不動産業界のSEO覇者「SUUMO」のSEOを徹底分析

不動産のポータルサイトとしては圧倒的なSEOの強さを誇る「SUUMO」。

不動産賃貸ではどんなキーワードで検索しても1位に表示されますが、そのSEOの強さの秘密を解き明かしていきましょう。

ポータルサイトを運営する人ならSUUMOの戦略はとても参考になります。

「外部施策」「内部施策」「コンテンツ施策」「ビジネスモデル」の観点から分析していきましょう。

目次

SUUMOのSEO戦闘力

DR:84

被リンク数:27,900,000

参照ドメイン:29,300

オーガニックキーワード:1,600,000

オーガニックトラフィック:10,400,000

※ahrefsで算出された推定の数値です

まずはSUUMOがどれくらいのSEO戦闘力があるのかを見ていきましょう。

DRは84という高得点。被リンクの参照ドメインが29,300と凄まじい数のサイトから被リンクが貼られていますね。どんなサイトから貼られているのか紐解きたい。

SUUMOの流入キーワード

不動産と言っても「賃貸」「中古マンション」「新築マンション」「戸建て」「土地」などさまざまなジャンルがありますが、SUUMOはすべてのジャンルで上位表示をしているのでしょうか。ahrefsのオーガニックキーワードから分析していきます。

「賃貸」1位

「賃貸マンション」1位

「賃貸物件」1位

「お部屋探し」1位

「中古マンション」1位

「タワーマンション」1位

「分譲マンション」1位

「注文住宅」1位

「新築一戸建て」1位

「中古 戸建て」1位

「一軒家 購入」1位

「中古住宅」2位

「不動産屋」1位

「土地」1~3位

「工務店」1位

「住みたい街ランキング」1位

「引っ越し費用」1位

「転出届」1位

賃貸のみならずマンションや戸建てのKWでも軒並み1位ですね。すごい。

最後の3つの「住みたい街ランキング」とか「転出届」は少しジャンルが違いますが、賃貸・購入住宅問わず引っ越ししたい人の検索需要も獲得していますね。

なぜSUUMOはこんなに無敵なのか、ここから「外部施策」「内部施策」「コンテンツ施策」の3つの観点からまず見ていきます。

SUUMOの外部施策

ahrefsを用いてどんなサイトから被リンクを獲得しているのか見ていきましょう。

じゃらん、カーセンサー、ホットペッパー、タウンワークなどがまず出てきますが、これらはリクルートのグループサイトであるため、あって然るべきです。

【1】https://www.ntv.co.jp/soc/

日テレの全国高校サッカー選手権大会にスポンサーとしてリンクされているものもあります。 日テレはDRが高いので強力な被リンクですが、不動産とは直接関係ないので本質的ではありませんね。

【2】https://www.recme.jp/careerhigh/entry/gesshu30-tedori

「キャリハイ転職」というメディアの家賃目安に関する記事の、家賃相場の参考サイトとしてリンクが貼られています。ん~、これも不動産サイトって分けではないので本質ではない。

【3】https://www.sekisuihouse-f-kansai.co.jp/

「積水ハウス不動産関西株式会社」のコーポレートページです。

コーポレートサイトのトップページからわざわざSUUMOにリンクするとは、どんな部分かな?と見てみると、https://suumo.jp/edit/free/BB/060/kaisha/010174016_002/ こちらのページにリンクが貼られていました。

URLは謎に長いですが、推察するにsuumoドメイン配下に企業のページを作れるフリースペースを提供しているようですね。

ただ、なぜ企業側がわざわざ自社ドメイン配下ではなく、SUUMOドメイン配下にページを作っているのかはわかりません。おそらく何かしらのインセンティブがあるのでしょうが。

どちらにしても大手不動産会社のコーポレートサイトトップからリンクを得ているのは強力ですね。

【4】https://mansionc.co.jp/

続いて「株式会社マンションセンター」という新潟の不動産会社。

グローバルメニューの「売買物件を探す」のリンク先がhttps://suumo.jp/chukomansion/kaisha/__JJ_JJ051FD001_arz1040z2bsz1011z2kcz1101298021.html になっています。自社で取り扱っている売買物件の一覧がSUUMOに掲載されているんですね。

自社サイトに物件管理機能や物件一覧ページを作るのは費用がかかりますし、ランニング工数もかかってしまうため、SUUMOに載せてそこにリンクを貼ってしまおう作戦だと思います。

SUUMOが最強のプラットフォームだからこそ取れる戦術ですね。企業側からしても管理コスト下がってwinだし、SUUMO側も勝手にユーザーをサイトへ送客してくれて被リンク獲得にもなるからwinです。

ざっくり大きく分けて上記4タイプの被リンクがありますが、【2】【3】【4】のタイプのリンクが大量にあります。

【2】は不動産や生活系のメディアから参考サイト、引用サイトとして被リンクを獲得しているケースですが、これはSUUMOがコンテンツマーケティングをやっている成果です。

https://suumo.jp/article/oyakudachi/ というさまざまなコンテンツで情報発信をし、SUUMOという権威性も相まって参考サイトとしてリンクを貼るメディアが増えているのです。

【3】【4】はポータルサイトならではの戦略です。

ポータルサイトは掲載する企業や店舗のページを作り、そこを更新してもらいます。弱いポータルサイトであればそもそも更新してもらえず話になりませんが、SUUMOは圧倒的強者なため更新もしてもらい、さらにそこに企業サイトから誘導してもらっています。

これが強いポータルサイトがより強くなっていく要因の1つです。

【4】が一般的な手法ですが、さらに【3】で別軸のフリースペースを企業に与えて、そこにリンクさせるという戦術がはまっているようです。

競合優位性

被リンクについて、競合の不動産ポータルサイトと比較しての優位性について簡単に考察します。

上記のように企業側にコンテンツスペースを提供していることがベースとしてありますが、その施策を巨大プラットフォームであるSUUMOが実施したこと、それを先行してやったことが優位性となっていると思われます。(先行かどうかのエビデンスはないが)

圧倒的な情報量を持つSUUMOがこのような施策をやることで、それに乗っかる企業の数は物理的に多くなります。さらに先行して提供していることで企業側はSUUMOを正とするため、競合が同じ施策を後手で実施したとしても、二重管理などの手間がかかるため面倒くさがる企業が多いことが推測できます。

SUUMOの内部施策

SUUMOほどの巨大なポータルサイトの場合、内部施策でチェックする項目は莫大な範囲になってしまうため、「CWV」「内部リンク」の2点についてのみ見ていきます。

CWV

新宿駅の賃貸物件一覧ページ(https://suumo.jp/chintai/tokyo/ek_19670/)をページスピードインサイトでチェックしたところ、46点でした。ポータルサイトではギリ及第点といったところですかね。(食べログもそれくらい)

FCPとLCPでまだ改善点がいくつかあるようですが、改善不要と判断してるんでしょうね。(使用していないJavaScriptの削減とかなので)

CLSのユーザーに不便になる箇所は改善済みのようです。

内部リンク

https://suumo.jp/chintai/tokyo/ek_19670/

こちらの新宿の賃貸物件一覧ページを例に見ていきますが、パンくずとURLの設計が美しいですね。

https://suumo.jp/chintai/ が賃貸のトップページで、その下に都道府県>区>駅とURL階層とパンくずが揃えてあります。(必ず揃えなければいけないわけではない)

肝心の内部リンクですが、まず上部に下層ジャンル(賃貸マンション、アパート、賃貸一戸建て)へのリンクがあります。それぞれ新宿駅で絞ったページへのリンクです。エリア軸での横移動への重要な内部リンクですね。

以下は、物件一覧下部にある内部リンクになります。順に解説していきます。

色んなポータルサイトやECサイトである物件、商品のレコメンドですね。物件一覧の下のコンテンツを見ているユーザーは、物件一覧で目当てのものが見つからなかった人なので、その人たちに対して隣接地域で同条件の物件のレコメンドをしているんですね。

ユーザービリティも向上しますし、Googleからしてもユーザーに提供できるコンテンツが多いという事をアピールできます。

続いて、いきなり全然関係ないコンテンツが表示されています。リンクを踏んでも新宿駅の物件ではなく、また地域から選択しないといけません。

これは、この3つのページのSEO対策のために内部リンクが貼られていると考えられます。

「リフォーム」「ペット可」「新築」「築浅」などのキーワードで上位化を試みているのでしょう。サイトで順位がまだまだ低いキーワードのページへの内部リンクを強化することで、そのキーワードでの順位上昇を狙えます。

続いて、新宿駅の不動産会社一覧のリンクが1つだけあります。

これも完全にSEO対策を意識した内部リンクです。一般ユーザーがこのリンクをクリックすることは稀だと考えられます。

SUUMOは「不動産屋」とか「不動産会社」でも強いため、これらの内部リンク対策が効いていると思われます。

続いて、どのサイトにもよくある近い地域へのリンクです。

このリンクが設置されているのはページのかなり下部なので、ユーザーがクリックするとは考えられません。

地域レベルで関連する隣接地域への内部リンクは、ポータルサイトでは非常に重要になります。

続いて、本日新着の新宿駅の新着物件というコンテンツです。「新着」が2回あるのでちょっと名称が気になりますが、その地域の新しい物件を一覧ページから内部リンクすることで、新着物件のインデックススピードもあがりますし、情報の鮮度であるフレッシュネスにも影響すると思います。

他にもいくつか内部リンクコンテンツがありますが、用途・目的は上述したものと大差がないため割愛します。

SUUMOのコンテンツ施策

ポータルサイトでいうコンテンツとは、2タイプに分かれます。

・掲載する物件

・コラム記事

掲載する物件

まず本丸のポータルの部分でSEO対策をするには、掲載する物件数が多くないと話になりません。Googleのアルゴリズムでは、この掲載件数をかなり重視しているように見られます。ただし、ただ数が多いだけではNGで、情報の充実度も重要です。

SUUMOの場合は言わずもがな、この掲載件数が圧倒的に多いです。それはビジネスモデルの構造上、圧倒的に有利になるからです。

ここで少しビジネスモデルの話になりますが、SUUMOが登場する前は、主にそれぞれの大手不動産会社が自社の物件を掲載したポータルサイトが中心だったと思います。

SUUMOはすべての不動産会社が自由に物件を掲載できるため、SUUMO側が労力を使わずとも勝手に情報量が増えていく仕組みなのです。

SUUMOがここまでSEOで強者なのは、被リンクによる効果もあると思いますが、この圧倒的な情報量が一番の要因だと考えています。

このビジネスモデルを思いついて実行した時点で、もう誰も勝てない覇者になってしまったのです。

コラム記事

途中の章で少し触れましたが、SUUMOはコンテンツマーケティングにも力を入れています。(https://suumo.jp/article/oyakudachi/)

不動産を探すユーザーが疑問に思い検索するキーワードを網羅的に対策し、検索ボリュームが多いキーワードで軒並み1位をとっています。

今のGoogleのアルゴリズムはE-A-T、ドメインパワーが重視されますから、SUUMOほどの強いドメインで記事を書いていけば、面白いほどに上位化できるでしょう。

まとめ

どんな巨大なサイトでも、基本的には「外部施策」「内部施策」「コンテンツ施策」の3本柱になります。

しかし、それ以前に巨大なサイトほどビジネスモデルの影響が大きくなります。秀逸なビジネスモデルを基にサイトを構築し、強固なSEO戦略を敷く。これに尽きると思います。

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この記事を書いた人

SEO歴13年、過去に月間1億PVまでWebサイトをグロース。ポータルサイトSEO、コンテンツマーケティングSEOなど、幅広いジャンルの順位UP・売上UP実績が豊富。YoutubeでSEO動画を大量配信中。

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