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- パンくずリストってそもそもどういう意味?
- パンくずリストにはどのような役割があるの?
- パンくずリストのSEO効果は?
「パンくずリスト」という言葉だけ聞いたことがある方は、このような疑問を持つと思います。
パンくずリストの役割を理解して正しく設置することは、サイト制作・SEO対策においてとても重要です。
この記事はSEO歴が14年以上あり、お客様のSEO対策をご支援してきたNYマーケティングが、パンくずリストについて網羅的にわかりやすく解説します。
この記事を読めば、パンくずリストについて押さえておきたい情報が全てわかります。サイト運営をされている方、SEO対策をしたい方は最後まで読んでください。
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そもそもパンくずリストとは?
パンくずリスト(英語:breadcrumbs list)とは、訪問者が今サイトのどの階層にいるかを伝えるものです。
(例)トップ > SEO > 内部SEO > パンくずリスト
上記の例では、現在「パンくずリスト」に位置し、その1階層上に「内部SEO」、さらにその1階層上には「SEO」といった構造になっています。
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パンくずリストの役割は大きく2つ
パンくずリストには、主に以下2つの役割があります。
- ユーザーにサイト内のどこにいるか知らせる
- クローラーにサイト構造を伝えられる
この2つについて、詳しく解説します。
ユーザーにサイト内のどこにいるか知らせる
パンくずリストを設置すれば、ユーザーがサイト内のどこにいるかが分かり、読みたいコンテンツを簡単に探せます。
例えば「トップ→SEO→内部SEO→パンくずリスト」のように置いている場合は、内部SEOについて知りたければ「内部SEO」を選択すると、すぐに内部SEO関連のコンテンツを見つけられます。
パンくずリストがあるかないかでユーザビリティが大きく変わるので、必ず設置しておきたい内部リンクといえるでしょう。
クローラーにサイト構造を伝えられる
クローラーに対しては、
- サイト内を巡回しやすくする
- サイト構造を適切に伝えることができる
というメリットがあります。
パンくずリストを設置しておけば、クローラーがサイト内のどこにどのようなコンテンツがあるかの構造の理解がしやすいので、ページがインデックスされやすくなります。
検索結果上にページがインデックスされ、順位がつくまでのステップは「クローラーのサイト巡回→データベースにインデックス登録→検索順位がつく」となっているため、クローラーの巡回のしやすさはSEOに良い影響を与えるのです。
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パンくずリストの種類
パンくずリストの表示には、大きく以下3つの種類があります。
位置型パンくずリスト
どのような経路でたどり着いたとしても、固定で常に同じものが表示されるのが「位置型パンくずリスト」です。
先ほど例として紹介した「トップ > SEO > 内部SEO > パンくずリスト」が該当します。
3つの種類のパンくずリストの中で最も採用されるケースが多いです。
属性型パンくずリスト
属性型パンくずリストとは、動的なパンくずリストです。位置型とは違い、ユーザーのページ遷移状況によって表示が変わります。
(例)
Aさんに表示されているパンくずリスト
〇〇県 > 〇〇市 > 〇〇駅 > 家賃〇円以下 > Aマンション
(例)
Bさんに表示されているパンくずリスト
〇〇県 > 地下鉄〇〇線沿 > 〇〇駅 > 1R > Aマンション
上記の例では、AさんとBさんは同じAマンションのページを見ていますが、ページに辿り着いた経路が違うため、パンくずリストの表示が異なっているのです。
属性型パンくずリストは、不動産を扱うポータルサイトやECサイトなど、データベース型のサイトで使用されることがあります。
パス型パンくずリスト
パス型パンくずリストとは、ユーザーが移動してきた経路の履歴を示すリストです。パス型パンくずリストを書かずとも、ブラウザの「戻る」ボタンで事足りるため、現在は採用されることが少ないです。
パンくずリストのメリット・効果
パンくずリストには大きく以下4つのメリットと効果があります。
ユーザビリティーが向上する
パンくずリストを設置すれば、ユーザーがどの位置にいるのかが分かり、どこにどのコンテンツがあるか探しやすくなります。
ユーザーは必ずしもサイトのトップページから訪れるわけではないです。そのため、パンくずリストにより、ユーザーが現在サイト内のどの階層のページを見ているか示してあげる必要があります。
検索結果画面からのクリック率が向上する
パンくずリストは検索結果にも表示されることがあります。検索結果にパンくずリストが表示されることで、事前にどのようなコンテンツがサイト内に入っているか分かるので、クリック率の向上につながります。
クローラーが巡回しやすくなるためSEOに効果的
パンくずリストを設置しておけばクローラーの巡回効率が良くなるため、SEOに好影響を与えられます。
クローラーの巡回頻度や巡回効率を上げることで、クローラーがサイト内の情報を読み取りやすくなります。その結果SEOにも好影響を与えられるのです。
評価を集めたいページに内部リンクを集められる
ややSEOのテクニック的な話しですが、パンくずリストを適切に設置することで、TOPページやカテゴリー一覧ページなど、評価を集めたいページに内部リンクを集めることができます。
サイト内で評価を集めたいページに対し、内部リンクを戦略的に集めることは、SEO対策においてとても重要です。評価を集めたいページに内部リンクが集まるよう、適切にパンくずリストを設置しましょう。
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パンくずリストを設置する上で気をつけたいこと
ここでは、パンくずリストを設置するうえで気をつけたい6つのことを紹介していきます。
- サイトのカテゴリー構成を明確にする
- カテゴリーに対策しているキーワードを含める
- 全てのページに設置する
- ページ上部に設置する
- ディレクトリ構造ではなくリンク構造にする
- 最後に位置するパンくずにはリンクを設置しない
それぞれ、詳しく解説していきます。
サイトのカテゴリー構成を明確にする
パンくずリストを設置する際は、サイトのカテゴリー構成を明確にしておきましょう。
例えば「ホーム→SEO→内部SEO」のように、ユーザー・クローラーにとって理解しやすいように設置することが大事です。
これを実践するためには、サイトのカテゴリー設計を綿密に練っておく必要があるため、事前にどのようにカテゴリー分けをするべきか考えておく必要があります。
カテゴリーに対策しているキーワードを含める
パンくずリストのカテゴリーには、対策しているキーワードを含めるようにしましょう。
例えば、カテゴリーに「SEO」という月間検索数が大きいキーワードを設定しておくと「SEO」のキーワードで上位表示される可能性が高まります。このようにカテゴリーに狙いたい対策キーワードを含めた書き方をすると効果的です。
全てのページに設置する
パンくずリストは、PCだけでなくスマホでも基本的に全てのページに設置しましょう。
ただしトップページやランディングページなどは、サイト内のどこにいるのかを伝える必要がないため不要です。
ページ上部に設置する
クローラーはページの最上部にあるパンくずリストを読み取っているため、パンくずリストは基本的にページ上部に設置しましょう。
またユーザー目線で考えても、サイト内のどの階層にいるのか瞬時にわかったほうがよいので、最初に目に入るページ上部への設置がおすすめです。
ディレクトリ構造ではなくリンク構造にする
パンくずリストは、ディレクトリ構造ではなく、リンク構造で設置するようにしましょう。
- ディレクトリ構造=サイトの階層
- リンク構造=ユーザーが辿る経路
例として、以下のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」のページがリンク構造となっています。
例:https://zozo.jp/men-category/tops/business-shirt/
もしも上記のページで、パンくずリストをディレクトリ構造とした場合は
ZOZOTOWN > 対象商品(性別:メンズ)> トップス > ビジネスシャツ
となるはずですが、実際はリンク構造にしているため、以下のパンくずリストとなっています。
ZOZOTOWN > トップス > ビジネスシャツ > 対象商品(性別:メンズ)
パンくずリストは、URLの階層(ディレクトリ構造)ではなく、ユーザーが辿る経路(リンク構造)とする方がユーザビリティー・クローラビリティーの観点からよいのです。
最後に位置するパンくずにはリンクを設置しない
現在開いているページがパンくずの最後に位置しますが、最後のパンくずには内部リンクを設置しないようにしましょう。
最後のパンくずは現在開いているページになるため、現在開いているページに内部リンクをつけても意味がなく、ユーザビリティーの低下につながるからです。
構造化データも併せて記述した方がよい
構造化データとは、HTMLの情報をクローラーに分かりやすく伝えるためのものです。
パンくずリストを検索エンジンに適切に伝えるためには、構造化データも併せて実装することを推奨します。
JSON-LD形式のパンくずリストがおすすめ
パンくずリストの構造化データは、簡単に言うと「これがパンくずリストですよ」と検索エンジンに伝えることを目的にしています。
構造化データの実装には3種類の記述方法がありますが、JSON-LD形式を推奨します。理由としては、Googleが公式に推奨しているのと、記述方法がシンプルでソースコードが煩雑にならないためです。
(例)トップ > SEO > 内部SEO
のパンくずリストをJSON-LD形式の構造化データで実装すると以下の形になります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "トップ",
"item": "https://example.com/"
},{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "SEO",
"item": "https://example.com/seo/"
},{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"name": "内部SEO",
"item": "https://example.com/seo/internal-seo/"
}]
}
</script>
※記載場所はheadタグ、bodyタグ内の任意の場所で構いません。
参考:Google検索セントラル パンくずリストの構造化データ
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WordPressでパンくずリストを簡単に設置する方法
WordPressでパンくずリストを簡単に設置したい場合は、パンくずリストが導入されているテンプレートを選びましょう。
Breadcrumb NVXTなどのプラグインでも設置可能ですが、最近は最初からパンくずリストが導入されているテンプレートも多いため、そちらの選択をおすすめします。
パンくずリストについてよくある質問
以下ではパンくずリストについてよくある質問を紹介します。
- パンくずリストは複数設置してもよい?
-
複数設定しても問題ないです。
ただし、Googleは上から1つ目のパンくずリストを採用するため、Googleに認識させたい方のパンくずリストを最上部に設置するとよいでしょう。
- パンくずリストに対策キーワードをたくさんいれてもよい?
-
対策キーワードを過度に入れ込むのはNGです。
対策キーワードを意識して、パンくずリストにキーワードを入れるのはSEO対策で重要ですが、ユーザーファーストの視点でユーザーが理解しやすいパンくずリストにしましょう。
- スマホにもパンくずリストの設置は必要?
-
スマホにもパンくずリストは設置した方がよいです。
スマホはPCよりも画面幅が小さいことから、スマホページにパンくずリストを設置するとデザイン面やUXの観点から嫌だという意見があります。
しかし、「検索エンジンにサイト構造を適切に伝える必要がある」ということを考えると、設置するべきです。もしページ上部に設置したくない場合は、ページ下部に設置することを推奨します。
ポータルサイト、ECサイトのパンくずの事例
ポータルサイト、ECサイトなどのデータベース型サイトは、規模が大きくなるため、テクニカルなSEO対策が必須になります。
データベース型サイトにおいて、パンくずリストをどのように設置するかは、サイト全体に与える影響が大きくなる分、特に考えて設置する必要があります。
以下では、事例をもとにデータベース型サイトがどのようにパンくずリストを設置しているかを解説します。
ポータルサイトの事例
グルメのポータルサイトである「食べログ」を例にみてみましょう。
飲食店を探しているユーザーは「地域名×業種」(例:「渋谷 イタリアン」)のキーワードで検索する傾向にあるため、ユーザーをサイトに集客するためには「地域名×業種」で上位化するためのSEO対策を考える必要があります。
下記の例では、パンくずリストの各階層に内部リンクとして「各エリア名×業種」
(「東京 イタリアン」「渋谷・恵比寿・代官山 イタリアン」「 渋谷 イタリアン」「神泉駅 イタリアン」)
を入れており、「各エリア名×業種」のキーワードを対策していることがわかります。
「食べログ > 東京 > 東京 イタリアン > 渋谷・恵比寿・代官山 イタリアン > 渋谷 イタリアン > 神泉駅 イタリアン > 店舗名」
例:https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13014022/
ユーザーとクローラー両方に対し、親子関係のある各エリアのイタリアンの店舗一覧ページを探しやすいように設計されているため、ユーザー・クローラー双方に利便性のあるサイトとなっています。
ECサイトの事例
価格.comのパンくずリストの設置例を見てみましょう。
以下のように、パンくずの「シャープ(SHARP)」にカーソルをあてた際、アコーディオンのような形で「洗濯機」「ドラム式洗濯機」のカテゴリー一覧ページへのパンくず(内部リンク)が表示されます。
例:https://kakaku.com/item/J0000038105/?lid=20190108pricemenu_hot (PCで見た場合)
※ES-S7G‐Lという型番のドラム式洗濯機のページ
メーカーページに遷移しようとしたユーザーに対し、「洗濯機」と「ドラム式洗濯機」の一覧ページへの内部リンクを選択できた方が、ユーザビリティーが高くなるだろうという価格.comの考えがとれます。
このように、「ユーザーにとってどのような内部リンクが必要か」を考えてパンくずリストを設定することで、他のサイトと差別化できるSEO対策ができるようになります。
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パンくずリストを正しく設置してSEOに好影響を与えよう
パンくずリストはユーザー・クローラーの両方にとって重要となる内部リンクです。
サイト内のどこにいるのかを伝えることでユーザビリティが向上し、クローラーがサイト内を巡回しやすくすることでSEOにも好影響を与えます。
弊社NYマーケティングでは、今回解説したパンくずリストの設置などテクニカルな内部SEOを得意としています。
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