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自社ECサイトを運営されている方は、日々サイト全体のSEO対策をされていると思いますが、その中でも重要な商品ページのSEO対策について解説します。
この記事で紹介をする商品ページのSEO対策を実施すれば、検索順位の向上はもちろんのこと、本質的な施策になるためユーザービリティの向上にも寄与します。
基本的な細かいSEO対策も必要ですが、最重要なのはコンテンツ設計です。商品ページにユーザーが求める独自のコンテンツを実装することで、コンテンツ評価&外部評価UPを目指します。
肝になるコンテンツ設計から基本的な商品ページのSEO対策まで順に解説していきます。
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【最重要】コンテンツ設計|独自の情報を充実させる
基本的なSEO対策やテクニカルSEOも必要ですが、肝となるコンテンツ設計ができていないと上位化は難しいです。
コンテンツ設計とは、他サイトと比較して独自性の強いコンテンツの初期設計と、そういったコンテンツが増えていくための仕組み作りです。
具体的なものとして、以下があります。
- オリジナル説明文
- 口コミ・レビュー
- FAQ(よくある質問)
上記3つはECサイトの商品ページには必須でつけたいコンテンツです。1つずつ詳しく見ていきましょう。
オリジナル説明文を設置する
ECサイトではメーカーの商品を卸で販売しているケースと、自社のオリジナル商品を販売しているケースで大別されます。
後者の場合は、シンプルに自社の商品を紹介する文章を作成すればOKですが、前者の場合はメーカーが作った商品説明文のみの掲載では圧倒的に弱いです。
なぜなら、メーカーが作った説明文は他のサイトも同様に掲載するため、他サイトとの重複コンテンツとなってしまいます。最悪の場合、コピペと判断され低品質ページとしてインデックスすらされない可能性もあります。
メーカー説明文はユーザーにとっても必要なためそのまま掲載し(不要な場合は掲載しないのもOK)、それとは別で独自の視点で商品を紹介する説明文を作成します。
例えば、ワインのECサイトの場合、「ワイン好きオーナーのワンポイントレビュー」のような独自のコーナーを商品ページに設けます。内容はSEO対策を意識しすぎず、ユーザーが読んでも役に立つコンテンツにすることが重要です。
口コミ・レビュー機能を実装する
少し実装や運用のハードルは高くなりますが、口コミ・レビュー機能をつけることを強くお勧めします。
今やECサイトで商品を買うときの口コミは当たり前になりましたし、口コミが存在することでのSEOへの影響も大きいです。
ただし、機能を実装すればユーザーが口コミを投稿してくれるわけではないため、ユーザーが口コミを書いてくれる仕組みを構築することを忘れないでください。
口コミが独自のコンテンツとして評価される
1つ前のオリジナル説明文の章でも言いましたが、独自のコンテンツを商品ページに持たせることは重要です。口コミはUGCとして勝手に増えてくれるオリジナルコンテンツとなるため、導入できるECサイトはすぐに導入しましょう。
Google検索結果でリッチリザルト表示される
キャプチャの赤線の部分が構造化マークアップした口コミや評価のリッチリザルトになります。
口コミ機能を実装し構造化マークアップをすれば検索結果上で目立つことができ、クリック率の向上、アクセスUPにつながります。
ユーザーの購買意欲を高め、検索行動を終わらせる
昨今のGoogleアルゴリズムで重要視されている、ユーザー検索行動を終わらせることに役立ちます。
ECサイトのユーザー検索行動が終わるときは、目当ての商品を購入したときです。今では、口コミを見て商品の購入を決めるのは当たり前になってきているため、豊富な口コミが商品ページにあることで口コミを参考にして購入し、検索行動を終了することが考えられます。
FAQ(よくある質問)を更新し続ける
FAQを商品ページごとに作成することも独自コンテンツとしておすすめです。
機能を実装しておいて、日々の運用の中でお客様から寄せられる質問を都度入力し、商品ページに表示できる体制を構築しておきましょう。
また、よくある質問も構造化マークアップをすることでリッチリザルト表示をすることが可能です。
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商品ページのタイトルのキーワード設定
商品ページのタイトル部分には「商品名」のみが入っていることが一般的ですが、商品名以外に+1単語入れる余地があれば入れましょう。
例えば「業務用ハンドソープ」で考えると、仮定ですが「大容量」というワードと一緒に検索される可能性が考えられます。その場合はタイトルに、「【大容量】業務用ハンドソープ」のように入れてあげると、「大容量 ハンドソープ」で検索された場合にもヒットさせることができます。
判断基準として、+1単語での検索ボリュームが一定数ある場合にのみ入れます。数値の基準は業界ごとで異なるため一概に言えませんが、本命キーワードの検索ボリュームの30%以上ある単語を選択しましょう。ない場合は無理に入れる必要はありません。
また、業界によっては商品の型番号で検索されるものがあります。検索ボリュームを調べてある程度あれば、型番号もタイトルに含めておきましょう。
ページ読み込み速度を早くする
ページ読み込み速度を早くするのは商品ページに限らず必要な施策ですが、商品ページは写真や口コミなどコンテンツが多くなる傾向があるため、気付いたらページが重くなっていることは往々にしてあります。
ページスピードインサイトを使って定期的に点数をチェックし、改善箇所があれば継続的に改善しましょう。
回遊性UPのために近しい商品(レコメンド)へリンクする
掲載する商品に関連する商品ページをレコメンドしたり、Amazonが表示している「この商品を買っている人はこんな商品も買っています」のようにおすすめ商品を表示しましょう。
これはユーザーにとっても有益なコンテンツであるため、回遊性がUPします。回遊性がUPするということは、「Aという商品は思っていた機能とは異なり購入には至らなかったが、Bは目的と合致し購入することになった」という行動が起こります。
もしBという商品をレコメンドしておらず、ユーザーががっかりしてGoogle検索に戻ってしまうと、『このサイトではユーザーの検索意図を満たせなかった』とGoogleが判断して、検索順位の下落につながります。
また、テクニカルSEOの面でも、内部リンクでページ評価を受け渡すことができるため、それぞれのページの強化につながるので是非実装してください。
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ロングテールキーワードをコンテンツマーケティング(記事)で対策する
直接的な商品ページのSEOとは少し話がそれますが、「商品名」に関するロングテールキーワードで流入を狙う場合、商品ページとは別の記事コンテンツ(コンテンツマーケティング)を作りましょう。
例えば「ナイキのシューズA」という商品の場合、「ナイキシューズA 青」「ナイキシューズA 27cm」などは商品ページで拾えますが、「ナイキシューズA おすすめの色」などは記事コンテンツで対策します。ナイキシューズAのそれぞれの色とあう洋服コーディネートを紹介する記事を作り、読者が自身はどの色のシューズが合うかを教えてあげましょう。
記事には自然と商品ページへのリンクが貼られますので、それが内部リンクとなり商品ページのSEOをさらに強化してくれます。
検索行動を終わらせるための決済対策|AmazonPay、楽天Pay
ECサイトの商品ページSEOをする上で、ほとんどの人が盲点となっているのが決済対策です。
中小のECサイトの場合、クレジットカード決済、銀行振込、代引き決済のみしか設置していないところが多いです。初めて利用するECサイトでクレジットカードを入力するのは躊躇しますし、銀行振込も面倒です。
そこでオススメしたいのがAmazonPay、楽天PayのECプラットフォームの決済機能の実装です。審査に通れば比較的簡単に実装できるため、是非検討してください。
今のご時世、Amazonか楽天のアカウントを持っている人は大半のため、実装しておくことで購入率・売上は上がるでしょう。
逆に実装していなくてクレジットカード入力に躊躇して購入を断念し、Google検索結果に戻り別のサイトで購入してしまうユーザーが増えてると、「アナタのサイトではユーザーの検索意図を満たせない行動が多い」ということでSEO評価がガクっと下がります。
ECの商品ページSEOは継続的な改善、工夫が必要
「そんなこともSEOに影響するの!?」と、目から鱗の施策もあったのではないでしょうか。
Googleの精度が年々高くなっているため、小手先のSEO対策では上位を維持することは不可能となっています。
まずは本記事で取り上げた施策を継続的に実施してみて、結果が伴わなかったり困った際は、弊社NYマーケティング株式会社にご相談ください。
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