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NewsPicksの有料動画で足立光さんと西口一希さんがマーケティングについて語る番組があった。
とても面白く勉強になる内容で、いくつかの気づきと再認識をさせてもらった。
一番印象に残ったのは「デジタルマーケティングという言葉は終わった」「マスもデジタルも見て適切に判断することが必要」という発言。
最近わたしの業務は部分的なマーケティングやシステム開発の業務が多かったため認識が薄くなっていたが、この発言で自分の考えを再認識することができた。
これについては後で語るとして、まずマーケティングとは何ぞやってことをまず話したい。
そもそもマーケティングの定義って皆さん何か言えますか?
広義と狭義があったり立場や経験によって「これがマーケティングだ」って色んな考えがあると思いますが、マーケティングの本質とは「売りたいモノと買いたいヒトをマッチングさせること」だと私は考える。
広告を出したりSNSを運用することがマーケティングだ!という人もいますが、それはただの手段であって、本質は自分たちの商品をユーザーに届けて買ってもらうことだ。
番組の中での発言でもあったように、最近はデジタルマーケティングのコンサルをやりまっせって人が多い。(そんな私の肩書もWEBマーケティングコンサルタントだが…)
WEB・デジタルマーケに固執している人は多く、そういった人は往々にしてWEB広告やSNSをゴリ押ししてくる。
そうではなくクライアントの商品・サービスがどんなもので、どうゆう人に届けたいかをコンサルタントもしっかり理解し、そのターゲットとなるユーザーに訴求するにはデジタルかアナログのどの手法が良いかを適切に提案しないといけない。
わたし個人の話になりますが、前職ではポケパラというナイトレジャーのNO1ポータルサイトに携わっていまして、12年ほど前から0からシステム開発とマーケティングをやってました。
0からマーケティングを勉強してすごい数の失敗を経験して実践から学んできました。自分の勉強不足もあるのですが、3Cとか4Pとかのフレームワークはまったく学んでこず、実践もしてこなかった。それでも順調にサイトは伸びていき、最大で月1億PVまでになった。
なにが言いたいかっていうと、マーケティングフレームワークも1つの手法であって、それを知っているからと言ってうまくいくわけでもない。
私がポケパラでやったのは、「コアユーザーに楽しく使ってもらい、お店選び、夜遊びをもっと楽しくしたい」そういう思いでずっとやってきた。結果的にかなりディープな内容の口コミの投稿が増え、ナイト業界のSNSとなった。えらそうなことを言うなと言われるかもしれないが、この私の思いがなければ、今のポケパラはないと思っている。(今は業務委託でシステム開発に携わらせていただいています)
最近読んだスープストックトーキョーを運営するスマイルズ流マーケティングの書籍にも「N=1」で一人のお客様に愛される商品づくり、店づくりをしていると書かれていた。
フレームワークも大事で知っていれば使える場面も多々あるが、本質的なところは「ユーザーに愛されるような良い商品・サービスを作り出す」ことだとわたしは再認識できた。
NewsPicksの中でも言われていたが、売れないもの売りにくいものを無理に売るためのマーケティングが多い。
本当にユーザーから愛され使われるものであれば、下手なマーケティングは必要ない。