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ポータルサイトとは、ユーザーがインターネットにアクセスするときの入り口になるサイトです。ポータルサイトを活用すると、これまで接触が少なかったユーザーとの接点を作ることができ、サイトへのアクセス増加を見込めます。
ポータルサイトは作成して終わりではなく、運用し続けることが大切です。ポータルサイトを構築するときは、予算や保守体制を検討したうえで進めましょう。
この記事では、ポータルサイトの例や作り方を解説します。
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ポータルサイトとは?
ポータルサイトの定義やユーザー、運営者にとってのメリットを解説します。
ポータルサイトの意味
「ポータルサイト」とは、インターネット上のページへアクセスするときの入口となる大規模なサイトのことです。「ポータル」は「入口」「玄関」という意味があり、まさにWebページへの入口となるサイトと言えます。
ポータルサイトで代表的なものにはYahoo!Japanがあげられます。天気や占い、検索欄などの情報を閲覧するスタート地点の役割を持ちます。
ポータルサイトのメリット
ポータルサイトのメリットとして、ユーザーにとっては、インターネット上にある多くの情報を、1つのサイトを起点に探せるという点があげられます。
ニュースやショッピング、映画情報など日常に役立つ情報を探しやすいのもポータルサイトの特徴です。
運営者にとっては、無料でユーザーに情報を提供でき、多くのアクセスを期待できるというメリットがあります。
企業のホームページにはアクセスしないユーザーにも、ポータルサイトを通して接触しやすくなります。
また、ポータルサイトに広告を付けると広告収入が見込めるのも魅力の1つです。
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ポータルサイトの例
ポータルサイトにはさまざまな種類があります。ここではポータルサイトを8種類に分けて、代表例とあわせて紹介します。
総合型ポータルサイト
総合型ポータルサイトとは、ニュースや天気、ショッピングなどの情報が掲載されているサイトです。
代表例としてはYahoo!Japanがあげられます。
ユーザーが訪れる用途が多いためアクセスを見込める一方で、構築費用がかかりやすいという側面もあります。
検索型ポータルサイト
検索型ポータルサイトとは、検索欄や交通情報、リンク集など、さまざまな情報が掲載されているサイトです。
代表例としてはGoogleがあげられます。
地域型ポータルサイト
地域型ポータルサイトとは、地域の情報を扱ったサイトです。
観光情報や病院、求人情報など、その地域に関連した情報が掲載されています。
運営者は民間企業や行政、自治体とさまざまです。
地域型ポータルサイトの代表例には、箱根町観光協会が運営している箱根全山があります。
専門型ポータルサイト
専門型ポータルサイトとは、不動産や美容など1つの分野に特化した情報を集約したサイトです。
1つのジャンルに特化しているため、SEOに強いサイトを構築できます。
代表例には、不動産専門型ポータルサイト、SUUMO(スーモ)があります。
口コミ型ポータルサイト
口コミ型ポータルサイトとは、ユーザーが口コミを投稿できるポータルサイトです。
商品を購入する際、多くの購入者は事前に口コミを検索する傾向があるため、アクセスを集めやすいというメリットがあります。
口コミ型ポータルサイトの代表例は、飲食店の口コミを投稿する食べログや、電化製品やファッションなどあらゆる製品やサービスの口コミを投稿する価格.comがあります。
社内ポータルサイト
社内ポータルサイトとは、企業が社内向けの情報を集めたサイトです。
一般的に社外からのアクセスは制限されており、社内の関係者のみ閲覧できるようになっています。
連絡や情報共有をしやすい設計になっており、業務効率化の役割も持ち合わせています。
ブログ型ポータルサイト
ブログ型ポータルサイトとは、ユーザーにブログを投稿する場を提供して記事を集めているサイトです。
ポータルサイトの会員になると限定公開のブログ記事を読めたり、ブログ記事を投稿できたりします。
代表例はAmebaブログです。
コミュニティ型ポータルサイト
コミュニティ型ポータルサイトとは、ユーザー同士で交流ができるポータルサイトです。
質問を投稿すると、他ユーザーが回答して知識や知恵を共有できる仕様になっています。
代表例はYahoo!知恵袋です。
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ポータルサイトの設計手順
ポータルサイトの作成は、大きく分けると以下の2パターンがあります。
- 業者に依頼する
- 自社で作成する
自社でポータルサイトを作るのが難しい場合は、業者に依頼すると良いでしょう。
費用を抑えたい場合はWordpressなどのCMSを使って自社で構築するのがおすすめです。
ここでは、業者依頼・自社制作いずれの場合においても、ポータルサイトを作るときに検討すべきポイントを4つの観点に分けて解説します。
目的・ジャンル選定
ポータルサイトを立ち上げるにあたって、まずはサイトの目的を明確にしましょう。
サイトの目的やジャンルを適当に決めると、アクセスが見込めないポータルサイトを構築してしまう可能性があります。
検索アクセスを期待するキーワードの検索ボリュームを調査し、以下を整理します。
- ポータルサイトのジャンル
- 立ち上げようとしているポータルサイトの市場規模
Yahoo!Japanのような大規模な総合型ポータルサイトは、知名度があればアクセスを見込めます。しかし、新規に立ち上げる知名度が低いポータルサイトは、特徴を特化させたほうがユーザーに好まれる傾向があります。
エリア・カテゴリ設計
キーワードを調査し、検索ボリュームからマスター項目を設定します。
たとえば地域に特化したポータルサイトを作る際、どの範囲の情報を提供するのかを決めます。
関東エリア全般なのか、東京に絞るのか、東京の中でも新宿エリアなのか、といった範囲です。
カテゴリは、ジャンルをより細分化する項目を設定します。
飲食店であれば「和食」「洋食」「中華」などです。
エリア・カテゴリ設計では、既存のポータルサイトを参考にしつつ、キーワードプランナーやUbersuggest、ラッコキーワードなどのツールを使いましょう。
エリア・カテゴリ設計に関して詳しくは以下の記事で解説しています。
コンセプト設計
続いて、競合サイトの数や規模を調べながらコンセプトを決めていきます。
コンセプトが重複するサイトがある場合は、ジャンルの絞り込みやコンセプトの変更を検討しましょう。
例えば、地域型ポータルサイトの場所を「東京」から「新宿」に絞る、レストランのポータルサイトを「高級レストラン」から「カジュアルレストラン」に価格帯やターゲット層をずらすといった変更方法です。
競合のポータルサイトで扱っている情報・扱っていない情報を分析しながら、需要があるジャンルへ変更・絞り込みを行いましょう。
コンテンツ設計
コンテンツ設計では、競合サイトの分析から以下を調査します。
- 競合にあってユーザーに必要な情報
- 競合にないがユーザーが潜在的に求めているであろう情報
飲食店の場合、店名や営業時間といった基本的な情報に加えて、地図や口コミなどユーザーに役立つ情報を洗い出します。
競合サイトにないけれども、ユーザーが潜在的に求めているであろう情報も検討し、競合サイトと差別化を測ります。
コンテンツ設計について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
SEO対策
ポータルサイトは多くのアクセスを呼び込む必要があるため、SEO対策が重要になります。SEO対策のために以下を行いましょう。
- ユーザーが参加できるページ作り
- 見やすく機能が充実したデザイン
- 被リンク対策
口コミ投稿などユーザーも参加できるページを作成すると、運営者だけがページを更新せずとも最新の情報が蓄積されやすくなります。
ユーザー自身もサイトに情報を提供する楽しみを持ち、閲覧や情報更新のためにアクセスすることを期待できます。
デザインは、ユーザーのターゲット層に合わせて検討しましょう。
若い人をターゲットにするのであれば優れたデザイン性を求められます。
高齢者をターゲットにする場合は、凝ったデザインよりもシンプルでわかりやすい操作性が必要です。
ポータルサイトの被リンク対策には、以下のような例があります。
- 掲載している店舗や企業のHPからリンクを貼ってもらう施策を実施する
- ポータルとは別軸でコンテンツを制作し、プレスリリースの活用などで被リンクを集める
- 無断転載サイトに連絡して引用元リンクを貼ってもらう
- イベントや展示会に参加して、他社サイトに取り上げられることを目指す
被リンクはGoogleが重要視しているSEO対策の1つです。サイトの認知度をあげるためにも被リンク対策を行いましょう。
サイト構築・コンテンツ制作
サイトの機能やデザインの方向性が決まったら、サイトを構築していきます。
CMSでサイトを構築すると同時に、サイトに掲載するコンテンツの制作も進めましょう。
サイトが構築できたら動作のテストを行ってローンチとなります。
サイト公開後もSEOの効果を高められるよう、新規情報の取り込みを継続できる保守体制を作っておくことが重要です。
サイト構築を自社で実施するのは、システム開発の経験が無い限りは基本的には難しいと考えましょう。
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ポータルサイトを活用して集客しよう
ポータルサイトはWeb上の集客に便利なサイトです。
企業のホームページだけではアクセスが見込みづらい場合でも、ポータルサイトで新規顧客層に接触できる機会が増えるでしょう。
ポータルサイトは構築して終わりではなく、最新情報を更新し続ける必要があります。
自社で構築するか、外注するかによってコストや構築期間が変わってきます。
自社の体制に合わせて導入を検討してみてください。
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