パーマリンクの設定は、ユーザーへの視認性・利便性の向上につながるため、Googleも「わかりやすい・意味のあるパーマリンク」を推奨しています。
当記事では、パーマリンクの意味やSEOへの影響、おすすめの決め方を具体的に解説します。
ユーザービリティの高いパーマリンクの設定方法を学び、満足度の高いサイト作りを目指しましょう。
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パーマリンク(パーマネントリンク)とは?
パーマリンク(パーマネントリンク)とは、1ページごとに付与されるURLのことです。
「パーマネント(半永久的な)」と「リンク」の言葉が組み合わされた造語であり、半永久的という意味を持つことから、「固定リンク」とも呼ばれています。
弊社NYマーケティングのブログにも、ページごとにパーマリンクが存在します。以下がその一例です。
https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/what-is-search-intent/ |
パーマリンクのSEO効果
パーマリンクには、直接的なSEO効果はありません。
ただし、パーマリンクの設定はユーザーへの視認性・利便性の向上につながるため、Googleも「わかりやすい・意味のあるパーマリンク」を推奨しています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。
Google
パーマリンクを決める際のポイント
パーマリンクを決めるとき、最も重視すべきは「ユーザビリティ」です。
ユーザービリティの高いパーマリンクを決めるためのポイントは、以下の4つです。
- シンプルなURL構造を意識する
- ハイフンを活用する
- ニュース記事は日付を設定する
- 日本語URLにはしない
シンプルなURL構造を意識する
パーマリンクを決めるときは、シンプルなURL構造を意識しましょう。「URLからある程度記事の内容がわかる」というシンプルなURLがおすすめです。
例えば、以下のURLをご覧ください。
https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/backlinks/ |
上記のパーマリンクを見れば、「backlinks」という部分から、被リンクについて書いている記事だと理解できるはずです。
このように、URLを見ただけで内容を推測できるようなシンプルなURL構造を意識しましょう。
ハイフンを活用する
パーマリンクに2つ以上の意味をもたせたいときは、「-(ハイフン)」の活用がおすすめです。
単語をつなげたURLは、Googleが非推奨としています。そのため、キーワード間には必ずハイフンを使用しましょう。
パーマリンクで使用できる記号には「_(アンダーバー)」もあります。しかし、Googleが推奨しているのは「-(ハイフン)」であるため、注意してください。
URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/url-structure?hl=ja&topic=2370420&ctx=topic&visit_id=637948546004524483-4061129593&rd=1
ニュース記事は日付を設定する
ニュース記事には、パーマリンクに日付を設定しましょう。ニュースは記事の作成日が重要だからです。
パーマリンクを日付にしておけば、「いつ書かれた記事なのか」がひと目でわかります。
ただし、更新の可能性があるコンテンツやブログ記事の場合は、日付ではなく「意味のある単語」にしておくのがおすすめです。
そのため、記事によってパーマリンクを
- 日付にするのか
- 単語にするのか
使い分けて、ユーザビリティの高いサイト作りをしましょう。
日本語URLにはしない
パーマリンクには日本語URLを使用せず、英単語URLを設定しましょう。日本語URLによるSEOへの悪影響はありませんが、ユーザーの利便性という面ではデメリットがあります。
なぜなら、パーマリンクに日本語を使用すると、SNSや他サイトへのシェアなどでコピー&ペーストした際に「英単語や記号が羅列した長いURL」になってしまうからです。
無駄に長いURLはGoogleが推奨する「シンプルなURL構造」に反するため、特別な理由がない場合は、日本語URLではなく英単語URLを使用しましょう。
パーマリンクのおすすめ設定方法
パーマリンクを設定する際のおすすめな方法は、以下の3つです。
- 投稿時にパーマリンクを設定する
- カテゴリー・タグのスラッグを変更
- WordPressの場合は、「パーマリンク設定」を変更しておく
投稿時にパーマリンクを設定する
まずはじめにおすすめな方法は、投稿時にパーマリンクを設定するというものです。投稿時に設定することで、わかりやすいパーマリンクを設定することの抜け漏れが軽減されます。
運営されているサイトがWordPressの場合、簡単にパーマリンクが設定できます。
記事作成時に「タイトル」を入力後、一度下書きにすると、パーマリンクが以下のように自動で生成されます。
その後、「パーマリンク」の右側にある「編集」をクリックすると、パーマリンクの設定・編集ができます。
「編集」をクリックして、元から設定されている日本語URLを削除し、コンテンツの内容にあった英語URLに書き換えましょう。
カテゴリー・タグのスラッグを変更
カテゴリー・タグのスラッグを変更しておきましょう。
例えば、弊社のブログであれば、SEOのカテゴリの記事は「https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/記事ごとのリンク」というパーマリンクに統一されています。以下がその例です。
https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/search-enginze/
https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/what-is-canonical-tag/
https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/broken-link-checktool/
運営されているサイトがWordPressの場合は、以下の手順でカテゴリーのスラッグを変更できます。
【カテゴリーのスラッグの変更手順】
- 管理画面の「投稿」から「カテゴリー」をクリック
- 編集したいカテゴリーの「クイック編集」をクリック
- スラッグ欄に英単語を入力して「カテゴリーを更新」をクリック
タグのスラッグを変更するときは、管理画面の「投稿」から「タグ」をクリックします。その後の設定手順は、カテゴリーの時と同様です。
WordPressの場合は、デフォルトの「パーマリンク設定」を変更
WordPressでは、管理画面にある「パーマリンクの設定」からデフォルト設定を変更しましょう。
【パーマリンク設定の手順】
- 管理画面のメニュー画面「設定」から「パーマリンク設定」をクリック
- 基本・日付と投稿名・月と投稿名・数字ベース・投稿名・カスタム構造の中から、自身のサイト設計に最適なパーマリンクを選ぶ
- 「変更を保存」をクリックで完了
最適なパーマリンクは、サイトによって若干異なります。パーマリンクの決め方は、前述の「パーマリンク決め方のポイント」のセクションを参考にしてみてください。
パーマリンクを投稿後に変更するリスク
パーマリンクを投稿後に変更すると、以下のようなリスクがあります。
-被リンクが無効になる
-ドメインのSEO評価がリセットされる
-SNSによるシェア数がリセットされる
-工数がかかるリダイレクト設定が必要になる
パーマリンクの変更は「URLの変更」と同様のため、被リンクやドメインのSEO評価、SNSによるシェア数などがすべてリセットされます。そのため、よほどのことがない限り、パーマリンクを投稿後に変更することはおすすめできません。
パーマリンク変更時には「リダイレクト設定」をすることで、既存URLから新規URLへの誘導が可能です。しかし、設定には工数がかかります。
また、設定に誤りがあると検索エンジンからの評価を下げる原因になるため注意が必要です。
投稿後のパーマリンク変更は、サイトの成果を左右します。そのため、パーマリンクの設定は必ず投稿前に行いましょう。
適切なパーマリンク設定でSEO効果につなげよう
Googleはユーザーの利便性や満足度の高いコンテンツを評価します。
そのため、直接的なSEO効果がないにしても、わかりやすいパーマリンクの設定をして、ユーザビリティを上げることは大切な施策です。
適切なパーマリンク設定をして、ユーザビリティの高いサイト作りを目指しましょう。
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