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nofollowとは、リンクとサイトを関連付けたくない場合、またはリンク先をクロールしないように伝えるために、検索エンジンに対してヒントとして伝える属性値です。nofollowを適切に使用すれば、自サイトの評価が不当に低下するのを防ぐことができます。
弊社はSEO歴14年で様々なサイトのSEOコンサルティングをおこなってきましたが、「外部サイトへのリンクは全てnofollowにする」と間違った認識と使われ方をしているサイトを目にすることがあります。
本記事では、サイト運営者向けにnofollowの役割を正しく理解して使ってもらうことを目的として解説していきます。この記事を読めば、もうnofollowの使い方で迷うことはありません。
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nofollow属性とは
nofollow属性とは、リンク先をクロールしないよう検索エンジンに対し、ヒントとして提示するための属性値のことです。
nofollowを適用することで、自サイトとリンク先(外部サイト)との間に特別な関連性がないことを示せます。
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nofollowの役割・通常リンクとの違い
nofollowには、リンク先に自サイトのページ評価を受け渡さない役割があります。
nofollowを付けない通常のリンクの場合、検索エンジンはリンクをリンク元と関連のあるページとして認識し、リンク元のページ評価が受け渡されます。
リンク先がリンク元と関連性が高く、信頼できるページであれば問題にはならないでしょう。
しかし、リンク先がリンク元と関連性が低かったり、低品質なページだったりする場合、自サイトの人気や価値が悪用され、不本意な低評価につながる恐れがあります。
このような状況を防止するためにも、不当なSEO評価の低下を回避し、ユーザーにとっても満足度の高い検索結果が得られるように、nofollowという機能が存在しています。
nofollow属性はヒント扱いに変更
Googleは2019年9月にnofollowの扱いを「命令」から「ヒント」という扱いに変更しました。
nofollowがヒント扱いになったことで、Googleの判断次第では、nofollowが指定されたリンクであってもページ評価の対象になりえます。
こうしたnofollow属性の変更には、外部サイトに評価を渡したくないことから「外部リンクには漏れなくnofollowを付けよう」という考え方が広がったことが関係しています。
本来Google が評価するリンクにまで nofollowが設定されていると、正しい評価が行えないため、nofollowをコンテンツ評価のヒントとして扱うように仕様が変更されました。
参考:Google検索セントラル 「進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法」
nofollowが必要な場面は2つだけ!
nofollowを設定する場面は、主に次の2つだけです。必要以上にnofollowを設定する必要はないです。
①広告やアフィリエイトなどの有料リンク
リンクの中でも、お金を払って掲載してもらう広告やスポンサーとしてのバナー広告(Adsenseなど)、アフィリエイトリンクなどはnofollowの設定をおこなうケースがあります。
※ただし、2019年から上記のような有料リンク(広告やアフィリエイトリンクなど)に対しては、sponsored属性を使うことが推奨されています。(sponsored属性については後述します)
nofollowを設定することで、広告などのためにリンクを貼っていたとしても、「これはあくまで広告のためにリンクを貼っている」ということを検索エンジンに伝えることができます。(※有料リンクのうち、検索結果を操作する目的のリンクはGoogleのガイドライン違反となるため、リンクの設置自体をおこなうべきではありません)
②ユーザーが生成・投稿可能なコンテンツ
自サイトのコメント欄を開放している場合など、一般ユーザーが生成可能なコンテンツ(UGC)から発するリンクにnofollowの設定をおこなうケースがあります。
※ただし、2019年からUGCに対しては、ugc属性を使うことが推奨されています。(UGCについては後述します)
ユーザー生成型サイトでは投稿欄などに、リンクを獲得したい第三者によって、好き勝手にリンクを設置されてしまう場合があります。こうした場合に備えてnofollowを設定しておけば、リンク先のサイトと無関係であると伝えられるため、信頼性の低いページに評価を渡さずに済むのです。
【補足】内部リンクへの設定は不要
nofollowはあくまでも自サイトとリンク先の外部サイトとの関連性を断ち、ページ評価を受け渡さないために設定するものです。したがって、内部リンクに対しては設置する必要はありません。
自サイト内の特定のディレクトリ・ページへのクロールを拒否する場合はrobots.txtにdisallowという記述をします。
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nofollowの設定方法
nofollowの指定方法は、リンクの適用範囲によって以下のように方法が異なります。
特定のリンクに対して設定する方法
個別のリンクに対してnofollowを設定する場合は以下の赤字部分のように、nofollowを指定したいリンクのaタグ内にrel=”nofollow”を記述します。
<a href=”リンク先ページのURL” rel=”nofollow”>アンカーテキスト</a> |
ページ内の全てのリンクに対して設定する方法
ページ全体のリンクに対してnofollowを設定したい場合は、headタグのmetaタグ内にnofollowを記述します。
<meta name=”robots” content=”nofollow”> |
ugcとsponsoredについて
Googleは2019年より、nofollow属性をより進化させた属性として、ugc属性とsponsored属性を公表しました。
ugcとは
ugcはUser Generated Content(ユーザー作成コンテンツ)の略です。ugc属性はコメントやフォーラムの投稿など、ユーザーが作成して投稿するコンテンツのリンクに対して設定するためのもので、以下のように記述します。
<a href=”リンク先ページのURL” rel=”ugc”>アンカーテキスト</a> |
コメントやフォーラム投稿は、本来はサイトユーザーの利用満足度を高めるために使用されるものですが、スパマーによってしばしば悪用されることがあります。投稿欄に自サイトのリンクを意図的に貼り、被リンクによって自サイトのSEO評価を上げるサイト運用者が存在するのです。
このようなUGCの機能を悪用するスパマー向けの対策について、Googleが公式に注意喚起しているページがあります。気になる方は以下のページをご確認ください。
Google検索セントラル「サイトのスパムコメントへの対策方法」
sponsoredとは
sponsoredは広告リンクやアフィリエイトリンクなど、対価が発生して設定されているリンクに対して設置するものです。以下のように記述します。
<a href=”リンク先ページのURL” rel=”sponsored”>アンカーテキスト</a>
Googleは、何かしら金銭のやりとりがあってリンクを貼っている場合に、リンクプログラムとしてガイドライン違反とみなす場合があります。その場合、マイナス評価を受ける可能性があるため、「あくまで広告のためにリンクを貼ってますよ」とGoogleに示してあげる必要があるのです。
ugcとsponsoredへの変更は必須ではなく、あくまで推奨
ugc属性とsponsored属性の誕生により、Googleはnofollow属性の代替としてugc属性とsponsored属性を適切に使用することを推奨していますが、必須ではありません。
既存記事内のコードを修正する工数がさほど大きくない場合、Googleの推奨する方針に変えた方がよいですが、変更するための工数が大きい場合はugc属性とsponsored属性に変更せずnofollow属性のままにしても特に問題はありません。
参考:Google検索セントラル 「進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法」
nofollowが与えるSEO効果
nofollowは、自サイトのSEO効果を下げるリスクを回避するために設定するものです。したがって検索順位を上げるなど、直接的なSEO上のメリットを得ることは期待できません。
Googleはnofollowを付けない通常のリンクを設置している方が自然なサイトであると認識しやすく、自サイトの評価が高くなるとも示唆しています。
かつては「PageRankスカルプティング」という手法で、nofollowを活用しサイト内のクロール効率の最適化が図られていましたが、現在は無効となっています。
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nofollowを通常のサイト運営で使う場面は稀
nofollowを通常のサイト運営では、ほぼ使うことはないと思って問題ないです。ただし、ポータルサイトなどで、ユーザーが自主的に投稿できる機能があるメディアでは、使用が必要な場合があります。
ポータルサイトではnofollowを使う場面がある
グルメ系のポータルサイトとして、食べログを例に見てみましょう。
食べログには、ユーザーが飲食店に対して自由にコメントできる機能(UGC)があります。そのため、ユーザーが投稿欄に被リンク効果を目的として自サイトへのリンクを貼ることを、nofollowを設置することで抑制しています。
以下の赤枠を見てわかる通り、口コミ投稿欄のソースコードを見ると、外部サイトへのリンクにnofollowが入っていることがわかります。
このように、ポータルサイトのようにユーザーによってコンテンツが作成されるサイトは、nofollowを使用して、意図せずリンク効果を外部に渡すことを制御しているケースがあります。
nofollowについてよくある質問
nofollowと似たような言葉で混同される言葉があるので、以下でご紹介します。
- nofollowとnoindexの違いは?
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noindexはクローラーに対してインデックスを拒否する設定であり、nofollowはリンクをクロールさせない設定になります。
いずれもクローラーに対して指示やヒントを出すために使われますが、用途が全く異なります。
- norefereer、noopenerとの違いは?
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norefereerは参照元の情報を渡さないための属性値です。例えば、アフィリエイトサイトでnorefereerを設置した場合は、どのサイト経由から成果が発生したのかがわからなくなります。
noopenerはセキュリティ対策のためのもので、target=”_blank”がついた場合のセキュリティの脆弱性を対策した属性値となります。
nofollowは検索エンジンに対して、「リンク評価」を渡さないためのヒントとして使われるので、norefereerとnoopenerとはそもそも使用目的が違うのです。
nofollowを正しく理解して必要なシーンで使用しよう!
ここまで解説してきた通り、ユーザー投稿型のサイトを運営していない限り、通常のサイト運営においてnofollowが必要なケースは多くありません。さらに、通常のサイト運営において「nofollowを設定することでSEO効果がある」といったことはあまり期待できません。
また、広告やアフィリエイトなどのリンクにおいては現在はsponsored属性、UGC(ユーザー作成コンテンツ)にはugc属性が推奨されていることから、nofollowが必要なケースは今後少なくなるでしょう。
しかし、実際にサイト運営者が自サイトのnofollow属性を確認するとなった場合、「適切に設定できているのか?」や「これで本当によいのか?」と悩むことも多いと思います。特に、今回のnofollowのような内部SEOはソースコードを見る力も求められます。
弊社NYマーケティングではSEO歴14年のナレッジがあり、特にテクニカルな内部SEOを得意としています。無料で相談を承っておりますので、もしSEO対策でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
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