NYマーケティング

オウンドメディアの記事から問い合わせを増やす方法|NY流“接客導線”とCVR3本柱で最短で成果を出す

検索流入はあるのに問い合わせが伸びない。その原因の多くは「入口→間→出口」のどこかが設計不在なことにあります。本記事では、オウンドメディア記事から問い合わせを増やすために、NY流の“接客導線”とCVRを押し上げる3本柱(CTA×EFO×LPO)を、KPI・計測・ABテストまで含めて実践レベルで解説します。

目次

なぜ記事を量産しても問い合わせが増えないのか──入口・間・出口の全体最適が鍵

記事数だけではCVは伸びません。入口・間・出口の一気通貫最適化が、問い合わせ増の最短ルートです。

入口(集客)で適切な意図の検索ユーザーを呼び込み、間(回遊)で検討を深めて次の情報へ迷わせずに送り、出口(CV)でLP・フォーム・CTAを三位一体で背中を押す。この全体設計をKPI分解(CTAクリック率→LP到達率→送信完了率)し、GA4×GSC×Clarityで常時計測・改善することが、記事量産の“成果不在”を断ち切る唯一の道です。典型的なつまずきは、キーワード意図のズレ、LPまでの導線が長い、CTAが末尾のみ、EFO未対策、LP訴求不足。まずは上部CTA新設・内部リンク再配線・EFO/LPOの同時改善から立て直すのが王道です。

入口(集客):指名に依存しないSEOと“問い合わせ直結”キーワード戦略

BtoBでは、比較・料金・導入事例などの顕在キーワードがCVに最も近く、まずはここを取りに行くのが合理的です。顕在(比較/料金/導入/代替/セキュリティ)→準顕在(選び方/用途別)→潜在(課題/原因/方法)の三層でテーマを整理し、事業貢献×検索ボリューム×難易度の三軸で優先度をつけます。トピッククラスターで記事群を束ね、内部リンクで評価と回遊を集中させると同時に、記事→LP到達率をKPIとして1–5%(良=10%超)を目標にモニタリング。NY SEOとGA4を連携させれば、キーワード単位で送客・CV貢献を面で把握できます。記事タイトル・見出しは検索クエリの言い回しを忠実に反映し、CTRと意図整合を両立させましょう。

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間(回遊):アシスト記事で検討を深める“接客導線”の設計

検索で来た読者は、知りたい順番があります。「◯◯とは」で全体像を掴み、「メリデメ」で意思を固め、「比較」で候補を絞り、「事例」で再現性を確認して、最後にエース記事やLPへ進む。本文の流れに沿った文脈CTAと内リンクで“次に知りたい情報”へ自然に誘導し、不自然なバナー乱舞は避けます。関連記事・本文内リンク・バナーは役割を分担し、クリックの計測で磨き込むこと。一般に回遊率が高い読者ほどCVしやすく、問い合わせの質(決裁近接・課題具体度)も高まりやすい傾向が見られます。

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出口(CV):LP・サービスページ・フォームを三位一体で最適化

CVの本丸はCTA×EFO×LPOの同時改善です。LPのファーストビューで「誰に・何を・なぜ(今)」を即伝達し、実績・評価・事例など第三者証拠で不安を打ち消します。フォームは項目削減・必須見直し・スマホ最適・入力補助・エラー設計を優先。LP→フォーム送信率の目安は1–3%(良=5%超)。どれか一つでも欠けると“最終ひと押し”が弱まり、せっかくの流入・回遊が無駄になります。ABテストでボトルネックを早期特定し、勝ちパターンをテンプレ化して全体へ横展開しましょう。

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記事の役割設計:集客記事・アシスト記事・エース記事の勝ちパターン

記事を役割で分け、内部導線で接続して“装置化”するとCVが安定化します。

役割は集客・アシスト・エース・LP・エンド(フォーム)へと連続させます。集客は流入最大化と読者育成、アシストは比較/費用/事例で意思決定支援、エースはLP遷移とCV直結です。各役割でCTAと内部リンクを出し分け、導線の「意味」を明示することで、迷いを消し込みます。

集客記事:検索意図を深く満たす見出し構成と実例・データの織り込み

集客記事はSERPの意図を分解し、「とは」「やり方」「チェックリスト」などを過不足なく網羅します。その上で一次情報や自社データ、事例・数値、専門家コメントなど“深さ”を出すことが差別化の核心です。末尾には比較・費用・事例への文脈リンクと、段階CV(資料DL/メルマガ)を併設。タイトル・見出しはクエリの言い回しを反映しCTRを改善します。最後まで読まれない前提で、上部CTAも取りこぼさず設置するのがNY流です。

アシスト記事:比較・費用・導入事例で意思決定を後押しする内部回遊の作り方

アシスト記事は「検討障壁」を崩す役割です。比較表で評価軸(機能/価格/連携/セキュリティ)を統一し、価格の目安、導入手順、FAQを揃えて不安を解消。内部リンクは「比較→事例→価格→LP」を明示的に設計し、クリックを計測して最短導線を磨き込みます。CTAは「比較表DL」「料金早見表」「関連事例を見る」など、明確な利益提示で背中を押します。

エース記事:LP遷移とCVを狙う“締め記事”の要件(訴求・権威・CTA設計)

エース記事は、LP要素を記事内に多めに持ち込みます。明確なベネフィット、第三者証拠(実績・受賞・顧客の声)、要点を射抜くFAQ、強いCTA(上中下)を用意し、「無料/今すぐ/3分で完了」などのマイクロコピーで心理ハードルを下げます。最終CTAはLP/フォームへ直送し、回遊で温まった読者を確実にCVへ導きます。

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CTA設計を“徹底”する:上部設置×文脈CTA×ABテストでクリックを獲り切る

CTAは上・中・下の三点+固定やサイド浮遊で常時視認を確保し、文脈一致でCTRを最大化します。

配置・色・文言・リンク先を短サイクルのABテストで検証し、勝ちパターンを横展開します。特に上部CTA未設置は機会損失が甚大。今すぐ層を取り切る設計を先に固め、続けて中部・末尾の文脈CTAで積み上げるのが効率的です。

ファーストビューにCTAを置くべき理由と配置パターン(冒頭・中部・末尾の3点設置)

“最後まで読まれない”がWebの現実です。冒頭CTAは今すぐ層の取りこぼしを防ぎ、中部は本文の山場直後に文脈一致で差し込み、末尾は読み切り後の自然遷移を狙います。三点設置に加えて、色・余白・サイズの視認性を最適化し、合算クリック量を最大化しましょう。固定ヘッダーやサイド浮遊を併用すると、長文記事でも常時アクセスしやすくなります。

上部固定/本文内/サイド・フローティングの併用パターンと適用基準

直帰率が高い・長文記事では上部固定が効きます。本文内は文脈CTAの主戦場、サイド浮遊はデスクトップの視認性を補完します。スマホは画面占有に注意し、高さ最小・閉じるUI必須。目的別に主CTA(無料相談/デモ)とサブCTA(資料/事例/FAQ)を併設し、温度別に出し分けると漏斗全体の取りこぼしが減ります。

文脈CTAの作り方:不安・期待・興味に合わせたコピー例と出し分け

文脈CTAは「読者の頭の中の声」に応えるコピーが生命線です。不安解消型(費用/手間/失敗リスク)、成果期待型(効果/工数削減)、興味喚起型(事例/比較)で分類し、記事タイプの温度に合わせて出し分けます。ベネフィット先行+所要時間や無料・限定訴求のマイクロコピーを添えると、クリック率は安定して伸びます。

例:「料金が気になる方へ」「課題別の導入事例を見る」「無料相談で要件整理」

「料金が気になる方へ|3分で読める価格・費用早見表を無料DL」「課題別の導入事例を見る|同業の成果と再現性を確認」「無料相談で要件整理|初回30分/オンライン/その場で改善案」など、意図と温度に一致するCTAは、汎用的な「詳しくはこちら」よりCTRが高くなります。

ABテスト設計:配置・色・文言・リンク先を短サイクルで検証する

テスト軸は「配置(上中下/固定)×色/サイズ×コピー×リンク先(LP/フォーム/事例)」を基本に、同時は一要因に絞ります。期間は2–4週間を目安に十分な母数を確保し、勝ちパターンをテンプレ化して横展開。母数が少ない場合は上部設置やコピー変更など高インパクト案に集中し、観測期間を長めに設定します。GA4のevent(cta_click)とClarityの注視/到達で多面的に判定します。

内部導線とリンクマップ:検索意図からCVまでを“迷わせない”

ページ群の地図を作り、比較・価格・事例・LPへ最短導線を敷きます。

関連性の低いリンクを削除し、文脈内リンクを増やして検討の深度を上げます。クリック計測で“効いている導線”を特定し、定期的に再配線。これが検索意図からCVまでの迷いを消す、NY流のリンクマップ運用です。

回遊シナリオ設計:「◯◯とは」→「メリデメ」→「比較」→「事例」→「エース記事/LP」

Know→Consider→Doの順に記事群を並べ、迷いを排除します。各段には段階CV(資料/事例/FAQ)を置いて温度を上げ、最後はエース記事経由でLPへ。リンクは1記事3–5本に厳選し、アンカーテキストで「次に得られる価値」を明示すると、クリック意図が澄み、到達率が安定します。

本文内リンク/関連記事/バナーの役割分担とクリック計測の型

本文内リンクは文脈誘導、関連記事は深掘り、バナーはCV直行が役割です。GTMでクリックイベントを標準化し、導線別のCTRをNYSEOで可視化。低CTRの導線は位置・テキスト・ビジュアルをAB改善します。表面的なPVではなく、「到達と送信」の漏斗で意思決定できる体制にします。

段階CVの設計:資料DL・無料相談・デモ予約の3レベルでハードルを下げる

TOFUは資料・チェックリスト、MOFUは比較表・事例集、BOFUは無料相談・デモで構成し、MA/CRMと連携してMQL→SQLの歩留まりを可視化します。記事の温度に一致したCTA出し分け(初学者=資料、比較=相談/デモ)が、無理のない転換を生みます。メール ナーチャリングで“忘れられない接点”を維持しましょう。

CVR改善の3本柱:CTA×EFO×LPOを同時に回す

CTAで到達を増やし、LPOで納得を高め、EFOで送信を完遂するのが三位一体の肝です。

単独改善より同時着手が効果大。NY流は短サイクルABで勝ちを固定化し、全記事へ横展開します。CVR改善の投資対効果は早く、ROIの起点に据えるべき領域です。

EFO:フォーム最適化チェック10項目(項目削減・必須見直し・スマホ最適など)

フォームは「短く・明快に・助ける」が原則です。1)項目削減、2)必須見直し(電話や役職は任意化)、3)ラベル/プレースホルダー明確化、4)リアルタイムバリデーション、5)エラー位置/文言最適化、6)スマホUI(タップ/キーボード)、7)オートコンプリート/住所補完、8)プライバシー表記と同意、9)確認画面の簡略化、10)進捗バー/所要時間表示で心理負荷を減らします。

入力補助・エラー表示・確認画面・バリデーション・プライバシー表記のベストプラクティス

入力途中の保存/再開や郵便番号→住所自動入力などの補助で工数を削減し、エラーは該当項目直下に具体的な文言で即時表示。確認画面は1画面で簡潔にし、戻り操作も保護。収集目的・利用範囲・保管期間を明記し、安心して送信できる体験を担保します。

LPO:LPの訴求・構成・UIの優先改善マップと“地味改善”の積み上げ方

ファーストビューで「誰に・何を・なぜ今」を一瞬で伝え、ベネフィット→証拠(事例/実績/第三者評価)→FAQ→CTAの王道構成に。視線誘導(Z/F)、余白、行間/サイズ、スマホ優先の調整は“地味”ですが確実に効きます。CTAは上/中/下に置き、「無料/3分で完了」などのマイクロコピーで背中を押しましょう。

計測ダッシュボード:CVR/KPI設計(CTAクリック率→LP到達率→送信完了率)

GA4の標準イベント(cta_click/form_submit/scroll/phone_click)を実装し、NYSEOで一元可視化。ベンチマークは「記事→LP 1–5%(良=10%超)、LP→送信 1–3%(良=5%超)」です。Clarityでヒートマップ/録画を確認し、離脱箇所を特定→ABにつなげます。

KPI基準良好
記事→LP到達率1–5%10%超
LP→送信率1–3%5%超
CTAクリック率記事種別で変動上部>中部>末尾の合算最適

BtoBで問い合わせを増やす“業務的リアリティ”

稟議・セキュリティ・比較検討が長いBtoBは、障壁の先回りと複数CV設計が要です。

比較/価格/事例/FAQをセットで提示し、MA連携でMQL→SQLの歩留まりを改善。商談化までを逆算して、記事と導線を設計します。

比較・導入検討系キーワードを狙う(◯◯比較/◯◯料金/◯◯導入事例)

BOFU直結の顕在キーワードは最優先。比較表の評価軸(機能/価格/連携/セキュリティ)を統一し、料金早見・導入手順・代替比較をワンセットで公開。LP/見積/相談CTAを併設し、定期更新でSERPの意図ズレを防ぎます。こうした“比較型資産”は、指名依存を脱した安定的なCV母集団を作ります。

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意思決定プロセスに合わせた複数CV設計(資料→相談→デモ)とナーチャリング連携

資料DLでMQL化→スコアリング/ステップメール→無料相談/デモでSQL化という王道を、記事ごとに落とし込みます。CTAは温度別に出し分け、フォームは最小入力で離脱を抑制。CRMと連携し、MQL→SQL→受注のトラッキングで媒体貢献度を可視化すると、投資判断がブレません。

社内合意を進める事例記事の構成(背景→課題→解決→成果→再現性)

事例は「背景(業界/規模)→課題→打ち手→成果(数値)→再現性(適用条件)」の骨子で、図解・スクショ・担当者コメントを織り交ぜます。価格・導入手順・FAQへのリンクを配置し、図版直下にCTA(見積/相談/比較表DL)を置くと到達率が上がります。決裁者の信頼獲得を意識し、第三者証拠を厚くしましょう。

NY流 実行ロードマップ(0–12ヶ月):設計→量産→最適化の三段ロケット

0–3ヶ月の基盤、4–6ヶ月の量産、7–12ヶ月のAB継続で“勝ちを固定化”します。

各期でKPIと改善サイクルを明確にし、NY SEOで可視化と意思決定を高速化。接客導線を回し続ける運用を確立します。

0–3ヶ月:計測基盤/EFO/LPOの土台づくりとキーワード・導線設計

まずはGA4/GTMのイベント(cta_click/form_submit等)を標準化し、NYSEOで初期ダッシュボードを構築。EFOのクイックウィン(項目削減/必須見直し/スマホUI)と、LPのFV・証拠・FAQを整備。キーワードマップと内部リンク設計図(リンクマップ)を作成し、最短導線を先に決めます。

4–6ヶ月:集客・アシスト・エースの記事量産と内部リンク網の構築

顕在→準顕在の順で量産し、トピッククラスターを形成。役割別CTAテンプレ(資料/比較表/事例/相談)を共通化し、計測IDを統一します。月次でリンク網と導線CTRを点検し、回遊の“詰まり”を再配線。ここで“記事は導線の部品”という視点を徹底します。

7–12ヶ月:ABテスト常時運転と“勝ちパターン”の固定化・横展開

CTAの配置・コピー・色・リンク先、LPのセクション順、EFOの文言まで継続テスト。勝ちパターンはテンプレ化して全記事へ拡張し、スケールさせます。重要記事は定期リライトし、カニバリを解消して評価集中。改善の学習資産が蓄積しはじめると、同一流入でCVが伸び続ける状態に入ります。

成果が出る記事テンプレとチェックリスト

テンプレで制作の再現性を高め、チェックリストで抜け漏れを防ぎます。

公開前に役割×KPIを紐づけ、勝ち筋を仕込んでからリリースする運用へ。これが最短で成果を作る基本姿勢です。

テンプレ:集客記事の見出し骨子(検索意図→課題深掘り→解決策→次アクション)

H1で検索意図を直球に掲げ、H2で現状/課題をデータと事例で深掘り、次のH2で解決策の全体像(ステップ/比較軸)を整理、続くH2で実行手順やチェックリストを提示し、最後のH2で「比較/事例/資料DL/メルマガ」の次アクションへ接続します。構造化はそのまま回遊の設計です。

テンプレ:事例記事の見出し骨子(業界/規模→課題→打ち手→成果→学び)

導入背景(業界/規模)→課題(数値/定性)→打ち手(プロセス/工夫)→成果(数値/期間/再現性)→学びと適用条件の流れで、意思決定に必要な材料を過不足なく提示。関連事例や相談CTAへの導線を節目に入れ、読者の合意形成を助けます。

公開前チェック20項目:SEO/UX/CTA/計測の抜け漏れ防止

タイトル/見出しの意図合致・カニバリ確認、内部リンクとアンカーテキストの最適化、CTA(上中下/固定/サイド)と文脈一致、マイクロコピーの有無。画像ALT/圧縮、スマホ可読性、LCP/CLS/INP対策。GA4イベント(cta_click/form_submit)実装、GSC連携、Clarity導入までを標準化します。

数値インパクトとミニ事例:小さな改善で大きく伸ばす

同一流入でもCVR+1ptで年間数十件増は珍しくありません。まずは“最終ひと押し”を作るのが近道です。

上部CTAの追加やEFOの基本対策だけでも、クリック率と送信完了率が顕著に改善。学習をテンプレ化→横展開して、全体CVRを底上げします。

CVR+1%のインパクト:同一流入で年間問い合わせが数十件増える試算

月間LP流入3,000×CVR3%=90件。+1ptの4%で120件、+30件/月、年+360件。新規流入の獲得よりも、まずEFO/LPOで“最終ひと押し”を作る方が費用対効果が高いのは、この単純な算数が示します。

CTA上部設置でクリック率が倍増した改善例(上部>中部>末尾の相乗効果)

固定ヘッダー+冒頭CTAを新設しただけでCTRが約2倍に。中部・末尾の文脈CTAと相乗して、合算クリック総量が最大化しました。多くの読者は冒頭〜序盤で離脱するため、上部に“即行動の出口”を用意する価値は想像以上に大きいのです。

フォーム項目削減とマイクロコピー追加で送信完了率が改善した例

項目削減と任意化に加え、「3分で完了」を明記しただけで完了率が大幅改善。エラー設計(項目直下/具体文言)とスマホUI最適化を併用し、離脱ポイントを解消しました。EFOは“早く効く”領域。最初の90日で成果を出しやすい定番施策です。

よくある失敗と回避策

失敗の本質は「測れない/戦略不一致/運用不全」。可視化と接客導線の再設計で抜け出します。

ABテストとテンプレ運用で属人化を防ぎ、改善を継続。数字が会議を前に進めます。

PVは伸びたのに問い合わせゼロ:キーワードと導線の不一致を是正

顕在系への寄せ直し、内部リンクの再配線、文脈CTAの導入で“CV導線”を復活させます。GSC×GA4で「記事→LP」の送客と落ちポイントを特定し、先に上部CTAを入れるだけでも反応は変わります。

「詳しくはこちら」だけのCTA:文脈CTAと価値訴求に置き換える

「料金を3分で確認」「比較表DL」「同業の事例を見る」など、読者の不安・期待に合わせた価値訴求に置き換えます。直前に実績やFAQを挿入して、クリックの心理障壁を下げると到達率は安定して伸びます。

記事乱発でブランドがぼやける:強みを軸にしたブランド編集方針へ

事業貢献×難易度×ボリュームで優先度を再設計し、カニバリを解消して評価集中。比較/価格/導入/事例をセット公開し、勝ち筋を明確にします。ブランドの“芯”を見える化し、編集で徹底します。

運用を強くするツールと体制

設計(ラッコ/Keyword Planner/Ahrefs)、実行(GRC/編集ガイド)、改善(GA4/GSC/Clarity/Looker Studio/NY SEO)を標準装備。

週次の編集会議×改善MTGで、“接客導線”とCVRを回す運用体制にします。数字が会議を短くし、意思決定を速くします。

キーワード/サジェスト調査(ラッコキーワード等)から構成案を作る手順

ラッコで関連語と見出し候補を抽出し、SERPで意図を確認。競合の評価軸を整理して、見出し骨子を作ります。三層(顕在/準顕在/潜在)に配置し、内部リンク先(比較/価格/事例/LP)を事前に決めてから執筆すると、“記事が導線の部品になる”感覚が身につきます。

ABテスト/ヒートマップ/BIの運用ルール(期間・母数・判定基準)

2–4週間で主要KPI(CTR/到達/送信率)を判定し、1要因ずつ検証。母数不足時は上部CTA・コピー・リンク先など高インパクト施策に集中。NYSEOで記事→LP→フォームの漏斗を可視化し、会議体で意思決定を高速化します。

編集会議と改善MTGの型:週次で“接客導線”とCVRを回す

週次でKPIレビュー→課題ページ抽出→改善仮説→AB設計→翌週検証のサイクルを固定。ベストプラクティスはテンプレに即時反映し、全記事へ横展開。カニバリと内部リンク網の点検・再配線を定例化し、「設計→実装→学習」を常時運転します。

まとめ|記事×導線×CVR最適化で、オウンドメディアは“問い合わせ装置”になる

対策キーワード「オウンドメディア 記事 から 問い合わせ 増やす」の本質は、接客導線の設計です。

入口(キーワード)×間(回遊)×出口(CVR)を数値で管理し、勝ちパターンをテンプレ化。小さな改善の積み上げが、最短で大きなインパクトにつながります。

まずは3箇所:上部CTA設置・フォームEFO・内部リンクの再設計から

上部CTAを即設置(固定ヘッダー/冒頭/サイド)しCTRを底上げ。フォームは項目削減・必須見直し・スマホ最適で送信率を改善。比較・価格・事例・LPへ最短で届く内部リンクに再配線し、「記事を導線の部品」に変えましょう。

NYマーケティングの支援:接客導線設計とCVR改善(CTA/EFO/LPO/ABテスト)を伴走します

NY SEOで記事→LP→フォームの動線とKPIを一元可視化し、改善を常時運転。CTA/LP/EFOのAB設計から実装・計測・学習のテンプレ化まで伴走します。BtoB特有の“稟議障壁”に効く比較/価格/事例/FAQの編集支援も対応します。

貴社課題に合わせた無料診断と改善ロードマップをご提案します(資料DL/無料相談はこちら)

無料診断でKPI可視化・落ちポイント特定・90日改善計画をご提示。配布資料には勝ちテンプレ・チェックリスト・導線マップの雛形を収録。初回30分のオンライン相談で、最短の立ち上がりをご支援します。

記事は“目的地へ連れていく装置”。入口・間・出口を設計し、計測で学び、ABで磨き続ければ、オウンドメディアは確実に問い合わせを増やせます。

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中川裕貴のアバター

執筆者

中川裕貴 1億PVの男

Twitter:@ny__marketing
NYマーケティング株式会社 代表取締役。
オトコなら誰でも知っている『ポケパラ』をつくった人。最大で月1億PVまでグロース。その後、NYマーケティング株式会社を創業。大規模サイトSEOが得意。YouTubeでは鬼マニアックなSEO情報を発信中。
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