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ECサイトを運営する際は、SEO・UXの観点から、ユーザーに認知してもらいやすいドメイン名と、わかりやすいURL構造で設計することが重要です。これらは後から変えることが難しいため、立ち上げ段階から意識しておく必要があります。
この記事では、ECサイトを構築する上で重要なドメインの選び方やURLの決め方、URL構造の設計手順について解説します。
この記事をもとに、適切なドメイン選びとURLを設定し、サイトパフォーマンスを最大化しましょう。
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ECサイトのドメイン名(URL)を決める上で重要な観点
ECサイトを立ち上げる際、ドメイン名(URL)は、サイトのブランド性、ユーザーからの覚えやすさ、競合他社との差別化を加味したうえで決めましょう。
以下でポイントを詳しく解説します。
ドメイン名(URL)は簡単に後から変更できないことを理解する
ドメイン名の変更には主に2つの観点からリスクが伴います。
- SEOへの影響
- ブランド認知度への影響
後からドメインを変更した場合、Googleからの評価がリセットされ、コンテンツが検索エンジン上で表示されずアクセスが激減するリスクがあります。リダイレクトを行うことで対処が可能ですが、正しく行わないと評価が引き継がれないため注意が必要です。
また、運営年月が長くなるほど既存のドメインに慣れているユーザーが増えていきます。その中で新しいドメインに変更してしまうと、ドメイン名で検索していたユーザーを中心に混乱を招きかねません。
ドメイン変更にはこれらのリスクが伴うため、後から変更しない前提で立ち上げ時にしっかりと決めておく必要があります。
ECサイトに関連するブランド名を必ず入れる
ECサイトに関連するブランド名は、必ずURLに含めて設定しましょう。ドメインとページ内容が一致しているほうが、情報を探しているユーザーにとってもわかりやすいです。
また、ブランド名をURLに入れることで、ブランドの認知向上にも寄与するでしょう。
ドメイン名(URL)はシンプルで分かりやすいものにする
ECサイトのドメイン名(URL)を決める際には、ドメイン名をシンプルに設定しましょう。
シンプルなドメイン名は、ユーザーにとって直感的に覚えやすく、ブランドを印象付けることができます。
また、ドメイン名がシンプルであれば指名検索による再来店にも期待できます。
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ドメイン(URL)を取得したら、URL構造についても考えておこう
ドメイン(URL)を取得したら、URL構造についても考えておかなければなりません。Google 検索セントラルのガイドラインにも、適切なURL構造を設計しておくことでインデックス登録されやすくなると明記されています。
URL 構造の設計が適切であれば、Google はサイトをクロールしやすく、インデックス登録もしやすくなります。
引用:Google 検索セントラル
一方、最適化されていないURL構造はSEOで不利になる可能性があります。例えば、色違い商品のページのように、同じようなコンテンツ内容にもかかわらずURLが異なる場合は、重複とみなされてインデックスされないことがあります。
これらのURL構造を後から変更するのは多くの工数がかかるため、最初にSEOを意識したURL構造を設計しておくことが重要です。
ECサイトにおけるURL構造の設計手順
SEOを意識した、ECサイトのURL構造の設計手順を解説します。ドメイン取得を終えたら、構築前に設計を行いましょう。
ECサイトにおける推奨のURL構造を理解する
まずはGoogleが推奨しているECサイトのURL構造を理解しておく必要があります。以下で、Googleが提唱しているURL構造の設計に関するベストプラクティスの概要を紹介します。
同じコンテンツを返す代替URLの最小化
コンテンツ内容が重複しているページ・URLをなるべく発生させないようにしましょう。理由として、Googleが必要以上に多くのリクエストを送信しないようにするためです。
例えば、商品ページはカラーやサイズなどのバリエーションを持つ場合があり、どうしても重複コンテンツが生まれやすくなります。その場合の対処法として、正規URLの設定を行います。
サイズやカラー違いで同じ内容のコンテンツが発生する場合は、パラメーターを使用して色やサイズを指定するようにしましょう。
- 正規URL: https://example.com/product/123
- カラーバリエーションURL: https://example.com/product/123?color=red
- サイズ違いURL: https://example.com/product/123?size=M
URLの大文字と小文字の統一
WebサーバーでURLの大文字と小文字が同じように扱われる場合、全てのURLをどちらかに変換しておきましょう。これにより、URLが同じページを参照していることをGoogleが判別しやすくなります。
/product/black-t-shirt-with-a-white-collar
/category/electronics/laptops/apple-macbook-pro
/Product/Black-T-Shirt-With-A-White-Collar
/Category/Electronics/Laptops/Apple-MacBook-Pro
分割されたページに対して固有のURLを付与する
ECサイト内の商品カテゴリページで、商品数が多い場合に複数ページに分割するケースがあります。その際、2ページ目以降に関して個別のURLを付与するようにしましょう。
このとき、正しいURL構造を意識することが重要です。例えば、カテゴリーページの2ページ目であれば、カテゴリー配下にページURLを設定します。
https://example.com/category/aaa/page/2
https://example.com/page/2
URLパスに内容を示す語句を追加
URLに含まれる語句により、Googleがページを正確に把握しやすくなります。以下のように内容を示すワードを含めましょう。
/product/black-bag
/product/123
ECサイトのURLで使用する推奨のクエリパラメータを把握する
ECサイトはパラメータを使う機会も多いですが、Googleが推奨している方法を取り入れましょう。
URLパラメータとして<?key=value>を使用する
URLパラメータは可能な限り、<?value>
ではなく<?key=value>
形式を使用してください。これにより、Googleがサイトの構造をより効率的に把握し、クロールとインデックス登録を行ってくれます。
/photo-frames?page=2
/t-shirt?color=green
/photo-frames?2
/t-shirt?green
同じパラメータを2回使用しない
Googlebotがどちらかの値を無視する可能性があるため、同じパラメータを2回使用しないようにしましょう。
?type=candy,sweet
?type=candy&type=sweet
一時的なパラメータを避ける
セッションIDやトラッキングコードなどの一時的なパラメータを避け、長期的で永続的なURLを使用しましょう。これにより、URLの有効期間が短くなったり、重複したURLが作成されるのを事前に予防できます。
/t-shirt?location=UK
/t-shirt?location=nearby
/t-shirt?current-time=12:02,
/t-shirt?session=123123123
SKUは集約し、商品の組み合わせに使用するURLを最適化する
SKUとは、Stock Keeping Unitの略で、個々の商品を特定するためのコード番号を指します。
SKU単位でページを生成すると、ページ数が多くなり、回遊性(UX)が悪化する可能性があります。そのため、色別やサイズ別など最適な軸で集約し、ページを最適化することが重要となります。
コンテンツの中で使用するURLを最適化する
コンテンツ内で使用するURLは、以下のように使用することが推奨されています。
使用するURLを統一する
内部リンク・サイトマップ・canonicalタグでは同じURLを使用しましょう。特にECサイトではパラメータを使うことが多いため、表記を統一することが重要です。
自己参照canonicalの使用
インデックス登録可能なすべてのページで自己参照canonicalを使用しましょう。
自己参照canonicalとは、正規ページ内にcanonicalタグを設置し、正規URLとして指定する内部対策の手法です。
外部リンクやSNSでシェアされた場合などに、意図せずにトラッキング用のパラメータが付与されることがあります。その場合、検索エンジンからそれぞれが別々のページであると判断されて評価が分散してしまう可能性がありますが、自己参照canonicalを設置することで、正規ページに評価を統一できます。
<a href>タグを使用してページに直接リンクを含める
JavaScriptなどでページを遷移させるとGooglebotが検出しないことがあるため、リンクは<a href>
タグを使用しましょう。
また、アンカーテキストには、意味のあるテキスト(リンクされている商品のタイトルなど)を入れるようにしましょう。
リンクのテキストが適切であれば、検索エンジンはリンク先のページのトピックやキーワードをより正確に把握できます。
低品質なページにはリンクしない/インデックスさせない
低品質なページにはリンクを送らないか、最低でもインデックス登録をさせないようにしましょう。
例えば、特定のカテゴリにアイテムがない場合、そのページにnoindexタグを使用してインデックスから除外することが推奨されます。これにより、有益ではないコンテンツが検索結果に表示されることを防げます。
SEO対策を推進するためにおすすめのURL構造【特に大規模サイトは推奨】
SEO対策は長期に渡ってPDCAを回しながら行っていく必要があります。ここでは、SEO対策を行っていくうえでおすすめのURL構造について解説します。
前提として、ECサイトは主に以下の3つのページタイプで構成されています。
- PLP(Product Listing Page:商品一覧ページ)
- PDP(Product Detail Page:商品詳細ページ)
- ランキングページ
これらのページを以下のようにトップドメイン以下のディレクトリで分けることを推奨します。
- PLP…xxx.com/s/配下
- PDP…xxx.com/p/配下
- ランキング…xxx.com/ranking/配下
理由としては、SEOの運用がしやすくなる点と、コストが削減できるためです。
上記のような構造にすることで、サーチコンソールにてディレクトリ単位で切り分けられるため、問題が発生した場合にどの範囲に原因があるかを把握しやすくなります。さらに、クロールはディレクトリ単位でバジェットを割り当てると言われているため、クロール改善のKPIが立てやすくなるのも利点といえます。
また、サイトをシンプルな構造にすることで、システム構築やサイト管理のコスト削減にもつながります。
ECサイトのSEO対策には最適なURL構造の設計が重要
ECサイトの構築においては、適切なドメイン名を設定し、検索エンジンやユーザーにとって適切なURL構造を設計することが大切です。
ECサイトのSEO対策については以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
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