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URLの正規化とは、サイト内のどのURLを検索エンジンに評価してもらうのかを示すための施策です。
URLが正規化されていない場合、重複ページが存在していた時に意図しないページが検索結果でランクインされたり、ページのSEO評価が分散するなど、SEOで不利に働いてしまうため注意が必要です。
弊社NYマーケティングはSEO歴が14年以上あり、テクニカルな内部SEOを得意としています。この記事を読めば、URLの正規化について知っておくべきことが網羅的にわかります。
弊社が14年かけて培ったノウハウで、URLの正規化について知っておきたいことを凝縮した記事となっています。URLの正規化によって検索順位を上げたい方は最後まで読んでください。
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URLの正規化とは?
URLの正規化とは、サイト内に同じ内容や類似したページが複数ある場合に、検索エンジンに評価されるURLを1つに統一する施策です。
wwwの有無など、本来は同じページであるものの、違うURLとしてみなされてしまうものが正規化すべき対象となります。
例えば、「https://ny-marketing.co.jp/」と「https://www.ny-marketing.co.jp/」などは正規化すべき対象です。なぜなら、wwwがついてるか否かの違いがあるだけで、本来は同じ内容のページだからです。
上記のように、同じページとして判断して欲しいURLをGoogleに伝える施策を「URLの正規化」と呼びます。
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URLの正規化が必要な理由
なぜURLの正規化が必要なのか、その理由を5つ解説します。
- 意図したURLを検索結果に表示させたいため
- 重複コンテンツと認識され、評価が下がってしまう
- クローラビリティが悪化する
- 被リンクを正しく受けられなくなる
- コンテンツシンジケーションする際の評価低下を防ぐ
意図したURLを検索結果に表示させたいため
URLの正規化を行っていない場合、検索結果上に表示されるURLが、Googleが最適だと判断したURLが表示されてしまうことがあります。
この場合、サイト運営者にとって意図しないURLがランクインされてしまうことがあります。そのためURLの正規化を行い、意図したURLがランクインされるようにしましょう。
重複コンテンツと認識され、評価が下がってしまう
似たようなページがサイト内に存在する場合、URLの正規化を行わないと、検索エンジンから重複コンテンツと認識され、サイトの評価が低くなる恐れがあります。
重複コンテンツとは、同じURLや複数ドメインにまたがって、同じもしくは類似したコンテンツがあることを指します。そして、重複コンテンツはGoogleからの評価を下げる行為なため、URLの正規化が必要です。
例えば「https://ny-marketing.co.jp/」と「https://www.ny-marketing.co.jp/」は、wwwがついてるかどうかの違いで、内容自体は何も変わりません。しかし、上記2つのURLを正規化しておかないと、重複コンテンツだと見なされてしまい、ページの評価が分散されるだけでなく、サイト全体での評価を下げてしまいかねないのです。
重複コンテンツと認識され、SEO評価を下げないためにも、URLの正規化は必須の作業になります。
クローラビリティーが悪化する
URLを正規化しておかないと、本来クロールされる必要がないURLまで不必要にクロールされてしまう可能性があります。
不必要なクロールが発生すると、クローラビリティーが低下し、本来クロールされたいページに対しクローラーが充分に巡回されなくなる恐れがあります。そうなると、新規ページを作成した際やコンテンツをリライトした際に、クローラーに素早くページ情報をクロールされなくなる恐れがあります。
被リンクを正しく受けられなくなる
URLが正しく正規化できていないと、それぞれのURLに被リンクが分散し、被リンクの効果が薄くなってしまいます。
例えば、URLの正規化を行わない状態で、「https://ny-marketing.co.jp/」と「https://www.ny-marketing.co.jp/」がそれぞれ被リンクを受けていた場合、被リンクの効果がそれぞれに分散してしまいます。
その反面、URLが正規化されていれば、被リンクの効果を分散させずに済みます。被リンクの効果を分散させないためにも、URLの正規化は行うべきです。
コンテンツシンジケーションする際の評価低下を防ぐ
コンテンツシンジケーションとは第三者サイトに自サイトの記事・コンテンツを提供して、第三者サイトに同一のコンテンツを掲載することです。 ニュースサイト等に自サイトのコンテンツの多くがそのまま使われる場合によく発生します。
この場合、オリジナルな情報である自サイトよりも、第三者サイトの方が上位化されてしまうケースがあるため、第三者サイト内に自サイトに対してのcanonicalタグを依頼することがあります。
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URLが正規化されていないパターン
URLが正規化されていないパターンは主に以下の6つです。サイトで以下のパターンのいずれかに該当していないか、チェックしてみてください。
- スラッシュのあり・なし
- wwwのあり・なし
- index.htmlのあり・なし
- 暗号化(https://とhttp://)のあり・なし
- パラメータのあり・なし
- パソコンとスマホによるURLの違い
スラッシュのあり・なし
URL最後のスラッシュがあるもの・ないものの両パターンが存在する場合、URLの正規化をしていずれかに統一しましょう。基本的にはスラッシュありの方へ統一するのが望ましいです。
確認ポイント https://www.abc.com/ https://www.abc.com |
wwwのあり・なし
URLに「www」があるもの・ないものの両パターンが存在する場合、301リダイレクトの設定をしてURLの正規化をしましょう。
確認ポイント https://www.abc.com https://abc.com |
index.htmlのあり・なし
URL最後の「index.html」があるもの・ないものの両パターンが存在する場合、301リダイレクトの設定をしてURLの正規化をしましょう。
確認ポイント https://www.abc.com https://www.abc.com/index.html |
暗号化(https://とhttp://)のあり・なし
暗号化「https」の「s」があるもの・ないものの両パターンが存在する場合、301リダイレクトの設定をして、URLの正規化をしましょう。
「s」のついていない「http://」は、セキュリティの信頼性が担保されていないURLとみなされます。そのため、Googleも「https://」を推奨しています。URL正規化の観点だけではなく、「https://」つきURLを使用したセキュリティ対策は行っておきましょう。
確認ポイント https://www.abc.com http://www.abc.com |
パラメータのあり・なし
パラメータのあるもの・ないもの両パターンが存在する場合、「canonicalタグ」でのURLの正規化をおすすめします。
パラメータによってページ内容が明らかに変わる場合は不要ですが、それ以外の用途のパラメータの場合はcanonicalタグを付与することを推奨します。(ただし時と場合により適切な対処方法は異なるので、判断が難しい場合は一度、専門家に相談することを推奨します)
確認ポイント https://abc.com/?ad=123456 https://abc.com |
パソコンとスマートフォンによるURLの違い
パソコンとスマートフォンで違うURLが設定されている場合が、昔から存在しているサイトにはあったりします。この場合、canonicalタグとalternateタグを使って、URLの正規化をしましょう。
確認ポイント パソコンの場合:https://abc.com スマホの場合:https://sp.abc.com |
PCとスマホでURLが違う場合の対処法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。
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URLの正規化を確認する方法
ここでは、ページのURL正規化ができているかどうかを確認する方法を解説します。
Google Search ConsoleでURL正規化を確認
Google Search Consoleを使ってURLの正規化を確認できます。以下の手順で確認してみてください。
<Google Seach Concole でURL正規化を確認する方法>
- Google Search Consoleにログインする
- 左メニューの「URL検索」を選択する
- 検索欄で検索したいURLを入力する
- 「ページのインデックス登録」を開く
- 「ユーザーが指定した正規 URL」と「Google が選択した正規 URL」が同じであることを確認する
「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」が同じであれば、URLの正規化が成功していることになります。一方、それぞれ違うURLが記載されている場合は正規化できていない可能性があるため、確認が必要です。
URLを正規化するための対策
ここでは、URLを正規化するための対策を5つ紹介します。
- 301リダイレクトでURLを正規化する
- canonicalタグでURLを正規化する
- 内部リンクのURLを正規化する
- XMLサイトマップ(sitemap.xml)のURLを正規化する
- HTMLサイトマップのURLを正規化する
301リダイレクトでURLを正規化する
301リダイレクトとは、アクセスしたURLから別のURLに転送する処理です。
「.htaccessファイル」に転送先を記載してサーバーにアップロードすると、リダイレクト処理を実装できます。このリダイレクト処理を通じて、URLの正規化を実現することができるのです。
canonicalタグでURLを正規化する
canonicalタグとは、重複したコンテンツを検索エンジンに評価してほしい1つのURLに統合するタグです。
重複しているページの<head>内に<link rel=”canonical” href=”評価を集めたいページのURL”>を追記すると、正規化できます。
内部リンクのURLを正規化する
自サイト内の内部リンクに設置しているURLに正規URLが設置されているか確認しましょう。
クローラーは内部リンクに設置されているURLを、正規URLを判断する上で重要な情報として認識します。内部リンクに正規URLが設置されていない場合、クローラーはどのURLが正規URLなのかの判断がつきづらくなってしまいます。
内部リンクが自サイト内でどのように設定されているかは、Google Search Console上で確認することができます。確認方法の詳細は以下の記事をご確認ください。
XMLサイトマップ(sitemap.xml)のURLを正規化する
XMLサイトマップ(sitemap.xml)内に、正規URL以外のURLが入っている場合は除外して、正規URLのみを登録しましょう。
正規URL以外のURLがXMLサイトマップに登録されてある場合、クローラーに対し、クロールされる必要のないURLがクロールされるだけでなく、クローラーに正規URLの判断を迷わせてしまいます。
HTMLサイトマップのURLを正規化する
HTMLサイトマップはユーザーにサイト内において、どのようなコンテンツが存在しているかを示したページです。
HTMLサイトマップはページの性質上、サイト内の各ページへの内部リンクを設置しているため、内部リンクに正規URLが正しく設置されているかを確認しましょう。
URL正規化の注意点
URLを正規化するうえで注意すべき点を3つ紹介します。
絶対パスでURLを指定して、相対パスにしない
URLを指定する際は、指定ファイルまでの経路を表す「絶対パス」と、ファイルの位置を相対的に示す「相対パス」の2つがありますが、URLを正規化する際は絶対パスにしてください。
例えば、canonicalタグを設置する際は、フルで書いたURL(例:https://ny-marketing.co.jp/blog/seo/url-unify/)を指定しましょう。
noindexとcanonicalを併用しない
URL正規化の作業を行おうとした際、正規ページに評価を統一させる施策を実施しますが、その際に正規ページではないページに対し、noindexタグ(評価を消失させる)とcanonicalタグの両方を入れてはいけません。
noindexタグの設置はそのページの評価を消失していくために設置することになりますが、canonicalタグは「評価を移してください」とクローラーにヒントを与えるタグになります。
この2つは、noindexが「評価するな」としているのに対しcanonicalは「評価しろ」とページ内で矛盾した設定をしていることになります。正規化する際によく使うcanonicalタグは、noindexと併用してページ内に設置しないようにしましょう。
robots.txtを使用しない
robots.txtを使用した正規化はしないようにしましょう。robots.txtは本来クローラーのクロール制御を行うために使われるからです。
正規化の目的で robots.txt ファイルを使用しないでください。
正規ページを指定する│Google検索セントラル
サイト規模が大きくなるほど、URLが正規化できていないと致命的
EC・ポータルサイトといった、サイト規模が大きいサイトになればなるほど、URL正規化の重要度が高くなります。なぜならページ数が多い分、必然的にマイナス要素がサイト全体で増え、影響度として大きくなるからです。そのため、URLが正規化できていないことはSEO上位表示において致命的なマイナス点となってしまいます。
またサイトの規模が大きくなればなるほど、管理工数が増えるため、URLの最適化などの目に見えにくい内部SEOのチェックが煩雑化しがちです。そのため、定期的なタイミングで自サイトのURLが正規化できているか確認することを推奨します。
URLの正規化でよくある質問(Q&A)
URLの正規化についてよくある質問を紹介します。
ドメインの正規化とは何ですか?
結論として、「ドメインの正規化」というのは存在しません。一般的には、wwwあり・なしのことや、「URLの正規化」のことを指しているでしょう。
WordPressでURLを正規化するための方法は?
WordPressでサイトを作成した場合、WordPress管理画面の「一般設定」の中の「サイトアドレス(URL)」において、一部のリダイレクト設定をWordPress側で自動で実行してくれます。
またWordPressに限りませんが「.htaccess(ドットエイチティアクセス)」と呼ばれる設定ファイルを使用できる場合、.htaccessでリダイレクト設定ができます。
WordPressにおいては、上記のようにURLを正規化するためのリダイレクト設定などが、プラグインや管理画面上から設定できることが多いです。
URLを正規化して、SEO評価を受けやすいサイトにしよう
URL正規化は内部SEO対策において非常に重要な施策となります。
特にサイト規模が大きくなればなるほどSEOへの影響度が大きくなり、ECサイトやポータルサイトといったデータベース型サイトにおいては、URLの正規化ができていないことは致命的なSEOでのマイナスになります。
弊社NYマーケティングでは、URL正規化のようなテクニカルな内部SEOを特に得意としています。ポータルサイトを月間1億PVまで伸ばした実績と知見をもとに、最適なSEO戦略をご提案することが可能ですので、内部SEO対策にお困りな方はお気軽にご相談ください。初回無料相談を承っております。
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