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本記事ではSEOとブランディングの関係性を、NYマーケティング代表の中川の実体験をもとに解説しています。
結論、今のSEO対策ではブランディングが非常に影響します。詳しく言うと、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)の要素である外部評価とコンテンツ評価の部分でブランディング施策が効いてきます。
その証左として、私の実体験があります。2021年6月にNYマーケティングを設立し、SEOの会社であることをブランディングし続けたことで、1年前のフリーランスの時と比べて年商は3倍近くになりました。(さまざまな要素がありますが)
中川の実体験と独自のブランディングに対する考え方を記事にしました。皆さんに少しでも学びがあれば嬉しいです。
【エピソード1】フリーランス時代にエンジニアかマーケターになるか迷走した
まずは前提となる中川のストーリーを解説します。前提を理解していただいた方が理解度が高まると思います。
わたくし中川は21歳からエンジニアとしてキャリアをスタートし、ポケパラを0から設計・開発するエンジニアのリーダーを務めました。ポケパラをローンチ後にサイトを伸ばすためにはマーケティングが必要だと考え、独学で勉強をしながらポケパラで実践し続けました。
間はかなり割愛しますが、最終的にポケパラは業界で圧倒的NO1のサイトになり、中川自身も『エンジニアとしての開発力』『マーケターとしての創造力・技術力』、ついでに社長(社員70名)も2年間させていただいたので『マネージャーとしての管理力・強靭なメンタル・採用力』がつきました。
ちょっと前提の前提が長くなりましたが…
ポケパラを卒業してフリーランスとなり、エンジニアとして生きていくのかマーケターとして生きていくのか迷走していた時期があります。
フリーランス当初は実はシステム開発の仕事を請けていました。ただすぐに気づきました。「エンジニアとしてスケールするのは難しい。一人で長時間こなすかチームで仕事を請けるかだが、チームで請けるのはかなり信用が必要でむずい」と。
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【エピソード2】マーケターのどのジャンルでいくかちょっとだけ迷った
ということでマーケターとして生きていこうと決意したのですが、「どのジャンルでいく?」となったわけです。「PM的な立ち位置でマーケ全般を見る人」か「SNSマーケター」か「SEOマーケター」か。ポケパラ時代にすべてを経験していたので、どれでもイケる気がしましたが、逆に言うとポケパラしか経験していないので不安も大きかったです。
「ポケパラをあそこまで伸ばしたんだから総合力はあるはず…」「SNSも全般を割と触っていたのでいけるはず…」「SEOはほとんどのキーワードで上位獲得していたから自信あり…」
いきなり決めてツッコむのも怖かったので、フリーランスの仲介エージェントに登録しまくって色々面談を受けてみました。PM的な仕事もあるけどあまりぱっとしない。SNS運用はそこまで自信ない…よしSEOで行こう!
自分を客観的に見たときに、ポケパラの実績で一番大きいのはグロースしたことだけど、一部を切り取るなら「エリア×ジャンル」のSEOでほとんど1位を取っていたことだなと思い、SEOに決定。実際にSEOはポケパラスタート時から、かれこれ12年ほどずーっと見ているため、SEOの歴史を含めどのような施策が効いたかも熟知しています。
【エピソード3】SEOブランディングをスタート
ここからようやくSEOブランディングが始まります。
自分が露出できるWebサービスのすべてで「ポケパラ×SEO」実績を前面に出し、SEOの仕事がパラパラいただけるようになりました。しかもDB型サイトがほとんど。そのすべてで結果を出すことができ、自身としてもSEOでやっていける自信がつきました。
ここまでがフリーランス時代の話で、ここからが法人化した後の話で本題になります。
法人化したタイミングでアクセルを一気に踏みました。
▼やったこと
・Youtube
・ブログ
・Twitter
・マーケ会(コミュニティ)
・プレスリリース
当たり前ですが「僕はSEOに詳しいです」って口で言ってるだけではブランディングはできません。SEOと言えば中川、中川と言えばSEOの人、と想起してもらえるようにならないといけません。
そのために情報発信は必要です。Youtube、ブログ、Twitterを爆速で更新し、さらにマーケ会というマーケターが集まるコミュニティも作りました。マーケ会は自分がマーケターとのつながりが欲しく、情報交換したいという理由で作りました。
マーケ会は現在40名の規模になり、猛者たちが集まっています。(SEOやってる人が8割。治安維持のためヘボい人はフィルタリングして除外しています)
マーケターって結構横のつながりが多いので、仕事の紹介とかもあります。このマーケ会でも中川はSEOの人として認知されているため、SEOブランド構築の一端を担っています。
【エピソード4】SEOブランディングをした結果
Youtubeの効果は大きかったです。スタートして数ヶ月で「Youtube見ました」とSEOの問合せがパラパラ来るようになりました。経路としてはYoutube検索ではなく、Twitterやブログ、プレスリリースからコーポレートサイトを訪れ、Youtubeを見て問い合わせをしてくれます。YoutubeがCVRを上げているわけですね。ユーザーインサイトとしては、「YoutubeでこれだけSEOのことを語っているのだから詳しいんだろう、ポケパラの実績もすごいし、ちょっと話を聞いてみよう」という感じでしょうか。
ブログに関しては、皆さん承知のとおりSEO業界のSEOは超レッドオーシャンです。ただ、長期的に見ればイケる可能性はあると感じてたし、これでイケなくてSEO会社とは名乗れないだろう、という考えでスタートしました。
このブログの話が、この記事の「SEO×ブランディング」のメインの話になります。
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現在のSEOはE-A-Tの評価が非常に重要で、ただ良いコンテンツを作り続けるだけでは上位を獲得できません。外部施策である「被リンク」「サイテーション」を獲得し、会社や個人・サイトの評価を上げないといけません。
今回の数々のブランディング施策により、『NYマーケティングの中川はSEOに詳しい人』ということが、色んなサイト上で言及されることになり、結果的にE-A-Tで高い評価を得ることになります。
特にプレスリリースの活用は大きかったです。直近で打ったSEOコンテンツのプレスリリースは多くのメディアに取り上げられ、ある新聞社からも取材を受けました。多くのメディアに取り上げられることで、『NYマーケティングはSEOに詳しい』というシグナルをGoogleが察知し、ブログメディアが外部評価の恩恵を受けます。
現在まだ発展途上ですが、いくつかのキーワードで1~3位を獲得して流入⇒CVを得ています。割と大きめのキーワードでも徐々に順位を上げてきているため、大手SEO会社のメディアを抜くのも遅くないと考えています。
【現状】SEOブランディングのおかげで自社・クライアントがWinWinに
ブランディングの話ばかりをして、肝心のSEOの実力について言及していませんでしたが、実力ありきのブランディングが必須です。SEOで依頼いただいたサイトは一部(諸事情により限定的な施策のみや途中で終了)を除き成果をあげています。(⇒NYマーケティングの事例)
当たり前ですがブランディングでうまく集客出来ても、実力が伴わなければ途中で倒れます。
このブランディングによって特によかったことは、問い合わせの時点で既にNYマーケティングに依頼したいというお客様が多くいることです。これはどう良いのかというと、アウトバウンド営業やコンペでかかる間接コストを費用に載せる必要がなく、割安な費用でサービス提供が可能になります。
ここからちょっと生臭い話になりますが、ポケパラ時代を含め色んなSEO会社を見てきました。「小規模で名もない会社は実力が伴っていない」「大手はめちゃくちゃ高い」などです。独立してからも、超大手のSEO会社からリプレースの相談や、実際にリプレースした案件もあります。大手の施策や費用に対して不満を持っているクライアントも多く、実際に施策内容を見てもレベルが低いものや、弊社と同レベルで費用は3倍などありました。
これはあくまでもポータルサイト、ECサイトなどDB型サイトのSEOの話で、コンテンツSEOはまた話が変わってきます。DB型サイトのSEOであれば、大手SEO会社と同レベルの施策が半分以下の費用で実現できますよっていう話です。
これは自社をアピールしているわけではなく、大手は構造上高くなってしまうのは仕方がないのです。営業コスト、教育コスト、会社への利益、株主への利益など間接コストが膨らんでしまうためです。その分大手というだけで優秀な人材が入ってくるため、全体的なサービスの質が高いのは事実です。一方、NYマーケティングではその辺りのコストがかからず、中川の経験と実績から大手と同レベルの施策と効果を出すことがわかっているため、指名で問い合わせをいただき安価なため即契約となるケースも多いのです。
終わりに
この記事を書きだしたときは、『ブランディングによるSEOの効果』をメインにしようと考えていましたが、結果的に『ブランディングの大切さ』がメインテーマとなってしまいました。
ブランディングは個人も会社も必要になるため、私の実体験から何かヒントを得て実行してもらえると幸いです。
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