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オウンドメディア構築のメリット・デメリット、おすすめCMS・費用を解説

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自社サービスや商品の魅力を発信できるオウンドメディアは、集客に役立ち、サイトを資産化できるなどのメリットが豊富です。

この記事ではオウンドメディア構築に関して必要な情報(事前準備やおすすめのCMS、費用目安)を説明します。

オウンドメディアの構築方法や費用を理解し、集客・売上アップを目指しましょう。

この記事で分かること
・オウンドメディアで得られるメリット
・オウンドメディアを構築する際にやっておくべきこと
・オウンドメディアを自社で構築する方法と外注の場合の費用目安

こんな人におすすめの記事です
・オウンドメディアを構築したいが具体的に何をすべきかわからない人
・オウンドメディアを自社で構築する方法と注意点を知りたい人
・オウンドメディアを外注する際の費用を知りたい人

目次

オウンドメディアを構築するメリット・デメリット

オウンドメディアは、企業自らコンテンツを発信する自社サイトです。ユーザーの読みたい・知りたいコンテンツを発信し、検索からの流入を増やすのが主な目的です。

具体的なオウンドメディア構築におけるメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

オウンドメディアを構築するメリットは、主に以下の通りです。

  • 潜在顧客への自然なアプローチにつながりやすい
  • 広告費がかからず掲載期間の縛りもない
  • 自社サイトを資産化できる

ユーザー満足度の高いコンテンツは、検索エンジンから評価されて上位表示されやすく、ネット広告等ではアプローチしにくい潜在顧客への認知向上につながりやすいメリットがあります。

またオウンドメディアは、広告費がかからず掲載期間の縛りもないため、自社サービスや商品の魅力を少ないコストで発信し続けられます。

その結果広告のように一施策で終わりではなく、自社サイト自体を資産化しやすく、中長期的な集客が見込めます。

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デメリット

一方、オウンドメディアを構築するデメリットは次の2点が考えられます。

  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • 運用に手間や時間、費用がかかる

オウンドメディアは自然検索による流入によって顧客の認知を広げていくのが目的のため、広告のように即効性がある施策ではなく、成果が出るまでに一定の時間がかかります。

またオウンドメディアは構築しただけで終わりでなく、構築後の運用が重要です。運用には時間とコストがかかるため、社内で運用体制を整える必要があります。

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オウンドメディア構築を行う上での事前準備

オウンドメディアを運営しても、「アクセスが多い=運用成功」というわけではありません。

オウンドメディアを構築する際には欠かせない事前準備を、5つのポイント別にお伝えします。

メディアコンセプトの決定

オウンドメディア構築前に「発信したいコンテンツの内容」と「運用目的」などのメディアコンセプトを決めましょう。

メディアコンセプトには、オリジナリティが重要です。

例えば、不動産メディアなら「口コミが豊富」「地域に特化」など、同じテーマでも競合他社と差別化を図れるコンセプトを検討しましょう。

ペルソナ設定

ペルソナとは、商品やサービスの典型的なユーザー像のことです。ペルソナでは性別や年齢だけでなく、職業や悩みまで、人物像を細かく設定します。

ペルソナを設定することで、担当者間で認識を共有しやすく、効果的なメディア戦略策定につながりやすいメリットがあります。

KPI設定

オウンドメディア運用の最終的な目的(KGI)を達成するためにも、日常業務を進める際に達成度合いを具体的な数値で測定するKPI(重要業績評価指標)の設定が大切です。

KPIを設定することで、現時点でどのくらい目標に近づいているのかを判断でき、運用目的に基づいた正しい成果が計りやすくなります。

具体的なKPI設定では以下のような点を重視し、必要な項目を具体的に数値化しましょう。

  • 明確(例:顧客訪問件数・成約率など)
  • 測定可能(例:発注回数・販売数など)
  • 達成可能(例:1人あたりの販売数など)
  • 適切(例:目標と関連付けられる数値)
  • 期限を定める(例:週・月単位、四半期など)

構築方法の選定

オウンドメディアは自社で構築する方法と、制作会社等に依頼し外注する方法があります。自社で構築する場合は主にCMSを活用します。

自社で構築する場合と制作会社に依頼する場合は、以下のようにメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
自社・費用を安く抑えられる・思い立った時にすぐ始められる・自社でリソースを確保する必要がある
外注・自社への負担が少ない・プロに依頼できるため効果が見込めやすい・費用がかさみやすい・自社にノウハウが蓄積されにくい

費用や人員、オウンドメディア構築の目的に合わせて、適切な構築方法を決めましょう。

運用方法の決定

オウンドメディアでは、ユーザー目線のコンテンツを継続的に更新していく必要があるため、構築後の運用が重要です。

オウンドメディアの運用には、記事作成や取材、コンテンツ投稿、効果測定など、さまざまな手間がかかります。すべてを自社の人材で行えるのか、事前にしっかり検討しましょう。

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オウンドメディア構築におすすめのCMS6選

オウンドメディア構築におすすめのCMSを6つ紹介します。

【無料】WordPress

WordPressは全世界で3分の1のサイトが使用しており、ブログから大規模サイトまで、幅広いサイトが作れるCMSです。

元々制作会社のデザイナー向けに作られたプロ向けのCMSであることから、さまざまなプラグイン等が公開されており、拡張性・自由度が高いのが特徴です。

基本的に無料で利用できますが、有料プランを利用すれば、より柔軟なカスタマイズ・サービスを受けられます。

<有料プラン>

プラン価格
パーソナル月額 (年一括払い) / 500円
プレミアム月額 (年一括払い) / 900円
ビジネス月額 (年一括払い) / 2,900円
eコマース月額 (年一括払い) / 5,220円

参考:WordPress価格

【無料】Ameba Ownd

Ameba Owndは、アメブロで知られるサイバーエージェント社が提供するCMSです。直感的に選べる、100種類以上のデザインプレートが用意されています。

またBASEアカウントと連携すれば、ネットショップの運営も可能です。

サーバー・ドメイン代含め、すべて無料(プレミアムプランは月額税込960円〜)。操作はブログ投稿をするように簡単で、画像やフォントの詳細設定も可能です。

【無料】Tumblr

Tumblrは世界4億人以上のユーザーを誇る、アメリカ発祥のブログサービスで、CMSとしても活用されています。

文章・画像・動画・音声などのコンテンツを発信でき、おしゃれでスタイリッシュなオウンドメディアが作れます。

デザイン性の高さから「TIFFANY & Co.」「Kate Spade NEW YORK」などの企業が導入しています。

【有料】はてなブログMedia

はてなブログMediaは、はてなブログが企業向けに設計したCMSです。株式会社メルカリの「メルカン」や株式会社リクルートキャリアの「リクナビNEXTジャーナル」などのメディアで活用されています。

初心者でも迷わず操作しやすい設計で、はてな編集者のサポートを受けてコンテンツ作成ができるため、無理なくコンテンツ投稿が継続しやすいのが特徴です。

他にもはてなの各種サービスに記事が表示されるため、集客力にも定評があります。

<はてなブログMediaの費用>

・初期費用0円・月額77,000円〜(税込)※法人による「人材採用」を目的とした採用オウンドメディアの場合。費用はメディアのテーマや運用方法により変動あり。

【有料】Clipkit

Clipkitは本格的なWEBサイトを素早く構築でき、大手企業中心に700社以上の導入実績があるCMSです。

SaaS型のため、パソコンにインストールせずにオウンドメディアを構築できるのが特徴です。

ページデザインや記事編集も簡単に操作でき、サイトを自由にカスタマイズ可能です。

記事制作からオウンドメディア運用・分析まで一貫して管理でき、利便性が高いCMSです。

<Clipkitの費用>

・初期費用33,000円〜(税込)・月額11,000円〜(税込)※自社でのシンプルなオウンドメディア構築を目的とした「お手軽スタートプラン」の場合。費用はメディアのテーマや運用方法、月間PV数により変動あり。

【有料】ferret One

ferret Oneは、企業のWebマーケティングに関する問題解決に携わってきたベーシック社のノウハウをもとに設計された、BtoBマーケティングに特化したCMSです。

Webマーケティングで必要な機能(SEO対策やLP、メールマーケティング、アクセス解析)が備わっており、施策スタートから伴走サポートが受けられます。

サイトの編集は基本的にドラッグ&ドロップ操作と、ノーコードでオウンドメディアの構築が行えるため、プログラミング知識がない人でも行いやすいのが特徴です。

<ferret oneの費用>

・初期費用100,000円〜・月額100,000円〜※エントリープランの場合。月額はプランにより変動あり。

オウンドメディア構築・運用にかかる費用目安

オウンドメディア構築にかかる費用は、インハウス・外注に加えて、使用するCMSなどによって異なります。下記は目的別で見たオウンドメディア構築費の目安です。

目的費用目安
低コストに抑えたい0〜20万円
オリジナリティのあるオウンドメディアを構築したい20万円〜100万円
本格的かつ集客に強いオウンドメディアを構築したい100万円〜

オウンドメディアの構築・運用には、サーバー代やドメイン代をはじめ費用がかかります。それぞれの費用目安を確認しましょう。

サーバー代

構築したオウンドメディアのデータベースをアップするサーバーは、年額1万円ほどの費用がかかります。代表的なサーバーは、Xserverやさくらインターネットです。

ドメイン代

インターネット上の住所を表すドメインは、数百円〜数万円で取得できます。有名なドメインは、お名前.comやXserverドメインなどです。

CMS費

CMSの費用は、無料〜10万円ほどまで幅広く設定されています。自社のコンセプトに合う・運用スタイルに沿ったCMSを選びましょう。

CMS費用例

CMS費用
WordPress0円(有料テーマは別途費用)
はてなブログメディア・月額 / 77,000円〜
Clipkit・初期費用 / 30,000円・月額 / 10,000円〜
ferret one・初期費用 / 1,000,000円・月額 / 200,000円〜

運用費

オウンドメディア構築後の運用費は、外注する業務範囲によって変動します。ただし自社で運用する場合でも、専門性のある人材を確保する人件費が必要です。

オウンドメディアで継続的にコンテンツを配信する場合は、記事コンテンツ等を執筆するライター外注費等もかかります。

項目費用目安
コンテンツ制作費1万円前後(動画は10万円〜)
人件費数十万円
ライター外注費ライター初心者 / 1文字1円〜プロ・専門性のあるライター/ 1文字3円〜10円
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オウンドメディア構築を制作会社に依頼する際のポイント

ここまで、オウンドメディア構築のポイントや、費用について説明しました。

オウンドメディア構築は自社で行うと、手間と時間がかかるだけでなく、構築しても思うような結果が得られない場合があります。

そこで、特に初めてオウンドメディアを構築する場合は、SEOに知見があり、オウンドメディア構築の実績が豊富な制作会社に依頼することをおすすめします。

NYマーケティングでは、企業の成長に欠かせないWEBマーケティングをトータルサポートしています。オウンドメディアの構築からSEO対策を含めた運用までのご支援をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

中川裕貴のアバター 中川裕貴 1億PVの男

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NYマーケティング株式会社 代表取締役。
オトコなら誰でも知っている『ポケパラ』をつくった人。最大で月1億PVまでグロース。その後、NYマーケティング株式会社を創業。大規模サイトSEOが得意。YouTubeでは鬼マニアックなSEO情報を発信中。
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