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SEOの外部施策のひとつに、サイテーションという指標が存在します。サイテーションとは、直訳すると「言及する」という意味で、SEOの文脈では「Web上でサービス名が話題になること」を指します。
SEO対策において、重要であると言われているサイテーションですが、同じ外部対策である被リンクと比べると、まだまだ情報が多くありません。
そこで、この記事では、サイテーションのSEO効果や獲得方法について、分かりやすく&詳細に解説していきます。
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サイテーションとは?同じ外部対策である被リンクとの違い
サイテーション(citation)を直訳すると「引用、列挙、言及」となり、SEO対策においては、自社のサービス名などが他のWebサイトやSNSで言及されることを指します。
「自社サービスについてWeb上で話題になること」と言い換えても良いでしょう。サイテーションは、被リンクと並んでSEOにおける外部対策の重要な施策と言われています。
サイテーションは被リンクとは異なり、リンクが貼られる必要がないため、被リンクと比べるとハードルが低い外部対策と言えるでしょう。
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サイテーションはSEOに影響があるのか?5つの根拠を解説
そもそもサイテーションが本当にSEOに効果があるのでしょうか?国内外問わず、SEOの専門家は口を揃えて「サイテーションはSEOに効果的である」と述べていますが、今のところGoogleの公式から正式なアナウンスはありません。
そこで本セクションでは、サイテーションのSEO効果とその根拠について解説していきます。
MEO(ローカルSEO)には明確に効果が期待できる
Googleの公式では、ローカル検索結果の検索順位とサイテーションの関係を次のように述べており、サイテーションが多いほど検索順位が改善することが分かります。
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
Googleビジネスプロフィールヘルプ「Googleのローカル検索結果のランキングを改善する方法」
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
以上のことから、視認性(=サイテーションの量)が高いと、ローカルSEOに有利に働くことから、通常のSEOにも効果があるのではないか?とされています。
ローカルSEOとは?
ローカルSEOとは、「渋谷 焼肉」「戸田市 眼科」などのように、地域に関するビジネス情報を調べられる際のSEOのことです。「地域名+ビジネス名」に関わるGoogle検索のことだと理解していただいてOKです。
また、地域名が検索キーワードに含まれていなくても、スマホなどの位置情報に合わせて、特定の地域に関する検索結果が表示されることがありまが、これもローカルSEOです。
GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)の発言
前述した通り、サイテーションとSEOの関係をGoogle公式からアナウンスはしていません。
しかし、GoogleのSEOスポークスマンであるGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏は、アメリカ ダラス州で行われたState of Search2017カンファレンスのQ&Aセッションの中で、以下のようにコメントをしています。
・あなたのサイトがインターネットでどのように受け取られているかが、今日(こんにち)では重要だ。たとえば、ソーシャルメディアでどんなふうに言われているかを Google は見ている。
・ポジティブまたはネガティブな言及がブランドに対してたくさんあったときは、Google が持つそのブランドへの信用性に影響を与えることがありうる。
引用:Search Engine Roundtable「https://www.seroundtable.com/google-sentiment-analysis-24610.html」 を翻訳
上記の発言から、Googleの検索エンジンはサイトの評価を他社のサイトでの言及内容(ポジティブorネガティブ)を考慮して、SEOの検索順位に影響を与えると考えられます。
日本のSEO専門家の人たちの声
ここまで、Google公式の発表や関係者の発言を参考に、サイテーションとSEOの関連について考察していきました。
しかし、ここまでの内容では、推論や憶測の域を超えません。ここからは、実際のデータや結果に基づいてサイテーションのSEO効果について考察していきます。
まずは、日本のSEOの専門家の方達のリアルな声を見ていきましょう。
「サイテーションを増やし30位台から5位へ順位UP」
「正しい被リンクとサイテーションは評価対象として残るだろう」
「著者のサイテーションはEATの要素に」
このように、いくつものサイトで成果を出しているSEOの専門家の方々も、サイテーションのSEOの効果について肯定的な意見を述べています。
サイテーションとローカルSEOの相関
また、海外のメディアBlightLocalが2018年に行った調査では、サイテーションの数が多ければ多いほど、ローカルSEOでの検索順位が高い傾向があることが分かりました。
下記のグラフでは、サイテーションとSEOの順位に相関があることが示唆されています。
SNSマーケティングによるサイテーション増加で、4位→1位に順位が上昇した事例。
次に、代表的なサイテーション施策であるSNSの活用をしたことで、とあるファッションECサイトにて、それまで4位だったキーワードが1位に上昇した事例を紹介します。
★施策概要
・対象サイト:月間100万UUのファッションECサイト
・施策:インフルエンサーを活用した「ブランドA」のプレゼント企画
キャンペーン結果:約250万インプレッション、2,000件の応募
★SEOの成果と考察
・SEOの効果:キャンペーンの対象だった「ブランドA」の指名キーワードで、検索順位4位→1位に。
・考察:検索順位が変動した直前に行っていた施策は、今回のSNS施策のみだった。そのため、この企画による250万ものインプレッションによって生み出されたであろうサイテーションが、検索結果の向上に繋がった可能性が大きい。
参考:PLAB-B「https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/15895/」
このように、SNSを活用してインプレッションが拡大したことで、サイテーション増加に繋がり、結果としてSEOにも良い影響を与えた事例もあります。
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サイテーションを増やす方法4選
ここまでサイテーションのSEOにおける効果について紹介してきました。
本セクションではサイテーションを獲得する方法について紹介していきます。
仕掛けやすいネーミングを設計する
人々に話題にしてもらいやすくするためには、ネーミングの段階から工夫する必要があります。
以下の5つを意識すると、サイテーションを獲得しやすくなるでしょう。
・短く覚えやすい
・意味が連想しやすい
・他で使われていない
・スマホやPCで入力しやすい(アルファベットや難しい漢字は避ける)
・ネガティブな意味を連想させない
現実世界での会話の中でも、覚えづらい商品名やサービス名は、正式名称で話題にされづらいですよね。
このことは、Web上でも同じことが言えます。やけに長い名前やありきたりな名前のサービス名は、正式名称では話題にされずに、間違った名前や勝手な名称で話題にされてしまいます。
例えば、サウナを紹介するサイトで「ラウテート」という名前にしたとします。
ラウテートとは、サウナの中にある座るための木の板のことですが、一般的に、「ラウテート」=「サウナ」とは想起できません。
そのため、会話の中では
・そもそも他のサイトが話題にされてしまう。
・「ラウなんちゃら」と曖昧な名前で話題にされる。
・「なんかオシャレな感じのサウナのサイト」のように話題にされる。
・「ラウテント」のように間違って話題にされる。
といった可能性があります。オシャレな名前かもしれませんが、これではサイテーションの獲得という観点では、不利になってしまう可能性が高いでしょう。
逆に、日本最大級のサウナのポータルサイト「サウナイキタイ」は、
- 覚えやすい
- 意味が連想しやすい
- ユニーク
- 全てカタカナなので打ちやすい
とサイテーションの獲得にはうってつけのサイト名です。
思わずシェア&言及したくなるコンテンツを発信
サイテーションを増やすには、自社サイトやサービスについてユーザーがシェアしたり意見を述べたくなるようなコンテンツを発信することが必要です。
シェアされるコンテンツには以下の特徴があります。
- オリジナリティのあるコンテンツ
- 有益なコンテンツ
- 感情を揺さぶるコンテンツ
Twitterで拡散され、多くのサイテーションを得たであろうコンテンツを紹介します。
こちらのツイートでは「無料のSEOツール「Ubersuggest」がChromeの拡張ツールだと検索画面で使えて便利」といった内容で非常に多く拡散されています。
このように便利なツールの最新情報の共有といった有益な情報はシェアを受けやすいです。
こちらでは「SEOライティングマニュアルを配布する」発信で多くのリツイートを受けています。
独自コンテンツの無料配布といった発信でも多くのシェアを獲得することができます。
サイテーションは、ただ獲得すればいいのではなく、ポジティブな内容として獲得していく必要があります。そのため、業界の最新情報や独自のコンテンツを発信していくとSEOにプラスに働くサイテーションの獲得につながるでしょう。
プレスリリースを活用してメディアとの連携を狙う
プレスリリースとは企業が製品やサービスを新たにリリースしたり、イベントを開催したりするといった際に報道メディア向けに発信する文書のことです。
プレスリリースがメディア関係者の目に止まり、ニュース性があると判断されれば、新聞やTVなどに取り上げられたり、Webメディアに掲載されることがあります。
メディアに取り上げられることで、自社のビジネスに注目が集まり、結果としてサイテーションの増加に繋がるでしょう。
プレスリリースのサービスは多くありますが、まずは国内最大手の「PR TIMES」を利用することをお勧めします。
3万円〜/回でプレスリリースを打つことが可能です。
また、「どのようにプレスリリースを打っていいか分からない!」という方は、以下のことを意識してみましょう。
①日本経済を象徴しているか
②今どき感があるか
③ストーリがあるか
引用:2019年 著書 下矢一良 氏「タダで、何度も、テレビに出る!小さな会社のPR戦略」より
私自身も上記のことを意識してプレスリリースを配信したことで、
- 経営するパン屋が地元の新聞に取り上げられ、SNSで話題になる。
- クライアントのウェビナー情報が業界専門メディアに取り上げられ、通常の2倍以上の集客に繋がる。
など、ビジネスに直接的な効果ももたらしてくれました。もちろん、サイテーションの獲得にも繋がっています。
Web広告(特に動画広告)を活用する
広告を打つことで、自サイトやサービス名の認知向上に伴うサイテーションを獲得することができます。中でも動画による配信がおすすめです。
動画は、静止画に比べて、人の感情を動かしやすく、行動に移させる効果が期待できるためです。
実際、株式会社電通と株式会社ディーツー コミュニケーションズが共同で行った調査でも、以下のような調査結果が出ています。
「iPhone 向け動画広告」の 4 つのポイント
【ポイント①】 動画広告は、広告の印象度を高める効果がある。
動画広告を「確かに見た」と答えた人は、バナー広告を「確かに見た」と答えた人の約 1.7 倍となった。
【ポイント②】 動画広告は、訴求内容の認知向上に効果的である。
動画広告認知者における広告での訴求内容の認知率は、バナー広告認知者に比べて約11ポイント、広告非認知者に比べて約 24 ポイント高い。
【ポイント③】 動画広告は、より高い態度変容効果が期待できる。
動画広告認知者の約 4 割が、広告閲覧後、サイト閲覧や検索などなんらかの行動を起こした。
【ポイント④】 動画広告は、訴求内容の理解促進に効果的である。
アンケート調査上で動画広告素材を再度閲覧させたところ、9 割弱が訴求内容を理解した。
引用: i Phone向け動画広告効果調査
~動画広告は訴求ポイントの理解促進に効果的、態度変容にも高い効果を示す~「https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2011017-0221.pdf」
サイテーションの増加を調べる方法
ここまでサイテーションのSEO効果や獲得方法について紹介してきましたが、サイテーションの確認方法を知らないことには施策検証のしようがありません。
そこで本セクションではサイテーションの増加の確認方法について紹介します。
Yahoo!リアルタイム
Yahoo!リアルタイム検索は、Twitterのつぶやきを検索することができるサービスです。
サイトやサービス名を検索することでTwitterにおけるユーザーの投稿内容の確認や、6時間・24時間・7日間・30日間の単位でどれくらいの数ツイートされているか把握することができます。
グラフによって、ツイート数の推移が直感的に把握できたり、感情分析によってツイートの内容のポジティブorネガティブを把握することができます。
ログインや登録は一切不要ですぐに利用できます。まずは、試しに自社のサービスを検索してみてください。
サーチコンソールで指名検索数を調べる
Google search consoleを使うことで「自サイトやサービス名でどれくらい検索されているか?」いわゆる指名検索の数を調べることができます。
指名検索も、サイテーションと同様に知名度の高さが関係しているため、指名検索の数を調べることで、サイテーションの概算を知ることができます。
実際に、SNSマーケティングで有名な株式会社ホットリンクさんの実績でも、指名検索とサイテーション(UGC)の数は相関していることが分かっています。
★検索の手順
①「検索パフォーマンス」を開きます。
②「+新規」をクリックし「検索キーワード」を選択し、調べたいキーワードでフィルターにかけます。
③各クエリの表示回数やクリック数を確認することができます。
Googleで「“サイト名”-site:サイトURL」と検索
Googleの検索テクニックを利用することでも、サイテーションの数を把握することが可能です。
ダブルクォーテーション(””)で自サイトやサービス名を囲い、「”サイテーションを調べたい語句”-site:対象から除外したいURL」と入力して検索してみましょう。
すると、検索結果の左上にサイテーションのあるページ数が表示されます。
試しに、弊社「NYマーケティング」のサイテーション数を調査してみます。
Googleの検索窓に「”NYマーケティング” -site:https://ny-marketing.co.jp」と打ち込み検索します。すると、次のように検索結果が表示されます。
5ちゃんねる
5ちゃんねるとは日本最大規模の電子掲示板サイトであり、ニュース・世界情勢・趣味・芸能・ゲームなどあらゆる分野に分かれた掲示板がありそれぞれ話題別になったスレッドからなっています。
匿名で各ユーザーが投稿しており、この掲示板でどれだけ話題にされているかでサイテーションの確認をすることができます。
匿名で発言できるという特性上、忖度のないリアルな声を拾うことが出来ます。
知恵袋
Yahoo!知恵袋では様々なジャンルに関して、悩みを持ったユーザーが質問や疑問を投稿して、他のユーザーが自由に回答をすることができるサイトです。
こちらで自社サイトやサービス名がどのくらい質問されているか調べることで、サイテーションの量を確認することができます。
またサイテーションだけでなく、そのサービスに対しての改善点や、コンテンツとして利用できるヒントを得ることができるのもYahoo!知恵袋を利用するメリットです。
SEO動画150本以上!
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まとめ
・サイテーションは、被リンクと並ぶ重要なSEOの外部施策である。
・サイテーションとは、SNSや各種Webメディアで自社や自社サービスについて話題にされることである。
・サイテーションと検索の相関や、SEOの権威の発言から、サイテーションはSEOに効果があると考えられる。
・SNSやプレスリリース、広告などを活用しながらサイテーションを増やそう。
・まずは、自社のサイテーションを調べてみよう。
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