのリンクは、基本的にnofollow属性となるため、直接的なSEO効果は限定的です。
しかし、「バズ(爆発的な拡散)」を生み出す起点として、間接的な被リンク獲得に極めて大きな影響力を持ちます。
SNSで話題になったコンテンツは、多くの人の目に触れることで、ブロガー、Webライター、ニュースメディアの編集者といった「リンクを貼る権限を持つ人たち」に発見される確率が格段に上がります。
彼らが自身のブログやメディア記事で「話題のニュース」や「参考になる情報」として自社コンテンツを取り上げる際、そこには通常の被リンク(dofollow)が発生します。
つまり、SNSは「拡散装置」であり、その拡散の先にある「メディア掲載」こそがSEO上の真の狙いです。
この流れを作るためには、SNSでシェアしたくなるような「図解」「衝撃的なデータ」「共感を呼ぶストーリー」をコンテンツに盛り込み、拡散されやすいタイミングで投稿するなどの工夫が必要です。
YouTubeの場合も同様に、動画の概要欄に自社サイトのリンクを貼ることで流入を促せます。動画内で「詳しい解説はブログ記事で行っています」と案内し、視聴者をWebサイトへ誘導します。
動画コンテンツはテキストよりも情報伝達力が強く、ファン化しやすいため、サイトへ訪れたユーザーの滞在時間が長くなる傾向があります。
また、YouTube動画自体がGoogle検索結果に表示されることも増えており、動画とWebサイトを連携させることで、検索画面上の占有面積を広げる「面」の戦略を展開することが可能になります。
| 獲得方法 | メリット | 注意点 |
| プレスリリース | 大手メディアからの転載・引用が期待できる | コストがかかる場合があり、必ず掲載されるとは限らない |
| ブログランキング | 登録が簡単で初期の被リンク確保に有効 | カテゴリ選びを誤ると効果が薄い |
| 企業・団体相互リンク | 信頼性が高く、関連性の強い質の高いリンクになる | 相手企業との交渉や調整が必要 |
| 口コミ・Q&Aサイト | サイテーション効果と指名検索の増加 | 自作自演は厳禁、ステマと誤解されないよう注意 |
| SNS・YouTube | 拡散による二次的な被リンク獲得(バズ効果) | 直接的なリンク効果(dofollow)は期待できない |
まとめ
noteからの被リンクは、nofollow属性が付くことが一般的であるため、検索順位を直接的に押し上げる効果は限定的かもしれません。
しかし、Googleはこれらのリンクをサイト評価の「ヒント」として活用しており、何よりnoteという強力なプラットフォームを通じて得られる「認知拡大」や「質の高いユーザーの流入」は、サイトの成長にとって計り知れない価値があります。
重要なのは、noteを単なるリンク設置場所として見るのではなく、読者に価値を届ける「メディア」として運用することです。
専門性の高い記事や共感を呼ぶストーリーを発信し、自然な文脈で自社サイトへ誘導することで、結果としてSEOにも良い影響を与える循環が生まれます。さらに、プレスリリースやSNSなど、note以外のチャネルも組み合わせることで、より盤石な被リンク体制を築くことができます。
- noteリンクの本質: 直接的な順位効果よりも、流入・認知・サイテーションの効果を重視する。
- 運用戦略: 検索意図を満たす記事を書き、プロフィールや文脈の中に自然な導線を設計する。
- 外部連携: プレスリリースやSNS拡散と掛け合わせ、間接的に強力な被リンク(dofollow)を誘発する。
まずは、自社の強みを活かしたnote記事を1本執筆し、プロフィール欄を整えることから始めてみてください。小さな積み重ねが、やがて大きなドメインパワーとなって返ってくるはずです。

